遠藤功のレビュー一覧

  • 経営戦略の教科書
     経営戦略の基本をびっくりするくらい簡単に解説しています。

     理論の解説とともに具体例も章の終わりに書いてあるので、理解が深まります。

     早稲田大学の講義を書籍化ものですが、学生満足度No.1というのも納得。入門書としてこれほど良い本はないんじゃないでしょうか。

     学生はもちろん新入社員にもぴ...続きを読む
  • 『未来のスケッチ』 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
    どん底から這い上がって、大成功した旭山動物園の成功要因を経営などの視点から考察しています。

    旭山動物園の場所は、上野動物園とかと比べたら遥かに悪く、市の職員が運営しているので、給料もそんなに上がらない。さらに北海道は人口が少ない。
    こんな劣悪な状況の中で、大成功出来るのか。そこには当時の園長が曲げ...続きを読む
  • 現場力を鍛える―「強い現場」をつくる7つの条件
    戦略の「実効性」とは「適社性」「納得性」という二つの要素で構成されている。つまりは、自社の「持ち味」にマッチしており、「経営のトップから現場に至るまでの全員が理解し、共感する『腹に落ちる』競争戦略となっていること」が有効な戦略の条件であると筆者は主張する。

    「腹に落として」理解してもらうためには、...続きを読む
  • プレミアム戦略
    なぜ日本でプレミアムブランドがうまく成長しないのか。現状の規模を追い求める生産スタイルでは、なかなか難しい。日本には中産階級が多いことにも起因するだろうが、日本にも成功している老舗等を参考に、今後の成長に期待したい。おもしろかった。
  • 経営戦略の教科書
    経営戦略論ではなく経営戦略を教えてくれる本だと筆者は言っていますが、実際に大学で受講している経営の授業とは異なり、一章につき一つのケーススタディを載せてくれていて楽しく読めた。基本をさらっと学ぶことができたので満足です。
  • 見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み
    いつ何をどのように「見せる」べきなのか?

    を吟味した上でデジタルとアナログを使い分けながら「見える」化

    を行う。

    「見える化」の究極の目的は、「犯人探し」ではなく、「見える化」から、「気づき」⇒「思考」⇒「対話」⇒「行動」が自発的に誘発される組織及び育むことに集約される。
  • 『未来のスケッチ』 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
    ■厳しいときだからこそ「旗」を立てる。
    思い描けないものは、どうやっても実現不可能。たとえそのときには絵空事でも、夢を語り、描くことは、理想を実現する第一歩である。
    そして、思いを形にするときは、文章や言葉で表現するより、できれば絵やイラストとして残す。
    言葉は抽象的で意味がぼやけることがあるが、絵...続きを読む
  • 日本企業にいま大切なこと
    グローバル化で否定されてきた日本型の経営だが、今こそ日本型プラクティカルウィズダムに基づく経営が必要で、これこそが生き残る道なのだ。
  • 日本企業にいま大切なこと
    最近出たばかりの本で事例も新しい話題も多く、内容的にも大変有意義な本ではないかと感じました。
    「アメリカ型」はもはや古い、情緒的、非効率、ガラパゴスなどなど「だから世界では戦えない」と指弾された日本企業ですが、むしろ今となれば、それが強みであり、「共同体の善」「現場の暗黙知」といった日本の「当たり前...続きを読む
  • 現場力を鍛える―「強い現場」をつくる7つの条件
    友人の薦めもあり購入。

    外資系コンサルの社長の著書なのですが、珍しく製造業出身のコンサルタントの本です。

    今まで自分が現場の人と関わってきて、いろいろと考えてきた事や分からなかったことが一冊に詰まってきました。

    特に、最初の章で描かれている現場を頂点とした逆ピラミッドの解説は言われてみれ...続きを読む
  • 現場力復権―現場力を「計画」で終わらせないために
    出たのはリーマンショック後ですが、ちょうど景気が悪くなるころに書かれた1冊。

