宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 晏子(二)

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    感想は最終巻にまとめたい。

    晏弱の機転と人柄の細かさ
    晏嬰の成長。

    姜斉の行末はどうなるか。
    晏弱の死はこれからどうなるなか。

    ますます期待したい。

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    2021年01月02日
  • 晏子(一)

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    全体の感想は最終巻に記載したい。

    だが、流れるような言葉と描写は流石と感じた。

    第二巻も期待して読みたい。

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    2021年01月02日
  • 孟嘗君(3)

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    ここまで主人公である田文の影が薄かったが、半分終わった頃にしてやっとメインに。
    ちょっと、成長の度合いといい、大物風な存在感といい、やや唐突感がありありだが、まあ主人公だから仕方がないか、という感じ。
    孫子の活躍が、また痛快!

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    2020年12月03日
  • 孟嘗君(2)

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    風洪を中心に各国の駆け引きなども絡み、展開が早く面白い。
    身近な話から、国同士の駆け引き、勧善懲悪的要素も含まれているので、先が気になり一気に読みすすめてしまう。

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    2020年10月14日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 上

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    <上下巻を通してのレビュー>

    商の湯王を補け、夏王朝から商王朝への革命をみちびいた稀代の名宰相伊尹の生涯と、古代中国の歴史の流れを生き生きと描いた長編小説。
    桑の木のおかげで水死をまぬがれた《奇跡の孤児》伊尹は、有莘氏の料理人となり、不思議な能力を発揮、夏王桀の挙兵で危殆に瀬した有莘氏を救うため、乾坤一擲の奇策を講じる。


    舞台は夏王朝末期。
    桑の木のおかげで生き延びた摯(後の伊尹)を中心とした話です。
    生まれながらに不思議な運命を背負って生きてきた摯がいるところ、必ず福が訪れるという・・・・・その背景には摯の能力を認め、身分を超えて優しく接し教授してくれる人々がいて、そして、自分に驕らな

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    2020年11月14日
  • 楽毅(一)

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    <文庫全4巻を通してのレビュー>

    古代中国の戦国期、「戦国七雄」にも数えられぬ小国、中山国宰相の嫡子として生まれた楽毅は、栄華を誇る大国・斉の都で己に問う。
    人が見事に生きるとは、どういうことかと。
    諸子百家の気風に魅せられ、斉の都に学んだ青年を祖国で待ち受けていたのは、国家存立を脅かす愚昧な君主による危うい舵取りと、隣国・趙の執拗な侵略だった。
    才知と矜持をかけ、若き楽毅は祖国の救済を模索する。


    楽毅は戦国時代の小国:中山国の宰相の嫡子であり有能な武将。
    若い頃は斉の臨淄で孫子の兵法などを学び、人が溢れている雑踏の中で「人が見事に生きるのはなんと難しいことか」と考える。
    孟嘗君を尊敬し

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    2021年01月04日
  • 合本 三国志【文春e-Books】

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    宮城谷作品は、読了感のさわやかな作品が多くよく読んでいまが、この作品は、一味違う作品に仕上がっていると思います。宮城谷三国志は、後漢から始まり孔明死後の世界までに及んでいます。

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    2020年09月25日
  • 草原の風(上)

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    後漢の創始者、光武帝こと劉秀を描いた歴史小説。

    劉秀は、不思議の人だ。
    郷里ではひたすら農業に従事する(但し、めちゃくちゃ農業の才能があった)、大人しく真面目な青年であったと記録される。都に留学し、歴史書である「尚書」を修めはする。
    それだけの来歴を見ると、この人物が、挙兵してから大きな苦境は一度きりで、あれよあれよと勢力を拡大し皇帝位に登り詰めたのは不思議の一言である。
    特に解せないのが、尋常でない戦上手ぶりである。

    その不思議の人、劉秀とはいったい何者か。これに真正面から著者が取り組んだ作品と言える。

    作品で描かれる劉秀の一番の長所は、何と言っても人の心に通じていることであろうか。

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    2020年09月19日
  • 春秋の色

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    気軽に読みやすい

    宮城谷さんと言えば緻密な構成と歴史と漢字文化の厚さが魅力だと思います。それに対し、この作品は気軽で読みやすく、宮城谷さんとコーヒーブレイクしているような気分で読み進むことができます。

