宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 花の歳月

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    文字は大き目だし、ページ数も少な目で、いったいどんな風に話が進むのかと首をひねっていたのですが、読み始めたら、その手軽な字数からとは思えないほどしっかりと色々な情景・人間関係が伝わってきて、驚きました。あとがきなどの漢字の使い方の話にも感銘を受けざるを得ません。

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    2012年10月11日
  • 新三河物語(下)

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    ネタバレ

    上田攻め、大久保忠世と信康の側近だった平岩親吉、鳥居元忠の対立。酒井忠次の隠棲。家康が心に秘めた信康の死に対する気持ち。大久保忠隣の失脚。大久保彦左衛門の結婚。『三河物語』の執筆。

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    2012年09月22日
  • 太公望(下)

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    上巻はなかなか読み進められなかったんですが、中巻・下巻ともの凄い勢いで読めました。おもしろいです。太公望という人物がわかります。

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    2012年08月19日
  • 楽毅(一)

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    中国の楽毅という武将のお話。男らしく賢く生きるエッセンスみたいなものを感じる作品。楽毅の言葉がカッコイイ。

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    2012年08月09日
  • 史記の風景

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    ネタバレ

    司馬遷『史記』を素材に、古代中国の習俗、文化、歴史について述べたエッセイ集。
    一篇に一テーマ、文庫2~3ページくらいにまとまっており、読みやすい。

    以下、各文章から、興味を持った点を覚書に。

    「酒の霊力」
    紂王の「酒池肉林」のエピソード。肉は干し肉を木々の枝にかけた、と一般には言われているが、宮城谷さんは裸の男女を立たせた、としていて驚いた。神霊を招く行為というが・・・

    「商民族の出自」 
    上甲以来、商の王には十干が名前に入るとか。甲は「一」を表すのでなく、「十」が石棺に入った形だという指摘が面白い。

    「氷の利用」 
    古代では貴族の遺骸をきよめるのに氷を使っていた、という話に驚いた。

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    2012年06月20日
  • 孟嘗君(5)

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     秋戦国時代に生きた宰相の話。食客を招き、大切にした人である。人を大切にすることにより自分が助けられるというのを感じる物語です。
     孟嘗君も魅力的なのですが、養父の白圭(風洪)の方がさらに魅力的ですね。民の益となる包みを建造したり、人のために生きた商人として描かれているのですが凄く格好良いです。
     臨終の際に孟嘗君に告げた「人を助ければ、自分が助かる」「助けてもらった人に礼を言うのではなく、助けてあげた人に礼をいうものだ」という言葉は胸に染みました。人間の価値は、どれだけ多くの人の心の中で温かい記憶として残っているかなのかなというのを感じられる物語です。

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    2012年06月03日
  • 子産(上)

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    宮城谷文学初級者向け。
    ちなみに入門書は、「楽毅」と思うのです。
    おそらく今回が四周目で、いまはその上巻の半分が過ぎたところ。

    さて、吉川英治文学賞受賞作の本書の魅力とはなんだろう。
    晋と楚の二大国に攻められては向背を返さざるを得ない小さな国の葛藤。
    国内外の暗然とした争いの中で、自家の武門を築き上げていく名将、子国。
    武将の嫡子として産まれながらも、幼少から膨大な知と情を培い、あざやかに本質を見抜く未来の大執政、子産。

    本書には、「楽毅」や「晏子」のように天を駆けるような爽やかさはない。懸命に未来を描こうとする人たちの生身の姿が、信義のない争いの中で丹念に照らされている。

    政治とはなに

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    2012年05月31日
  • 晏子(四)

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     春秋戦国時代の斉の宰相の話です。歴史から生き方を学ぶといいますが、考えさせられる物語ですね。來の国を領土としたやり方、「社稷を主とす」という言葉は名言ですね。どんな時代にもぶれない生き方をしていきたいものです。

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    2012年05月29日
  • 太公望(中)

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    上巻とはちがい、九日間で読めました! めっちゃおもろかったです!
    太公望の神知ここにあり!ってかんじっす。

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    2012年05月27日
  • 孟嘗君(2)

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    風洪がその名を捨て、同時に無頼から商人になった。
    文で書くとあっさりしてるけど、
    変化を遂げる過程は常にワクワクしたし、
    そこに自分を重ねてみてがんばろうってやる気にもなった。

    後々の主人公の田文もすくすく育ち、
    凛とした仕草など、すごさをかいま見る。

    舞台が中国なだけあって
    登場人物の名前が難しい漢字で
    覚えるのに四苦八苦w

    話が面白みを増してきた!

