宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 孟嘗君(4)

    Posted by ブクログ

    いよいよ田文の実力があきらかになってくるが、彼自身は、洛巴を探し求める。そうしている中、田文は、白圭の計略にはまり、また、思いがけないオファーが入り、彼の運命が動き出す。
    3巻に続き、この4巻も中国歴史の名言が記載されている。これについても楽しみにしてほしい。

    0
    2020年02月01日
  • 孟嘗君(1)

    Posted by ブクログ

    孟嘗君が赤子から生まれてくるところからのストーリー。最初からストーリーの展開が二転三転して、中国古代の歴史背景はもちろんストーリーがめちゃくちゃおもしろい。主な登場人物が春秋時代をつくっていくのだろうが、どう時代が彩られていくのか?次巻以降がとても楽しみになる一巻でした。

    0
    2020年01月30日
  • 孟夏の太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国の春秋時代。大国・晋に仕え、後に戦国七雄のひとつとなる趙の礎を築いた、趙氏一族の物語。
    決して順風満帆とはいかず、むしろ滅亡の危機に何度もさらされながら、家臣に、友人に、周りの様々な人たちに支えられ、逞しく生き延びていく。
    まるで異なる性格の一族たちが、複雑な人間模様に、刻一刻と変化する状況に晒されながら生きていく姿に、最後まで目が離せない。

    1
    2020年01月01日
  • 孟嘗君(3)

    Posted by ブクログ

    白圭に代わって田文が主役になる。この田文のスタートストーリーを読み進む程、晏嬰のストーリーを思い出す。どちらも、人を惹きつける魅力がある。この後のストーリーが楽しみ。

    0
    2019年12月29日
  • 孟嘗君(2)

    Posted by ブクログ

    この小説は、斉の田文が主役であるが、前半は田文の育ての親である風洪の物語。第二巻は、風洪から白圭へ名前が変わり、武士から商人になる。この巻は、次巻以降で起こる事への布石が沢山あり、まるで探偵小説のよう。

    0
    2019年12月05日
  • 呉越春秋 湖底の城 八

    購入済み

    第9巻を早く見たい。配信はいつですか?

    2
    2019年09月16日
  • 沈黙の王

    Posted by ブクログ

    黙せる王は、苦難のすえ万世不変の言葉、すなわち文字を得る。
    古代中国で初めて文字を創造した商の高宗武丁を描く表題作。
    夏王朝初期、天下覇業の男達の権謀術数を記す「地中の火」。周王朝の興亡をたどる「妖異記」「豊饒の門」など。美姫の姿も艶めかしい壮大なロマン。

    乱世、人はいかに生きるかを問う。


    長編ばかり読んでいたので、久々感とともに新鮮な感じがします。
    この中で私が一番好きなのは「沈黙の王」。
    言葉を発することが出来ないというだけの理由で、王位を継ぐことを許されず、追放されて旅に出ることになった王子丁(子昭:後の高宗武帝)。
    旅に出たことにより、自分の気持ちを理解して言葉として表現できる傅

    0
    2019年03月29日
  • 晏子(一)

    Posted by ブクログ

    <文庫全4巻を通してのレビュー>

    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。
    気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟下にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。
    緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変・・・・・度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。


    面白いです。
    今まで読んだ、「王家の風日」「沙中の回廊」「孟夏の太陽」この3作品と並ぶぐらいに傑作です。

    斉の国の晏弱・晏嬰父子を「嬰子」として描いた作品であり、父子ともに生き方が爽快で、名臣中の名臣といえます。
    父の晏弱と交流の深かった南郭偃と蔡朝、そして晋

    0
    2019年03月29日
  • 楽毅(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大国に囲まれた中山の宰相の嫡男として産まれた楽毅。見聞(広めるために身を偽り敵国・斉に留学し、孫子の兵法を学ぶ。さらに孟嘗君との出会い、楽毅を大きく変貌させる。悩み抜く生きざまに天はどのような展開を与えていくか。楽毅の成長物語・序章。非常に読みやすく、展開も速いため、宮城谷昌光の入門として最適な一冊。

    0
    2019年03月26日
  • 管仲(上)

    Posted by ブクログ

    2019/1/6
    史実をベースにしているノンフィクションのようなフィクション。史料が欠落しているところを作者の想像力が埋める。残ページが減っていくのが寂しく思えた。

    0
    2019年01月06日
  • 管仲(下)

    Posted by ブクログ

    2019/1/6
    史実をベースにしているノンフィクションのようなフィクション。史料が欠落しているところを作者の想像力が埋める。残ページが減っていくのが寂しく思えた。

    0
    2019年01月06日
  • 孟嘗君(3)

