宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 三国志 第一巻

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    初めての三国志。
    ゲームやドラマ、マンガでは見たことはあれど、読み物としてはこれが初。(うろ覚えの吉川三国志は不参入)
    まさかの曹騰から始まる物語と宮城谷さんの細やかな解説に、今まで軽くしか理解していなかった王朝事情が身近なものに感じられ瞬く間に読み終えられる。
    四知、から始まる書き出しも大変印象的。

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    2022年07月15日
  • 中国古典の言行録

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    めちゃくちゃ良書。
    ・中国人が千年かかって築いてきた知恵には動かし難い道理がある
    ・人間が信用してもらうには言行一致しかない

    水になりたい

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    2022年06月26日
  • 三国志 第一巻

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    ネタバレ

    読む前はちょっと腰が引けていました。
    宮城谷昌光だからなー。
    史実に基づいたエピソードが、多少時系列を前後させながら淡々と書かれているんだろうなー。
    難しくなきゃいいけれど、ま、三国志だし、なんとかなるか。

    いや、もう、面白かったのなんのって、久しぶりに手を引っ張られる勢いで物語世界に引きずり込まれました。
    普通の三国志は、人心がすさみ食べる物にも事欠くような世の中で黄巾の乱が起こり、それを憂いた劉備と関羽と張飛が桃の木の下で兄弟の契りを結ぶところから始まるのですが、この本は違う。
    「四知」から始まります。

    「四知」とは「天知る。知知る、我知る、子(なんじ)知る」のことで、誰にもバレないだ

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    2022年02月16日
  • 子産(下)

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    ネタバレ

    上巻の前半は、ちょっと読みづらく感じてしまった。しかし子産という人を描くのに、父親の子国という存在は省略できないのだなと、読み進めていくうちに著者の思いをじっくりと味わうことができて、素晴らしい作品だった。もっと春秋時代の理解を深めて再読したい。日本の政治家にも読んでほしい。
    巻末の解説も良かった。

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    2022年02月12日
  • 楽毅(四)

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    面白い!じっくりと読みたかったのに一気読みしてしまった。楽毅は勿論、「孟嘗君」のその後も描かれている。孟嘗君を先に読んだ方が、より楽しめる。

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    2022年02月18日
  • 楽毅(三)

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    ネタバレ

    王の兄弟がいると争いになりがち。その点からするとオスマン帝国で行われていたの王の兄弟殺しは合理的な方法ですね

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    2022年02月01日
  • 孟嘗君(5)

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    自分に全く馴染みのない戦国時代の話だったが、文章が非常に読みやすく、一気読み。
    難しい読みの名前や地名に、必ずページの最初に出てくる難読漢字にはルビが振ってるのが親切。

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    2022年01月29日
  • 王家の風日

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    この時代、紂王や妲己、太公望などの有名人物が多くいるのにもかかわらず、萁子を主人公にした作品。
    個人的には、「天空の舟」のあとに読むのがオススメ。

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    2022年01月10日
  • 晏子(一)

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    晏子の言行録から得られる人となりを、まごころを通じて体現した小説。宋の公子として生まれたために亡命を余儀なくされた晏子。斉では不遇であったが戦略眼で国難に立ち向かう、といったところでしょう。ここでいう晏子は晏弱です。宋は殷の子孫なので子弱、晏に領地をもらったため晏氏となりました。全てを失った男の決死の覚悟が突き動かしたものは!?

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    2022年01月01日
  • 楽毅(四)

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    ネタバレ

    武霊君が亡くなったのちに、趙での仕官のみちながなくなり魏にて法家について学ぶ。孔子の言葉、学問をするものは童心のような純粋さをもって師に学ばなければその深奥に触れることができない、という言がよかった。
     また法家を学んでいる際の修めるべきところを修め、棄てるべきところを捨てていると評されたことも上に立つ者の学び方だと感じた。
    楽毅が魏の使者として、燕に向かう途中で趙の奉陽君に面会した際、奉陽君が楽毅の器を見抜けなかったことも興味深い。この時代魏から、燕は1000里の距離があるが、孟嘗君や魏王の臣下にそのような使いができないものがいないはずがなく、それでも楽毅が任命されている背景に思いを至らせれ

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    2021年12月13日
  • 楽毅(二)

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    ネタバレ

    いよいよ中山が国として危うくなってきている。王に才覚がないので、楽毅への暗殺が画策されるなどし、楽毅自身は、中山への愛着が薄くなっていく。
    昔陽の守城戦の準備では、寝ていてもどこが危ういなど気づきがあれば、それをすぐさま対応し、戦いに備える姿など重要だと感じた。
    また、『雲従龍、風従虎』という易経の言葉が学びがあった。”相似た性質を持った者どうしが互いに求め合う。 りっぱな君主のもとにはすぐれた臣下が現れるということのたとえ。”らしい。

    有名な”先ず隗より始めよ”のシーンの背景が描かれており、勉強になる。
    そこまで優秀ではない隗を厚遇することで、それよりも優秀な臣下が仕えに来るという助言であ

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    2021年12月05日
  • 晏子(四)

