宮城谷昌光のレビュー一覧
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宮城谷昌光氏の中国歴史小説を読もうと思い立ち、以前から読もうと思っていた一冊。
初めて本書の主役である楽毅の名前を知ったのは、漫画『キングダム』。春秋戦国時代の末期を描くこの漫画において、「軍神」、伝説的な存在として紹介されており、これだけ乱世、群雄割拠の時代にここまで称される人物に興味を持ちました。楽毅は、戦国七雄に滅ばされる小国、中山国の宰相の子として生まれ、若くして兵法を学び、大国である趙の侵略に抵抗し、中山国滅亡後は、燕の将軍として他国と連合し、大国・斉を滅亡寸前まで追い込んでいく壮大な歴史を描きます。戦争の指揮だけではなく、外交、交渉、国王や部下との関係性など、乱世のダイナミズムを存 -
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春秋戦国以前の中国の話である。
太公望は実に有名だが、釣りの代表にもなるように、私の中ではすでに「おじいちゃんからスタート」していた。
しかし、当たり前のことだが、太公望にも若い頃があり、幼い頃があった。
その太公望の人生が小説として描かれている。
三国志はマニアなので、昔の中国地名は、よくわかる方だが、困ったことに地名が全く当時と異なっている。
日本で言うところの越後・越前・出雲など、廃藩置県以前の名前を覚えているのが 三国志時代だとすると、さらにその前の時代の呼び名が出てくる。
感覚的には日本の平安時代の頃に呼ばれている呼び名を思い出すような感じなのだろうか?とは想像している。
しかし -
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蜀の話。私としては、歴史の勝者魏が好きなのだが(勝ち馬に乗っていくスタイル)、やはり三国志の力はすごくて蜀の人々は馴染みがありすぎる。調べてみたら、魏のあとの司馬氏晋を倒した王朝が三国志を持て囃して現在の人気らしい。わかる。
名前は中国の名前なので、スッキリ出てこないのが当然だと思うのだけれど、三国志の場合、こうしてまとめている半分くらいの人名はちゃんと予測変換で出てくるのが、すごい。三国志の人名であっても、どの程度の人がわざわざ書くか考えると、あまりにも人気すぎる三国志だなぁと感心せざるを得ない。
関羽。字を雲長。人助けのために顔役を殺して解県から出奔。商隊の警護人に紛れ込み全国を転々とす -
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三国志の名臣たちをまとめつつ、魏が滅びるまでを綴る。
程昱は故郷の県丞の反乱の時に、故郷を守った。その後曹操についた。袁術が攻めてきたがこれを跳ね除ける。曹操が徐州を討ちにいっている間に兗州が危機に陥り、程昱の力でなんとか持たせることができた。劉備が曹操の元に逃げ込んできて、程昱は殺すべきだと主張したが曹操は生かす事にしたが、結局離反された。やがて程昱は奮武将軍に叙され、罷免されたこともあったが、曹丕に重用された。
張遼、字は文遠。張遼は并州を発って洛陽に向かい何進と会う。河北に向かい兵を集めている最中に何進は宦官に殺されるが、袁紹と袁術が仇を打ってくれていた。兵を連れて洛陽に帰った張遼は -
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テンポが良いんだけど、周囲の人が皆良い人過ぎて、ちょっと引く~~魏で商売を禁じられた鵬由を燕に移し燕にいる配下を簡単に移す途中の安平で兵糧を扱う祖谷を紹介される。燕の上都・薊で面会し、製鉄技術を欲していることを知って下都・武陽へ鵬由と赴いて邯鄲の卓氏を招くことを提案する。4年半で製鉄の礎ができた祝宴は燕の昭王も出席したが、その場に現れた、弓の名手でかつての王子稜を狙った楼煩の狛が助けを求めてきた。楼煩の政変で趙の主父と王女の子の奇崖からの救出を願っている。強烈な弩を製作して救い出した王子は義弟として公孫素と名乗らせて旭放に預けた。狛以下の三名は龍子直属、他は楽毅の下で燕の近衛兵となり、伝聞によ