宮城谷昌光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいよいよ最終巻。
本当に読み終わるのが惜しかった。そして読み終えた今は、とても寂しい。
このどっしり三冊、充実してます。
結局復讐だけではないんですよ。
誰かを助けたいとか、不平等のない世界にしたいとか、そのために旧弊はいらぬと、だから(恨みもあるせよ)王を倒さなくてはならなかった。
つ、続きほしい…!
斉に封ぜられた太公望のその後が知りたい…。(宮城谷さんの語りで)
下巻で登場して一気に私の心を奪った召公セキ。(漢字でない…)
太公望より一回りぐらい若い(設定の)ようですが、とても男気があってかっこいいのです。さすが。
さて牧野の戦いで周が商を破り、天下を獲ると、すぐに武王が崩御してしま -
購入済み
最高の冒険譚です!
中国戦国時代の名宰相、孟嘗君こと田文の数奇な誕生秘話から始まる歴史小説とは思えない数々の冒険の物語。
仁義に篤い大商人 白圭、始皇帝の秦の基礎を作った商鞅や、孫氏と一人である兵法家の孫ピンをはじめ、この時代を彩る数々の偉人を鮮やかに物語に登場させ、田文と一緒に冒険させるなんて…驚きの展開です!!
田文は旅する宰相、中華を愛する名君です。
広い中国をノビノビと駆け回る田文のお話は、
宮城谷さんの小説のなかでもイチオシです! -
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宮城谷さんは長編もいいけど短編も面白い。
春秋、戦国、に続く名臣列伝シリーズの第3弾。
項羽と劉邦の時代に活躍した名臣達10人が紹介されている。
10人紹介されているうち、漢の臣が6人を占めるのは結果的に漢が天下を取ったのと無関係ではないと思う。それだけ有能で魅力的な人たちが集まってから放蕩無頼な劉邦が天下を取れたのだろうから。
個人的に好きなのは張良と蕭何。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだ時からのイメージに引きづられてるのかな。
ところで、項羽と劉邦、とかたやあざな呼び、かたや諱呼びで呼びならわされているのはなんでなんだろう。
項羽の名前は籍だし、劉邦のあざなは季だから、「項籍と劉邦」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に読んだことがあったけど、また読みたくなって再読。
夏王朝を妥当し、商(殷)王朝を樹立した功臣、伊尹のお話。
ようやく実在が明らかになってきた夏王朝を舞台に据えた日本の小説は、おそらく本書が最初じゃあるまいか。
史料も少なかったろうに、よくぞここまで物語を構築できたなあ、と脱帽。
史実なんぞわかりっこないのだから、あくまで読み物として楽しむべきなのだけど、はるかな古代の生活観に触れた気になれるという点で、貴重な本なんじゃないかなあと思う。
あらすじは割愛するけど、語られる素朴な生活観・倫理観が非常に力強い。
「政治とはどうあるべきか」的な為政者の観点だけじゃないところから描か