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    2020年07月10日
  • 孟嘗君(2)

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    めちゃたのしい。書いてて混乱しないのかな。
    あの時の人たちー!がたくさん出てくる。3巻への期待高まる。
    司馬遼太郎もだけど、こういう身体がうずうずしてくる作品は一気に読んじゃうな。

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    2020年05月08日
  • 三国志 第六巻

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    赤壁の戦いが淡々と書かれている。宮城谷にかかっては、諸葛亮も魔術師ではなく、堅実なる軍師。
    魯粛は、横山三国志では、オロオロとばかりしているが、この巻では、非常に頼りになる志士である。
    呂蒙、甘寧など、呉の武将の安定さが際立つ巻であった。

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    2020年05月05日
  • 歴史を応用する力

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    ご本人曰く、人気のない中国歴史小説を書き続けられている意義を理解するのに、非常にポイントを押さえた文庫です。
    中国の紀元前時代、どんな人物が国家を引っ張っていったのか、またその時代の歴史が現代に与える教訓とは。
    なかでも、最後に収録された「文学と歴史のあいだ」という項目は非常に読み応えあります。

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    2020年04月29日
  • 草原の風(上中下合本)

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    「徳」というものを知った話でし

    「徳」というものが如何に人にとって大切かを知った話でした。
    気持ち良い内容で良かったです。

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    2020年02月17日
  • 孟嘗君(4)

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    いよいよ田文の実力があきらかになってくるが、彼自身は、洛巴を探し求める。そうしている中、田文は、白圭の計略にはまり、また、思いがけないオファーが入り、彼の運命が動き出す。
    3巻に続き、この4巻も中国歴史の名言が記載されている。これについても楽しみにしてほしい。

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    2020年02月01日
  • 孟嘗君(1)

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    孟嘗君が赤子から生まれてくるところからのストーリー。最初からストーリーの展開が二転三転して、中国古代の歴史背景はもちろんストーリーがめちゃくちゃおもしろい。主な登場人物が春秋時代をつくっていくのだろうが、どう時代が彩られていくのか?次巻以降がとても楽しみになる一巻でした。

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    2020年01月30日
  • 孟夏の太陽

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    ネタバレ

    中国の春秋時代。大国・晋に仕え、後に戦国七雄のひとつとなる趙の礎を築いた、趙氏一族の物語。
    決して順風満帆とはいかず、むしろ滅亡の危機に何度もさらされながら、家臣に、友人に、周りの様々な人たちに支えられ、逞しく生き延びていく。
    まるで異なる性格の一族たちが、複雑な人間模様に、刻一刻と変化する状況に晒されながら生きていく姿に、最後まで目が離せない。

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    2020年01月01日
  • 孟嘗君(3)

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    白圭に代わって田文が主役になる。この田文のスタートストーリーを読み進む程、晏嬰のストーリーを思い出す。どちらも、人を惹きつける魅力がある。この後のストーリーが楽しみ。

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    2019年12月29日
  • 孟嘗君(2)

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    この小説は、斉の田文が主役であるが、前半は田文の育ての親である風洪の物語。第二巻は、風洪から白圭へ名前が変わり、武士から商人になる。この巻は、次巻以降で起こる事への布石が沢山あり、まるで探偵小説のよう。

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    2019年12月05日
  • 呉越春秋 湖底の城 八

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    第9巻を早く見たい。配信はいつですか?

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    2019年09月16日
  • 沈黙の王

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    黙せる王は、苦難のすえ万世不変の言葉、すなわち文字を得る。
    古代中国で初めて文字を創造した商の高宗武丁を描く表題作。
    夏王朝初期、天下覇業の男達の権謀術数を記す「地中の火」。周王朝の興亡をたどる「妖異記」「豊饒の門」など。美姫の姿も艶めかしい壮大なロマン。

    乱世、人はいかに生きるかを問う。


    長編ばかり読んでいたので、久々感とともに新鮮な感じがします。
    この中で私が一番好きなのは「沈黙の王」。
    言葉を発することが出来ないというだけの理由で、王位を継ぐことを許されず、追放されて旅に出ることになった王子丁(子昭:後の高宗武帝)。
    旅に出たことにより、自分の気持ちを理解して言葉として表現できる傅

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    2019年03月29日