宮城谷昌光のレビュー一覧
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面白かったです。
太公望、白圭や孟嘗君、張横などなど、魅力的なキャラが活躍する宮城谷先生の活劇を好んで読んでますが、この本はその流れを感じさせてくれました。
読みやすくスピードのある展開で、一気に読み切った感じです。
宮城谷先生の活劇主人公は、優れた能力をもって天に愛されてる、レベルの違う人に見えるけど、実は周りの人に助けられてるのが好きなのです。頼れる師、信頼できる友、優秀な部下がいて大事業を達成する。
羨ましいけど、皆様みんな何をするにも思いやり。謙虚で優しくそしてポジティブなんですよね。やっぱりポジティブ大事。
続きが楽しみです! -
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キングダムにでてきた楽毅。
中国、春秋戦国時代。
戦国の七雄でもない小国・中山国から斉へ留学、趙、魏、そして燕で活躍する名将・楽毅。
直接的に歴史が変わるほどの活躍があったわけではないけれど、楽毅の活躍は素晴らしくて、歴史の流れを変える働きとなっていて、すごいな。
各国の思惑、駆け引き、利害の対立。
同盟を組んだり解消したり、
国の王が入れ替わるとまた変わる。
弁舌で各国間を自由に行き来する縦横家たちの存在。
春秋戦国時代は本当に本当におもしろいです。
そして、いつも思うけど、少ない歴史の記録に基づきながらもこんなにも人物を生き生きと描き出せる宮城谷昌光さん素晴らしいです。
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古代中国、春秋五覇の一人、晋の文公である重耳。
親子で、兄弟で、国同士で、滅ぼし滅ぼされで‥なんかもう‥な時代。
亡命生活19年。
重耳自身の強い思いというより、臣下たちの強い思いに導かれるうよに覇者となっていくところがおもしろいなと感じました。
春秋時代の「中国の伝統的な情意のありかたと行動」のようですが、重耳が亡命時代に自分たちを冷遇した人たちを許さず復讐をするところはちょっと‥と思ったのだけど、覇者となるには当然のことなのでしょうね。
「天命も天啓も、あたえられたときに受けねば、二度と得られぬであろう。」 -
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後漢の光武帝、謙虚で思いやりとまごころのある皇帝の物語
あまりの立派な生き方に本当に感動しました
こんなに徳のある皇帝がいたのですね
「善は、積み重ねてはじめて善になる。」
「強くないこと、豊かでないことを、耐えるのではなく、その弱点こそ長所であると考え、それをもって強いもの、豊かなものをしのぐという発想である。」
「呉漢」を読んでから、呉漢が尊敬して仕えた光武帝に興味を持って読んだので、物語の後半で呉漢と出会い、感動
光武帝と呉漢から、謙虚に、思いやりをもって生きることの大切さを学びました。
「歴史は、いまを生きる者にとって、鏡戒(あきらかないさめ)となりうる。」という宮城谷さんの言葉 -
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三国志や春秋戦国時代をさらに遡り、時代は殷。暴君紂王が悪虐の限りを尽くし、天も人も新たな風を求めた世において、後世にも不滅の光芒をはなつ人物があらわれる。王朝の殺戮から逃れた羌族の少年、太公望がそのひとである。
中国史においては、三国時代や春秋戦国時代が有名で多くの書物やゲームでも題材にされているように思います。実際、私もこれらの時代はいろんな媒体を通じて楽しませてもらっているところですが、私にとってのはじめての中国史は藤崎竜氏の漫画「封神演技」でした。基本はバトルものですが、緻密な構成にギャグ要素もあり、週刊誌に掲載されていたこともあって、子供だった当時は毎週ワクワクしながら読んでいた覚え -
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ネタバレ遂に終わってしまった。
三国時代って、中国の長い長い歴史の中で一瞬のように短い。
蜀は二代、魏は五代、呉は四代しか続かず、その国の終焉はどれも自滅と言っていいようなもの。
才ある者の枯渇、権力者の専横、など。
滅ぶべくしてほろんだ王朝ではあるけれど、建国前から読んでいた身にすると、先人たちの苦労や偉業をふみにじるような愚かな後継者たちに忸怩たる思いがぬぐえない。
それにしても今まで読んできた三国志となんと違う事よ。
曹操の祖父の時代から書きはじめられたのは、幕末を描こうとして関ヶ原から描き始めたみなもと太郎にも通じるけれど、わかりやすくはあるけれど情報量が多すぎて、思考も行きつ戻りつしながら