    Posted by ブクログ

    3巻は、全体的に北斗の拳の世界観。

    一万の矢が放たれた。
    「うぬ」
    どう
    「ついに名を成さしめたな」
    あざけって首を剄った。

    ---

    「して、その父母は」
    「天と申しておきましょう」

    なんかね。

    0
    2019年01月04日
  • 楽毅(四)

    Posted by ブクログ

    やっと楽毅という大器が燕の昭王のもとで花開きます。中山国での不遇な時期を読んできたので、成功が自分のように感じられました。徳をもって人を動かすということは2300年前の中国においても、現代においても変わらないと感じました。楽毅のように”見事に生きたい”と感じさせられました。

    印象的な文章
    ・失敗を心中でひきずりつづけると、起死回生の気をとらえそこなう。それは戦場における教訓にすぎないともいえるが、大きな勝利とは、相手の失敗につけこむのではなく、自分の失敗を活かすところにある。

    ・雲のうえに頂を持つ高山に登ろうとするのに、その山層のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最

    0
    2018年09月30日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代中国の革命を描く中で、夏王朝の滅亡を桀王ひとりの暴虐に帰すのではなく、体制の限界と見ているのが合理的で、湯王を単なる聖王とも、桀王を単なる悪王ともしていない点に読み応えがある(宮城谷版『三国志』での後漢の衰亡もそのように描かれていたように思う)。
    しかし合理一辺倒ではなく、あくまで古代は古代であり、呪術が生きている遠い時代としても書くところに、物語の奥深さと伸びやかさがあった。

    主人公・伊尹は、史書において「阿衡」(「はかりのごとき人」)と称賛され、政治における絶妙な平衡感覚をもったひととされるけれど、この小説そのものも虚と実のバランス感覚が卓絶した作品であるのだろうと感じた。

    0
    2018年03月01日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代中国、夏王朝を倒した、商(殷)の湯王に仕えた名宰相・伊尹(いいん)を主人公に据えた歴史長編。
    3500年以上も過去の人物について、史書の記述を結び合わせ、伝説の域にある事象をも、ひとりの人間を形作るエピソードとして語る筆力は説得力があり、圧倒される。
    上巻では未だ天命を見出していない伊尹が、どのような道を辿って不朽の名を残すに至るか、下巻の展開を追うのが待ち遠しい。

    0
    2018年02月27日
  • 香乱記(四)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    韓信の騙し討ちをはじめとした漢の譎詐は、斉の視点から見ると、項羽の暴虐にも増して淀みを感じさせる。楚漢戦争を第三の国・斉の側から書くことで、地理的に隔てたところから見るというだけでなく、人々のあり方を歴史の高みから捉え直すという構造になっているのが面白い。
    劉邦は、本質を見抜く目は持っているものの、あくまで偽善のひととして描かれており、その対極にある田横の清々しさが際立って感じられる。史書にもあらわれる田横とその客たちの最後は、悲しく壮絶ながらもやはり美しい。

    0
    2018年02月19日
  • 香乱記(三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の秦将・章邯の描かれ方は(司馬遼太郎の『項羽と劉邦』を読み慣れすぎたからか)物足りなさもある。もちろん、主舞台の斉国内や田横周辺の書かれ方は緊密だから、それだけ主人公がまだ歴史の中心へ近づいていないということなのだろう。
    今巻で秦も滅亡し、物語が高潮する途上にあるのを感じる。

    0
    2018年02月17日
  • 香乱記(二)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    陳勝・呉広が起ち、国々の興亡が目まぐるしい第2巻。従兄の田儋が斉王となり、田栄・田横の兄弟は将軍として王を支える。
    許嫁を死なせた者たちへの復讐、悲運の王女への助力、攫われた少女の救出など、田横のエピソードがいちいち英雄的で面白い。今後、史実に現れる田横像とどのように結びつけていくのか、続きが気になる。

    0
    2018年02月16日
  • 香乱記(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楚漢戦争を、劉邦でも項羽でもなく、田横の視点から描く歴史長編。
    第1巻は秦の始皇帝の死まで。長編『劉邦』においては有徳の人として書かれた劉邦が、田横視点ではどのように描かれるのか、今から気になる。

    0
    2018年02月15日
  • 風は山河より(六)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひと月の間、天下の武田信玄を城に食い止めるという、菅沼新八郎定盈の壮挙が描かれる。そのクライマックスで語り終えるのでなく、東三河の野田から関東の阿保へ、菅沼家が移封されるまでを丁寧に描いているからか、それとも、架空の人物である野田四郎の因縁にも6巻越しの決着をつけているからか、物語完結の余韻をしみじみと感じさせる、堂々の最終巻。

    0
    2018年02月12日