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Posted by ブクログ 2021年08月15日
抜群に面白かったです。根強い人気でロングセラーとなった「ガリガリ君」で有名な赤城乳業成長の秘密を紐解くノンフィクションのビジネス書。著書は『見える化』で知られるベテランの経営コンサルタント遠藤功さん。その遠藤さんが、赤城乳業の前社長・井上秀樹さんの言葉「言える化」にこそ同社躍進の核心と考え、タイトル...続きを読むになりました。
文庫版は、2013年に刊行された単行本から5年後、社長が代替わりしながらも成長を続ける今についても触れながら、取材当時と変わったところ・変わらないところに言及していて一層興味深い内容になりました。
Posted by ブクログ 2020年09月19日
「見える化」「現場力」の遠藤功が「言える化」をキーワードにガリガリ君の赤城乳業を紐解いた一冊。
日本にいる時は冷凍庫に必ず4~5本はガリガリ君が入っているほどのファンなので、表紙のイラストを見てジャケ買いした一冊ではあるものの、「強小カンパニー」である赤城乳業って面白い会社だなとも思った。
あのコン...続きを読むポタの裏側も興味深かった。
Posted by ブクログ 2020年07月17日
これは企業の、経営術を学ぶにはとても良い本
どうしたら風通しの良い会社にできるのか、経営者とはどうあるべきか、などなどの具体例が散りばめられてます
言える化や遊び心のある社風は一朝一夕に作れるものではありません
口で言うだけでは伝わりません 社員に、特に若手に責任を持たせて何をさせるかで成長を促す
...続きを読む簡単にできることではありません
Posted by ブクログ 2021年04月04日
ガリガリくん(赤城乳業)は若手に責任を与えてしっかり成長させていく会社であるとわかった。
4Sではなく5S、もう一つのSは礼儀正しさやモラルといった「しつけ」のS
失敗に罰を与えることで引きづらずに次に進ませる
「ゆるさ」は決して「甘さ」ではない。挑戦や失敗には寛容だが、手抜きや物真似は許さない。
...続きを読む
タイトルにもあるように積極的に若手が意見をし上司が背中を押す。チームという言葉が似合う
Posted by ブクログ 2020年09月06日
【再読】久しぶりに再読してみた、社内教育のしくみや組織構築の考え方がITベンチャーに似ていると再認識。赤城乳業のサイトをチラっと見たらコロナ渦の今年も、ガリガリ君のコラボがズラっと並んでいて、勢いはまだまだ止まらなさそうに思えた。
Posted by ブクログ 2019年10月29日
おすすめ。面白い。綿密にかつ長期的に取材して書いているせいか、わかりやすい形でビジネス成功事例を表現している。真似できないから公開していると言える独特の経営手腕が惜しみなく書かれている。さらに興味をもつことになる。(食べたくはならなかった。)
Posted by ブクログ 2024年02月05日
目新しいもの、ヒット作などを繰り出すには社歴関係なくチャレンジさせることが裏側にはあったのかと。
プロジェクトに取り組む人がなんとかして成功させようと、やり切る姿勢が素晴らしい。
Posted by ブクログ 2023年02月01日
ガリガリ君で知られる赤城乳業の本。マーケティングや経営の実例みたいな紹介をされている。
特徴的な社風として、役職に関係無くモノが言える「言える化」と、それを支える「聞ける化」があるようだ。
また、縦割りの組織はありつつも、横串の委員会方式(プロジェクト)を中心に意思決定されているのが実践的なところか...続きを読む。
歴代ガリガリ君を並べた巻頭の写真が楽しい。白いサワー再発売してくれないかな。
Posted by ブクログ 2022年06月11日
遠藤公主の著者に引っ張られて読んだ本。
前半はガリガリ君の赤城乳業がすごいと言うストーリー。ただ中盤以降は社風やその雰囲気について、触れていく。タイトルにあるような言える化と言う言葉は、今の流行り言葉に置き換えると、心理的安全性だと思う。
いかにして現場の日を回していく人の意見や考えを吸い上げて...続きを読む、実際に反映させるか、あるいはそのまま現場で回させるか、といった風土がこの会社の特徴なんだと思う。
大企業ではないけれども、いいとこ取りのような、悪いとこ取りのような、不思議なバランス。
Posted by ブクログ 2022年01月29日
あのガリガリ君に何の秘密があるんやろ?
