【感想・ネタバレ】管仲(上)のレビュー

あらすじ

不遇な日々を過ごす管仲に救いの手を差し伸べたのは、斉国の公子小白の傅となった鮑叔だった。彼の推挙により、管仲は公子糾の家宰となる。ふたりはともに力を合わせて斉国を盛り立てていこうとするが、時は争いの絶えない春秋の世。ようやく訪れた平穏の日々も長くは続かず、朋友の仲である二人も戦乱の渦に巻き込まれ、袂を分かつことになる。壮絶な人生のなかで、管仲は一本の矢を放つ。それは、覇者の時代を拓く嚆矢であった。

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Posted by ブクログ

2019/1/6
史実をベースにしているノンフィクションのようなフィクション。史料が欠落しているところを作者の想像力が埋める。残ページが減っていくのが寂しく思えた。

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2019年01月06日

購入済み

面白い

観察眼が鋭い こんな思考力がほしい

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2017年10月22日

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春秋時代の政治家・管仲が、不遇時代を経て斉の桓公に仕え、天下をとるまでの物語。まるで中国の史書を読んでいるかのような(や、本物は読んだことないけど)簡潔な文体で、中盤までは話がこれからどう転ぶのか先が読めず淡々と進む。しかし、淡々としているのに所々妙に哲学的なのはやはり中国である。

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2014年11月15日

Posted by ブクログ

運命に翻弄されつつも天才的な視野を持つ管仲と、人間的な魅力と才能に溢れるホウ叔。二人のまっすぐな関係と才知を描いた作品。

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2011年06月14日

Posted by ブクログ

◆春秋時代の斉の名宰相・管仲の話。「管鮑の交わり」の名逸話や桓公に矢を射る話など、宰相になる前の話がメインです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

管鮑或いは水魚の交わりで知られる斉の名宰相の管仲と親友・鮑叔の二人が主人公。二人の生い立ち、出会い、管仲の若い日の恋、20歳前後で当時の覇者・鄭の太子に見出された鮑叔。あくまでも文章は薫り高く、ほのかな香りが漂ってきそうな気品があります。登場する女性も美しいだけでなく、貞淑な魅力があり、古代の人物の素晴らしさを感じます。鮑叔が斉の僖公に公子糾の補佐役として管仲を推挙する場面は前半の感動です。

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2013年08月24日

Posted by ブクログ

斉の名宰相、管仲のお話。『管鮑の交わり』の鮑叔との出会いなどはすごく面白かった。けど、…c(゜^ ゜ ;)ウーン 資料が少ないのか、最後のほうはババババーっと書き終えたような感じが。

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2009年10月04日

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