宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 馬援

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    面白かった。一気読みでしたね。宮城谷さんの本は初めて読んだけどもっと読んでみたいです。

    立身出世のストーリーなんでしょうけど、人生訓が多いです。人のために生きる。自分もそうありたいですね。

    ちなみに馬援は三国志の馬騰のご先祖さまなんですね。

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    2025年11月03日
  • 諸葛亮 <下>

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    出師の表と五丈原には、いつも感動させられます。仲達に対し、「敵将が成長すると、われも成長できる」「遺産とは、財でも宝物でもなく、ことばなのだ」自分も言ってみたい。

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    2025年10月06日
  • 諸葛亮 <上>

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    淡々として、それでいて厭きさせない文体はとても読みやすかったです。孔明ではなく、敢えて諸葛亮とした題名も納得できるような素の孔明の姿を満喫しました。

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    2025年10月01日
  • 張良

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    張良はイケメン。
    天に定められたものが王になるのか?
    張良が神様からもらった太公望の兵法書で
    劉邦の為に働くお話し
    張良が若い頃に不思議な老人に遭って、橋の下に落とされた靴を拾いにゆかれる話は
    歌舞伎になっているそうです。

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    2025年09月08日
  • 諸葛亮 <上>

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    諸葛亮の幼少期から三顧の礼を受け出廬し、征蜀までを描く。

    水魚の交わりを見て、去る徐庶がいろいろな意味で残念。

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    2025年08月25日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    周瑜、魯粛のくだりは三国志演義のあらすじをなぞるところがあり、楽しめる。

    演義では周瑜と諸葛亮の間で苦慮しているが印象が強いが、著者は魯粛の才をかなり高く評価している。確かに一理ある。

    張昭が孫策と出会う前からその晩年のことは知らないことが多かった。孫権との晩年のやりとりはなんとも喜劇である。
    また、陸遜と孫権の晩年は呉の悲劇である。

    孫権の晩年が残念過ぎる、、、

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    2025年08月02日
  • 公孫龍 巻三 白龍篇

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    テンポが良いんだけど、周囲の人が皆良い人過ぎて、ちょっと引く~~魏で商売を禁じられた鵬由を燕に移し燕にいる配下を簡単に移す途中の安平で兵糧を扱う祖谷を紹介される。燕の上都・薊で面会し、製鉄技術を欲していることを知って下都・武陽へ鵬由と赴いて邯鄲の卓氏を招くことを提案する。4年半で製鉄の礎ができた祝宴は燕の昭王も出席したが、その場に現れた、弓の名手でかつての王子稜を狙った楼煩の狛が助けを求めてきた。楼煩の政変で趙の主父と王女の子の奇崖からの救出を願っている。強烈な弩を製作して救い出した王子は義弟として公孫素と名乗らせて旭放に預けた。狛以下の三名は龍子直属、他は楽毅の下で燕の近衛兵となり、伝聞によ

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    2025年07月22日
  • 夏姫春秋(上)

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    晋と楚に挟まれているため、両国の顔色を伺いつつ、さらに周辺の陳とか宋とかの出方も伺いつつ、駆け引きをしながら生きる道を探る鄭。戦のうまさはもちろん、身内の裏切りとか、昔の恩とか怨みとかが運命を握る。面白い。夏姫と徴舒は陳を出そう。兄の夷吾をハメた今の鄭の政権を怨んでいる。その後あからさまに邪気に扱い始めた陳にも何だよという思いがある。どんな復讐をするのか?楽しみ。

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    2025年07月07日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    若い時読んだ三国志が小生の人生に多大な影響を与えてくれた。そして著者の宮城谷昌光氏の作品はずっと読み続けてきた。この作品の呉篇で完結したことになるのかな。先に述べたが人の人生に多大な影響を与えるのはその時に関わった人物によると言う事そして自分の人生の成功失敗は自分自身の技量によると言う事が本書を読んでいてもよく分かる。本書は人に良き教訓を与える一冊である。ちょっと言い過ぎかな?

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    2025年06月23日
  • 重耳(下)

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    面白かった。終わってしまった〜という感じ。重耳ロス。上中下の間に一冊読んでから次に行くことを自分の義務にした。他の本を読む気にならなくなってしまうから笑

    色んな思考やモチベや性癖を持ったキャラが大勢出て来る。しかもものすごい時間を経て久しぶりに再会したりする。そして昔のことは忘れない。

    歴史上重要な人物がいるのはもちろん、優施や閹楚のような実在が怪しい人もいれば、介子推のような名脇役もいる。何より女性たちが良くも悪くも物語を彩り面白くする。そこに前に読んだ孔丘や管仲など、ほかの宮城谷作品で出てきた人物が絡むから、本当に面白い。

    礼とか徳が人生にもたらす影響がすごい。恨みつらみはいつまでも

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    2025年06月14日
  • 劉邦(下)

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    劉邦(上中下)ゆっくり読んだ。宮城谷先生の他の本で読んだときの劉邦の印象は追われて逃げ回っている様な印象に見えたように記憶している。それは気のせいだったのだろうか。この本を読んでの劉邦像は全く違った。最後の連載を終えてに書かれている理由からだったのだろう。
    地図を何度も確認しながら読んでいくのが楽しい。ここでこう戦っていた、と確認できるから。
    「張良」の次にこの本を読んだから面白さが更に広がった。残念ながら香乱記は読んだけれど記憶に残っていないので、もう一度読んでみようと思う。


