宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 孟嘗君(4)

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    全五巻の為最終巻で感想。

    前半のエピソードがあらかた回収され、いよいよ田文の物語が始まる。
    生まれた時から追ってきているので、田文の成長がとても嬉しい。

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    2024年06月17日
  • 孟嘗君(3)

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    全五巻の為最終巻で感想。

    いよいよ戦国時代、風子(白圭)の流浪から孫臏登場で俄然大軍での戦闘シーンが増えてきた。
    戦国七雄の争いは司馬遷の『史記』で生き生きと描かれている。
    中でも魏の龐涓と斉の孫臏による一大決戦は、クライマックスの「龐涓死于此樹之下」のエピソードて、あまりにも有名。

    作者はこの巻で、田文の成長と孟嘗君となるべく戦国時代の趨勢を、見せたと言える。

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    2024年06月15日
  • 孟嘗君(2)

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    全五巻の為最終巻で感想。

    今回思い至ったことがある。
    作者は風子(白圭)を用いて孟嘗君の生きた時代を、読者に見事に理解させた。

    そしてこの巻は潜入と奪取。
    「人とともに悲しみ、人とともに喜ぶことを知らずに生涯をおえるのは、さびしいぞ」
    白圭が僕延へ伝える。
    ワクワクがとまらない。

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    2024年06月14日
  • 公孫龍 巻一 青龍篇(新潮文庫)

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    面白かったです。
    太公望、白圭や孟嘗君、張横などなど、魅力的なキャラが活躍する宮城谷先生の活劇を好んで読んでますが、この本はその流れを感じさせてくれました。
    読みやすくスピードのある展開で、一気に読み切った感じです。
    宮城谷先生の活劇主人公は、優れた能力をもって天に愛されてる、レベルの違う人に見えるけど、実は周りの人に助けられてるのが好きなのです。頼れる師、信頼できる友、優秀な部下がいて大事業を達成する。
    羨ましいけど、皆様みんな何をするにも思いやり。謙虚で優しくそしてポジティブなんですよね。やっぱりポジティブ大事。
    続きが楽しみです!

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    2024年04月02日
  • 楽毅(四)

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    キングダムにでてきた楽毅。
    中国、春秋戦国時代。
    戦国の七雄でもない小国・中山国から斉へ留学、趙、魏、そして燕で活躍する名将・楽毅。
    直接的に歴史が変わるほどの活躍があったわけではないけれど、楽毅の活躍は素晴らしくて、歴史の流れを変える働きとなっていて、すごいな。

    各国の思惑、駆け引き、利害の対立。
    同盟を組んだり解消したり、
    国の王が入れ替わるとまた変わる。
    弁舌で各国間を自由に行き来する縦横家たちの存在。
    春秋戦国時代は本当に本当におもしろいです。

    そして、いつも思うけど、少ない歴史の記録に基づきながらもこんなにも人物を生き生きと描き出せる宮城谷昌光さん素晴らしいです。

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    2024年03月17日
  • 重耳(下)

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    古代中国、春秋五覇の一人、晋の文公である重耳。

    親子で、兄弟で、国同士で、滅ぼし滅ぼされで‥なんかもう‥な時代。
    亡命生活19年。
    重耳自身の強い思いというより、臣下たちの強い思いに導かれるうよに覇者となっていくところがおもしろいなと感じました。

    春秋時代の「中国の伝統的な情意のありかたと行動」のようですが、重耳が亡命時代に自分たちを冷遇した人たちを許さず復讐をするところはちょっと‥と思ったのだけど、覇者となるには当然のことなのでしょうね。

    「天命も天啓も、あたえられたときに受けねば、二度と得られぬであろう。」

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    2024年02月29日
  • 孟夏の太陽

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    中国春秋時代の晋の重臣を務めた趙一族のお話。

    一族を何代も存続させ、繁栄させる難しさと厳しさ。
    継ぐ子供が優秀とは限らないし、そんな時でも支えてくれる良い臣下に恵まれるためには「徳」が必要。
    滅亡しそうになった時、命がけで趙家を守った臣下たちにも心打たれました。

    そうしてつないでいった趙一族が、戦国七雄の趙となっていくのですね。
    なんだか感動です。

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    2024年02月28日
  • 草原の風(下)

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    後漢の光武帝、謙虚で思いやりとまごころのある皇帝の物語
    あまりの立派な生き方に本当に感動しました
    こんなに徳のある皇帝がいたのですね
    「善は、積み重ねてはじめて善になる。」
    「強くないこと、豊かでないことを、耐えるのではなく、その弱点こそ長所であると考え、それをもって強いもの、豊かなものをしのぐという発想である。」

    「呉漢」を読んでから、呉漢が尊敬して仕えた光武帝に興味を持って読んだので、物語の後半で呉漢と出会い、感動

    光武帝と呉漢から、謙虚に、思いやりをもって生きることの大切さを学びました。
    「歴史は、いまを生きる者にとって、鏡戒(あきらかないさめ)となりうる。」という宮城谷さんの言葉

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    2024年02月25日
  • 諸葛亮 <下>

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    上下巻読み終えて三国志に登場する諸葛亮とはイメージが全然違っていた。この二巻の方が史実に近いのであろうと思わざるを得ない!最終章であの有名な言葉が出て来て何故かホットした。曰く「死せる諸葛(孔明)生ける仲達(兵)を走らす。」の一文が出て来て嬉しかった!

