子産(下)
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子産(下)

704円 (税込)

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謀叛に巻きこまれ、子国は果てる。3年の長きにわたり喪に服した子産はその後、苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人として、人を活かす礼とは何かを極め、鄭と運命をともにしていく。時代を超えることばをもった最初の人・子産とその時代を、比類なき風格と凛然たる文体で描く、宮城谷文学の傑作長編!

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子産 のシリーズ作品

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  • 子産(上)
    814円 (税込)
    信義なき世をいかに生きるか――春秋時代中期、小国鄭は晋と楚の二大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国と、その嫡子で孔子に敬仰された最高の知識人子産。二代にわたる勇気と徳の生涯を謳いあげる歴史叙事詩。
  • 子産(下)
    704円 (税込)
    謀叛に巻きこまれ、子国は果てる。3年の長きにわたり喪に服した子産はその後、苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人として、人を活かす礼とは何かを極め、鄭と運命をともにしていく。時代を超えることばをもった最初の人・子産とその時代を、比類なき風格と凛然たる文体で描く、宮城谷文学の傑作長編!

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子産(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年07月03日

    下巻から子産の物語が本格的に始まります。
    鄭という国は小さい国であり、
    その執政の名前は有名ではありません。
    子産本人よりも孔子が尊敬した人だから、
    すばらしい人物というのが一般的ではないでしょうか?
    私も韓非子や孔子の中の話で少しだけ出てきたため、
    子産という名前だけは知っていました。

    子産の筋...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月03日

    下巻では、子産の父の子国が陰謀に巻き込まれて殺害され、それを収めて家を継ぐ。

    位も世代交代とともに執政まで上がり、子展・子皮といった宰相に仕えて軍事・外交・政治で成果を上げ、晋と楚に挟まれて右顧左眄していた鄭の政治に中興をもたらす。

    政治姿勢は、礼を重んじ、豊富な有職故実の知識を保ちつつ、前例に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月09日

    上下巻合わせてのレビュー。

    子産。

    鄭國の執政で孔子に敬愛された人物でありながら、その功績のあり方は不遇であった。

    鄭國がのちに滅んだことも影響しているのか不明であるが、とにかく、子産は不遇であると感じていた。

    その人物を『春秋左氏伝』の記述からここまで描くとは凄まじいと感じた。

    歴史的な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月30日

    2013年07月 06/40
    「礼」をもった政治を行った春秋時代の鄭の宰相「子産」のお話。「湖底の城」を読んでいたら、もう少しあのあたりの時代が読みたくなってそのままの流れで読みました。家の本棚にまだ残っているので、しばらくは春秋戦国時代を攻めようと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    宮城谷昌光氏の子産・下巻。
    父の子国との別れ。子馬四の生き残りを賭けた外交戦略の有り様。子産がどういう政治改革を行ったか。子産は「礼」をどういう風にとらえていたのか・・・。それらを力強く、読みやすく書いてありました。
    上巻でもそうでしたが、現代の「礼」って何なんだろう? と再度考えさせられた本でした...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    宮城谷が子産に言わせた言葉の中で、私が一番好きな言葉は『軽と驕をいましめよ』という言葉だ。いましめるというのは排除することではない。子産自身、ずば抜けて沈毅な人物として描かれていながら、時には野におり、賢人と自然の中で語らう時を求めたりと軽やかで爽やかな心の側面も見せてくれる。軽軽しい決断と勇気ある...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    下巻は子産の物語。彼の言葉が様々な人の心にしみこんで行く。彼の言葉ではなく彼が引用した言葉だが、印象に残った言葉は、
    「軽ければ謀少なく、驕れば礼なし
    礼なければ脱し、謀少なければみずから陥る」

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    春秋時代、鄭の宰相を勤めた「子産」を書いた作品なり。
    鄭は二大国にはさまれた国で、やむを得ず二面外交を行い国の信用は地に落ち国民は疲れ国力は落ちるばかりでしたなり。そんな中で子産は宰相になり二大国に停戦を行わせ平和をもたらしたなり。国内においては法律を明文化し住み易い国に作り変えたなり。ちなみに孔子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月07日

    「沙中の回廊」を読むと士会が好きになり、こちらを読むと子産が好きになり・・・・。
    でも本当にすきなのは孟嘗君に樂毅です(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2010年04月05日

    ここの所、暫く宮城谷の作品を読んできているが、この子産は、いささか筆が重い感じで、読むのにスムーズに進んでいかない。このシリーズ上下で随分時間を取ってしまった。それも、何か読んでいて引き込まれるものが無く、主人公がいつまで経っても、作品中で輝いて活き活きしてこないことが原因だと思い至った。教訓的な話...続きを読む

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