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    2025年06月04日
  • 楽毅(一~四)合本版(新潮文庫)

    hiu

    購入済み

    現代にも通ずる

    企業に勤めて30年。いろいろ理不尽がありましたが、その際どの様な心持ちで臨むのか。どう振る舞うのか。若い時に読んでおけば良かったと反省してます。

    #タメになる #共感する #憧れる

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    2025年05月31日
  • 重耳(中)

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    年老いて判断力が鈍った詭諸、詭諸を操って自分の子供を太子にしたい悪女驪姫、驪姫を操って恨みを晴らそうとする翼の遺子優施。国内外の野望、怨念、確執が渦巻く。時空間を超えて。それに翻弄される申生、重耳、夷吾の兄弟。申生は自分のポリシーに従い死ぬ。重耳、夷吾は亡命してひとまず難を逃れる。この先どんな運命が待っているのか?楽しみ。

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    2025年05月27日
  • 春秋の名君

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    第一部は春秋時代の明君のエピソード、第二部はご自分の作品の創作裏話的なもの、第三部は自分の思考やスタイルを形作るに至った背景を綴ったエッセイ的なもの。

    第一部は宮城谷昌光作品を振り返るのに良いと思う(私は現在まだ2.5著作しか読んでいないが、将来にわたってきっとそうだと思う)。第二部、第三部は宮城谷昌光の人となりを知るのにたいへん良い。文章の調子がいつもの作品と違う。読みやすくて私好みな文章。

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    2025年05月15日
  • 公孫龍 巻四 玄龍篇

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    あとがきに書かれている通り、平原君を書くつもりで色々考え、名家の公孫龍子をモチーフにした架空の「公孫龍」を主人公とし、孟嘗君後期から亡きあとの戦国の世を書いている。
    著者の「孟嘗君」や「楽毅」は読んだ上で本作に取り掛かる方が、理解も楽しみも深まる。
    登場人物がとにかく多いため、相関図を用意しなければなかなか理解・整理が追いつかないと思う。

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    2025年04月03日
  • 草原の風(上)

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    全3巻を読み終えての感想は、竜頭蛇尾の物語だったな、と。新聞連載の作品にはあり得る事だが。そう言えば、著者の諸葛亮もこれに似ていたような。

    蛇尾は言い過ぎとしても、この上巻の躍動感と比べると、物語が進むに連れて史料に制約され窮屈さに陥ってしまったと思う。

    上巻は新王朝の打倒を目指し挙兵する迄を描く。読むのはここまでにして、続きは研究書を探してみてもいいかも…

    喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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    2025年03月30日
  • 孟嘗君(3)

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    ◯ この戦場に神がおりたな。田忌はふとそんな気がした。(167p)

    ◯ 多くの人を攪る人物というのは、いい笑顔をもっていなければならぬ。(172p)

    ◯ 自由を得るためには孤独という代償をはらわねばならぬ。(297p)

    ★ついに孫臏が軍師としての本領を発揮する。痛快の一言。

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    2025年02月27日
  • 三国志名臣列伝 蜀篇

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    関羽
    正史を元にしているためか、張飛の字は益徳である。劉備はやくざの兄貴分の印象であり、本人がオマージュしている劉邦のイメージと重なる。関羽も気性が荒い印象。

    張飛
    剛直に見えるが心は繊細で即断即実行で魅力的な男性。

    諸葛亮
    超人的な人物であるが、打算や葛藤も描かれる。

    趙雲
    常に同郷の友人である子叔が、彼の死まで側に付添う。

    李恢
    馬超を蜀に帰順させ、諸葛亮の南征に力を発揮した人物。

    王平
    字が読めず、勉学が好きではないため、魏では居心地が悪くなる。活動の場を転職するかのように、あざやかに蜀に移籍する。

    費禕
    有能であるとともに、博打や宴会も大好きな好人物。

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    2025年02月25日
  • 劉邦(下)

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    宮城谷作品は初めてだったので、登場人物や地区の名前を覚えるのが大変でした。
    物語の内容は、面白く、側近の参謀の頭の良さと観察眼の鋭さに感服しました。
    今度は、昔読んだ三国志に挑戦します。 ボケ防止かな?

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    2025年02月20日
  • 三国志名臣列伝 魏篇

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    程昱
    劉備を嫌っていたことには納得。

    張遼
    猛将というイメージより、ゆったりとした人物に描かれている。

    鍾繇
    物語の中では子の鍾会の方が役割として大きいと思っていたが、かなり有能な方だったのでしょう。書も有名。

    賈逵
    兵法を勉学した秀才。性格はやや過激であるが不和であった曹休を立てる。

    曹真
    寛容で謙虚であり上からも下からも慕われた好人物。曹操の親族であるとずっと思ってた。

    蔣済
    自分は三国志好きであるがこの人物についてはよく知らなかった。

    鄧艾
    鄧艾が転戦し、蜀滅亡までの姜維との駆け引きを綴るのは短編作品にはやや駆け足な作品。

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    2025年02月08日