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    2023年12月07日
  • 諸葛亮 <上>

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    若い頃三国志を読んだ。劉備玄徳の生涯と策士である諸葛孔明さらにここでも登場する多くの登場人物達、本書はその諸葛亮の生涯が宮城谷氏独特の語り口で語られる。各章は切れ目なく語られる。亮の青年時代が出て来て面白い!三国志を読んでいるからこそ面白いのかも知れない!

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    2023年12月07日
  • 公孫龍 巻三 白龍篇

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    ネタバレ

    中国、戦国春秋時代の廃皇子で商人に身を窶して国々をその知恵と人徳で渡ってゆく公孫龍。
    2巻めから大分経ってしまったけれど読み始めるとすぐこの小説にのめり込める。
    高貴な少年を助けたり、智将の誉れ高い楽毅と共に戰場で知恵を出し合ったりと、月刊誌の連載らしい読みどころがそれぞれの章に盛り沢山。
    この本の最終章、『ふたりの公孫龍』のページを捲りながら、また続きを待たされるかもしれないけれど、ワクワクが止まらない気持ちで本を閉じた。

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    2023年10月23日
  • 公孫龍 巻三 白龍篇

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    本書が出る迄に約3年は経過している。待ちに待っていた。続きが出て完結するのに後何年かかる?小生の方が先に完結してしまいそうである。公孫龍が生きた時代から三国志の時代になるのだから一生かけて読まなければならない。著者の知る語彙の多い漢字には何時も感心させられる。

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    2023年09月17日
  • 呉越春秋 湖底の城 三

    購入済み

    相変わらず楽しみ

    とても読みやすい。宮城谷さんといえば難解な言葉回しが見られるが、今回はありません。
    久しぶりに続きが気になっています

    #カッコいい #タメになる

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    2023年07月23日
  • 太公望(上)

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    三国志や春秋戦国時代をさらに遡り、時代は殷。暴君紂王が悪虐の限りを尽くし、天も人も新たな風を求めた世において、後世にも不滅の光芒をはなつ人物があらわれる。王朝の殺戮から逃れた羌族の少年、太公望がそのひとである。

    中国史においては、三国時代や春秋戦国時代が有名で多くの書物やゲームでも題材にされているように思います。実際、私もこれらの時代はいろんな媒体を通じて楽しませてもらっているところですが、私にとってのはじめての中国史は藤崎竜氏の漫画「封神演技」でした。基本はバトルものですが、緻密な構成にギャグ要素もあり、週刊誌に掲載されていたこともあって、子供だった当時は毎週ワクワクしながら読んでいた覚え

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    2023年06月07日
  • 三国志 第十二巻

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    吉川英治の三国志では、天候を操り奇門遁甲で敵を術中に嵌める超人的な軍師として描かれたが、本書では優秀な行政官ながらも戦争では決断に欠ける諸葛孔明。史実をベースとした淡々とした物語に途中まで退屈さを覚えたが、吉川三国志では最後のオマケ程度だった孔明死後の物語が凄く面白く、十巻以降は一気読み。
    三国時代の主役であった魏呉蜀、どの国も結局は統一できずに司馬氏の晋が統一、本書で描かれた三国志の時代以降、その晋の統一も短命に終わって南北朝時代に入り、漢人ではない異民族が隋や唐を建国。そして歴史は繰り返す。諸行無常。

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    2023年05月15日
  • 草原の風(下)

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    後漢といえば、末期。そこからの三國志という流れを楽しむことしかしていなかったけれど、本作に著される後漢の成立も、とても面白かった!
    解説の方も話されているように、頭から終わりまでのまとまりが非常に良い。どの作品もそうだけれど、本作は特に一個人としての皇帝という所が良かったのかもしれない。

    中間、いつもの宮城谷先生の時系列や話の流れを突然切って解説を入れてくるものがあり、少し読みづらく、冗長に感じたけれど、きっとこの時代の話を知っていけば、とても面白いと感じるようになるのだろうなぁ。

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    2023年02月28日
  • 古城の風景I―菅沼の城 奥平の城 松平の城―

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    三河地方の城を訪れた紀行書。
    松平さんを中心にしてます。
    18松平家。
    譜代、親藩含めて。
    個人的には好きで読み返してます。

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    2022年11月09日
  • 呉越春秋 湖底の城 二

    購入済み

    面白い

    久しぶりに宮城谷さんの作品にハラハラしました。まだまだ2巻。先は長いなぁ。これからたくさん読もう。面白いです!

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    2022年11月13日
  • 草原の風(上)

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    後漢の光武帝となった劉秀のお話。上巻では学生時代がメイン。宮城谷氏の本はかなり難関なものと平易なものがあり、「草原〜」は平易なほう。読みやすくていいなあ。劉姓の人物がいっぱい出てきますが、キャラがしっかり書き分けられているので読みやすい。

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    2022年09月28日
  • 三国志 第十二巻

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    ネタバレ

    遂に終わってしまった。
    三国時代って、中国の長い長い歴史の中で一瞬のように短い。
    蜀は二代、魏は五代、呉は四代しか続かず、その国の終焉はどれも自滅と言っていいようなもの。
    才ある者の枯渇、権力者の専横、など。
    滅ぶべくしてほろんだ王朝ではあるけれど、建国前から読んでいた身にすると、先人たちの苦労や偉業をふみにじるような愚かな後継者たちに忸怩たる思いがぬぐえない。

    それにしても今まで読んできた三国志となんと違う事よ。
    曹操の祖父の時代から書きはじめられたのは、幕末を描こうとして関ヶ原から描き始めたみなもと太郎にも通じるけれど、わかりやすくはあるけれど情報量が多すぎて、思考も行きつ戻りつしながら

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    2022年08月07日