そんな疑問と、話のネタになりそうな期待から。
その人気の秘密は‥
「言える化」と「あそびごごろ」の風土。
失敗を恐れず、なんでも言える仕組み。
だからこそ突拍子もないアイデアが生まれ話題になり人気となる。
ガリガリ君にさらに愛着が。
ちなみに初代ガリ...続きを読むガリ君は中3だったとは!?
Posted by ブクログ 2021年01月01日
言わずと知れた「ガリガリ君」の会社だが、はじめの数ページを読んだ限りにおいては、古くからの日本的な企業という感じがした。
だが読み進めていくと、マーケティング・リサーチはきっちりやっているし、工場の品質管理は製薬会社並であるという。
さらに、何事にも挑戦していく姿勢は、さながらアメリカのベンチャ...続きを読むーのようである。
つまり、赤城乳業は伝統的な日本的企業でありながら、ベンチャー精神に富み、さらにはサイエンスの要素もあるという、さまざまな顔を持つ企業であるというのが、本書からのイメージだ。
一方で、「ガリガリ君」以外に強いブランドはあるかというと、必ずしもそうではない。ここは課題だろう。
Posted by ブクログ 2020年12月31日
ガリガリ君の会社?と少し気になり購入。
読みやすく一気に読み切ったものの、何ヵ所かツッコミたくなる内容でした。
若手が役員にももの言える環境とあったが、会議では結局発言しやすいように役員が退席していたり、巻末には実際言えない部分も残っており、本書で言える化が明確に書かれた事で目指すところとして定着し...続きを読むた、というような記載があった。
また、失敗を恐れないよう人事考課と切り分ける仕組みとあるが、失敗は審議され過失があればペナルティの罰金を課せられるという。
チャレンジしても失敗したらペナルティ食らうやん、とシンプルに思ったけど、よく考えれば数千万の損失や、本文に記載あった1億円のような損失を出しても、数万だけのペナルティというのは素晴らしく寛容なのかもしれない。
とにかく若手の起用や、成長の機会を与える会社なのだということは、本書を通してよくわかった。
読み終わって、何だか無性にガリガリ君を食べたくなった。
Posted by ブクログ 2019年09月29日
赤城しぐれに次ぐ商品として1981年発売。
当初はかき氷を固めただけ。崩れてしまうクレーム。
金型に液を入れて外側だけ固まった状態で、液状の中味を抜き取る。
そこにカキ氷を充填する。
2000年に1億本突破。
「言える化」「聞ける化」強小企業
定例会議は役員は最初の一言だけで退出。
Posted by ブクログ 2019年06月29日
ガリガリ君でお馴染みの赤城乳業について、色々な角度から会社の躍進の秘密を取材したものを本にまとめた的なやつ。
社員の上下関係関係なく、仕事を色々任せてみたり、ジョブローテーションで経験や責任を持って仕事に取り組んでもらったり、社長自らが朝早く起きて社員へあいさつ運動している…と言うような内容も見られ...続きを読むた。
会社の中では、たしかに色々な工夫を凝らして新商品を開発したり、その商品開発の裏には社員の人の試行錯誤があったりするのだと思う。
これまでに発売された赤城乳業の商品についての紆余曲折の話や、現在会社の中心となっている人のエピソードはとても面白いし赤城乳業ってユーモアのある会社なんだなあと言うのが本を読む限りとてもよく伝わってくる。
どうしても働いている人間からすると、本に書いてあるような綺麗な部分だけではなく、会社という組織には絶対どこかに歪みがあるのでは?と考えてしまう。赤城乳業がそうした歪みにはどのように対応しながら売り上げを伸ばしているのかとても気になる。