    遠藤さんと言えば現場力、見える化と言うことで、この本でもこの2点については詳しく書かれています。
    そしてなぜ大事と分かっているのに定着しないのかが分析されています。
    「固定費を変動費化せよ!」のまやかし など製造業...続きを読む
  • ねばちっこい経営―粘り強い「人と組織」をつくる技術
    「現場力を鍛える」「見える化」の続編。この2冊に加えこの「ねばちっこい経営」で一気に遠藤功さんのファンになってしまいました。

    外資系コンサルのトップには珍しいメーカー出身の著者は現場力をとても大切にしています。
    この本ではその鍛えた現場を活かす粘り強さについて書かれています。
    といっても、他...続きを読む
  • 見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み
    製造業では現場だけではなく、スタッフに対しても何かと「見える化しろ!」との指示が飛びます。

    そして、その多くは見える化するための環境を整えるだけで終わっている事が多いのも事実です。

    この本ではそんな見える化の本来あるべき姿を教えてくれます。
    30を超える事例は製造業のみならず多くの職場に参...続きを読む
  • 『未来のスケッチ』 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
    動物園嫌いなわたしが、旭山動物園に行った時のあの感動。ついお土産を買いすぎてしまう感じ。あれは何なのか?どこからきているのか?「旭山動物園は、経営の面からも勉強になる」というお話を聞き、その秘訣が知りたくてたどり着いた一冊。
    ・個を生かす人材育成の考え方
    ・リーダーのあり方
    ・時代の変化と、ゆずれな...続きを読む
  • 『未来のスケッチ』 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
    一番苦しいときでも信念を曲げることなく、徹底的に自分たちで創り上げていった姿勢。何でも自分でやる姿勢には感動した。

    タイトルどおりこの動物園のドラマには組織、管理、リーダー、やる気、現場力など経営に必要なエッセンスが盛り込まれていてとてもよかった。

    串団子という考え方は面白かった。大きい、小さい...続きを読む
  • プレミアム戦略
    08028


    「プレミアム」とは何か?
    「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いは何か?
    感覚的には分かる人は多いと思う。


    現在の日本は、消費が二極化され、格差社会となっている。
    これまでは、「中」を求める消費者が多かったのに対し、
    100円ショップなどで「下(やや下)」を求める消費者...続きを読む
  • 見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み
    現場が自律的に問題を解決するようになるための仕組みづくりが「見える化」である。そのために、現場があるべき像を認識し、現実とのギャップを「問題」として認識する。そして、この問題が目に飛び込んでくるような仕組みを整備し、上司や本部に言われずとも問題の真相を究明し、問題解決にあたるようにする。問題が解決さ...続きを読む
  • 課長力 逆境を突破する6つの力
    会社の業績が振るわない中で如何にして突破力のある課長を作るかが語られている。課長の仕事は「こなす」「さばく」だけではない、大事なのは「突破する」こと。業績の悪化を上役や制度のせいにせず、小さな気づきから得たプランを説得力のあるものに育てていく。どんなものにも壁が立ちはだかるので、あきらめずに粘り強く...続きを読む
  • 課長力 逆境を突破する6つの力
    逆境を突破する6つの力として、
    1.観察する力 2.跳ぶ力 3.伝える力 4.はみ出る力 5.束ねる力 6.粘る力 が必要で、それを、6人の実在する課長に登場してもらい、リアルに伝えている。
    「組織の体温」はミドルが決める!と遠藤功先生の熱気が伝わる。
      吹野
  • 『未来のスケッチ』 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
    私の勤める製造業の現場にもとてもよく当てはまる示唆に富む内容だった。
    個人的には以下の3点が参考になった。
    ・新しい価値の種はいつも個人から生まれる
    ・旭山動物園の成功は「串団子(信念と個の力)」が鍵
    ・差別化は現場の創意工夫の積み重ね(ソフト力)から生まれる