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    ネタバレ

    晏子の4巻を通じて登場する崔杼が没落するところに関する晏纓の論が興味深かった。荘公への憎しみが深いほど手厚く葬り、自身の幻影を見せれば、死ぬことはなかっただろう、ということである。それだけ荘公への憎しみが深かったということであれば、そのために崔杼は死んだということだ。ここに、学びがあった。強い憎しみだけで行動してはいけない。
    季札から晏纓への助言も興味深い。危ういバランスをとっている閣内において、職位を返上し距離をとることで、政争に巻き込まれないようにアドバイスしている。これは非常に重要なことだと感じた。正道のない嵐が巻き起こっているときは、距離を置くのが吉と出る。
    あとは、和と同の話か。

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    2021年12月01日
  • 三国志入門

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    字を読むだけじゃ、中々全体像が掴めなかったが、諸葛亮やら曹操やら、聞いたことのあるワードも中には出てきたので、あとは、買ってある漫画版で知識を深めたいと思う。

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    2021年12月01日
  • 晏子(三)

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    ようやく晏嬰の物語が始まった。礼が重んじられた春秋時代において、自分の礼に則った行いがどのように大衆や諸国に支持されるのかを理解しているのだと感じた。決して勇名をはせることを目的としているわけではないが、そのように支持を得られているからこそ、時の宰相や国王を勇めたとしても、無事であったのだろうと思った。礼をつくしているからこそ、さらにおおきな活動ができているのだと物事の連なりを感じる。最終巻も楽しみ。

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    2021年11月28日
  • 三国志入門

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    正史やそれに類する史書によれば、曹操はもちろん、董卓・孫堅・公孫瓚・劉備はみな豪腕で、紛れもなく動乱期の英傑なんだなとわかります。大人になって改めて三国志に触れると、子供の頃はわからなかった群雄たちの凄さに気付く、という感じでしょうか。その気付きのきっかけを与えてくれる本だと思います。

    特に劉備は、根拠地を失おうが部下を見捨てようが慕われ続けるという、群雄の中でも飛び抜けて不思議な人物です。結局皇帝として自分の国を建国するわけですから、現代だったらとんでもない存在でしょう。
    逆に曹操は、官渡で勝利するまで苦境に見舞われ続けたのに、実力や人材の力で乗り切った強烈なリーダーシップの持ち主です。漢

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    2021年10月31日
  • 沈黙の王

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    宮城谷昌光『沈黙の王』
    伝説の夏王朝や、商(殷)、周、そして春秋時代の晋の王や名臣を題材にした短編集。
    表題作の『沈黙の王』は現在の漢字に連なる、中国最初の文字を創った王の物語。他にも、弓矢を創った者やそれに対抗して盾を創った者の話など、どの短編も非常に満足のいくものでした。
    夏王朝の話で登場した人物の名前が晋代の会話の中で出てくるなど、歴史小説ならではの時代を超えた人々の歴史の紡ぎ合いを垣間見ることができます。

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    2021年09月16日
  • 孟夏の太陽

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    ネタバレ

    やはり読みやすく面白い.

    春秋時代の晋の重耳に仕えた趙衰とその子孫(趙盾,趙朔,趙武,趙鞅,無恤)の物語.趙朔編の最後,公孫杵臼と程嬰の恩返しで涙.

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    2021年08月21日
  • 介子推

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    介子推。

    宮城谷さんの小説『重耳』を読まなければ、その名前すら知らず、興味を持たなかった。

    権力欲とは別の場所にいて、そして、賢母の助力もありながら、神になった人物。

    「人から何かを得ようとするのであれば、その人にまず与えなければなりません。救ってもらいたいなら、まず救ってあげることです。」

    「竜は天にのぼらんと欲し、五蛇は輔をなす。竜はすでに雲にのぼり、四蛇はおのおの宇にはいるも、一蛇は独り怨み、ついに処るところをみず」

    幾多の困難とその功績は史書の中には詳しく記載されてないという。
    しかし、晋の文公が介子推に対する、行動が民の心を打ち続けたのだろうと感じた。

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    2021年08月06日
  • 重耳(下)

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    晋の文公。

    春秋五覇の1人であり、斉の桓公と並び称される明君とされている。

    しかし、その半生は流浪の身であり、辛苦を味わい続けた人物であった。

    上巻では、文公の祖父、称が主人公。
    じっと待ち、好機と見れば、それをものにする。
    諡の武公に恥じない明君であると感じた。

    中巻では、称が死に、晋の混乱期が現出する。
    やはり、明君のあとの君主は苦労するのだろう。
    王朝や、政権が安定するのは、創業者の次の代が安定するか否かであることを示してくれているのではないだろうか?

    下巻は、重耳が文公となり、覇者への道を歩んだ。
    下巻は、文書が軽やかで一気に読んでしまった。

    古代中国史は礼節に始まり、その

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    2021年07月16日
  • 三国志入門

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    ◎入門とあるが、なかなかいろんなことがわかります。わたしは宮城谷先生の本は読んだことありますが、けっこう難しいと感じました。この本は読みやすい。

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    2021年06月29日