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Posted by ブクログ
中国、戦国春秋時代の廃皇子で商人に身を窶して国々をその知恵と人徳で渡ってゆく公孫龍。
2巻めから大分経ってしまったけれど読み始めるとすぐこの小説にのめり込める。
高貴な少年を助けたり、智将の誉れ高い楽毅と共に戰場で知恵を出し合ったりと、月刊誌の連載らしい読みどころがそれぞれの章に盛り沢山。
この本の最終章、『ふたりの公孫龍』のページを捲りながら、また続きを待たされるかもしれないけれど、ワクワクが止まらない気持ちで本を閉じた。
Posted by ブクログ
本書が出る迄に約3年は経過している。待ちに待っていた。続きが出て完結するのに後何年かかる?小生の方が先に完結してしまいそうである。公孫龍が生きた時代から三国志の時代になるのだから一生かけて読まなければならない。著者の知る語彙の多い漢字には何時も感心させられる。
Posted by ブクログ
中国戦国時代の公孫龍を描く歴史小説第三巻。
本巻の時代背景は楽毅の斉攻略が中心です。
ただ最終章に公孫龍子で有名な白馬非馬説が出てくるのですが、その設定から本書は名家思想家の公孫竜が主人公ではないことが判明しました。
つまり、燕の昭王や趙の恵文王や楽毅や平原君を補佐した食客の公孫龍を主人公としてこの時代を描こうとしている意図だと思います。
なので、史実にどう主人公が絡んでゆくのかが楽しみになった一方、どのようなラストになるのかも興味を持ちました。