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    2012年05月14日
  • 孟嘗君(1)

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    風洪がかっこよすぎる。すごい人の元にはすごい人が集まるようで。

    物語の主人公はまだ赤子で、一巻だけ読むと風洪が主人公にみえる。

    読むとやる気になれる。あー二巻読み進めたいっ!

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    2012年05月09日
  • 晏子(一)

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    前半は父の晏弱、後半は息子の晏嬰の話し
    話しの流れとしては武人だった晏弱の部分が面白いけど、深いのは晏嬰の部分かなぁ…

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    2012年04月26日
  • 孟嘗君(2)

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    ネタバレ

    戦国時代の主人公たちが一人、又一人と云う具合に登場してきます。本巻は孫子(孫ビン)。孫子の兵法の作者です。孟嘗君はやっと10才を超えた辺りですが、ボチボチ「戦国の四君」の片鱗を見せ始めたところ。複雑に絡み合う人間模様がどの様に解きほぐされていくのか次巻が楽しみです。

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    2012年04月12日
  • 楽毅(一)

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    諸葛亮孔明をして、軍略の天才と言わしめた中国春秋戦国時代の名将・楽毅の生涯を描いた大作。1巻から4巻まであるが、若者としての楽毅が苦境を乗り越えて中国史に残る偉業を達成するまでの過程が、個人としての成長とリンクして非常に清々しい。

    戦国時代、趙や斉、魏といった大国に囲まれた中山という小国の宰相の子として生まれた楽毅は若くして斉の首都に留学し、孫子の兵法を学ぶ。だがそれ以上に彼にとって財産となったのは、戦国四君にも数えられる当代一の英雄・孟嘗君との交流であった。

    大望を胸に抱きながらも主君に恵まれず、隣国趙の侵攻から太子を守りながら奮闘する若き楽毅の姿に、ページを捲るのももどかしいほどに感情

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    2012年03月17日
  • 孟嘗君(1)

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    古代中国を書かせたら右に出るものはいないと思われる、宮城谷昌光氏の作品群の中でも最もエンターテイメント的に成功していると思われる今作!!

    表題の、孟嘗君田文のみならず、孫臏、公孫鞅、田忌、鄒忌、蘇秦、張儀などなど、中国戦国時代を知ってる人ならば誰でもわかるオールスターが本書では惜しげも無く登場する。この辺の時代が好きな人は是非。

    か、と言っても決して敷居が高いわけでもなく、歴史ものに慣れない読者でもわりと抵抗無く読み返し進めることができるはず。
    活劇あり。青春あり。家族愛あり。ラブストーリーあり。政争あり。国際問題あり。オールジャンルを取り込んだ、本書はまさに中国古代史への入門書でもあり、

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    2012年02月10日
  • 子産(上)

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    宮城谷さんの小説はかなり読んでいる自信がありますが、実はその中で一番好きな小説だったり。
    上巻で少年・青年時代をじっくり語った割に下巻があっさり終わってしまうのは残念だけど、上下巻でお手軽に読めるところがいいですね。簡公と子産の関係もなんかいい。

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    2012年01月19日
  • 三国志 第一巻

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    「底なし三国志沼」の入り口へようこそ。

    いつまでたっても曹操も劉備もでてきません。

    しかし、それでいいのです。

    外戚・宦官。光武帝の子孫は翻弄されつつ皇帝の座は形骸化して行き、積み重なった側近の私欲の結果、天下にようやく乱がおとずれます。
    吉川三国志では空気同然の人(コーホスウ?何の人だっけ?)も元は天下に名を知られた奇跡の将軍であり、ひどキャラ董卓もそもそも虐げられてきた異民族出身者が皇帝を崇拝するわけないっての、と納得でき、その他、今までより一段深く三国志を読むことができます。

    文庫がまだ途中までしか発刊されてないんだー
    もう忘れてしまうがね次が出たころには。

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    2011年12月08日
  • 三国志 第七巻

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    おもしろいなぁ。小説としては情報が細かすぎて読みづらい感があった今までが、俄然生きてきたんじゃないか?
    それぞれの来歴を踏まえた役割がかえってわかりやすい。
    次はまた来年かぁ。待ち遠しいなぁ。

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    2011年11月21日
  • 晏子(一)

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    一度読んだときに父親に惚れ、三度読み直したときに息子にやられました。ふと、晏子親子に会うために読み替えしたくなる物語です。

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    2011年11月18日
  • 孟嘗君(5)

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    孟嘗君は食客に恵まれ、人に恵まれた。斉、魏、秦の宰相として大きな力をふるったのは人生の中年を過ぎた頃、と大器晩成の宰相として本当に人から評価されるようになったのは若い頃養父と実父に育てられ、いろんな人に会うことで人を見る目を養ったからだろう。

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    2011年10月22日