宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 重耳(上)

    Posted by ブクログ

    古代中国を舞台とする宮城谷昌光作品はどれを読んでも主人公に引き込まれす。この作品の主人公は中国春秋時代の覇者(春秋五覇といわれる)のひとりである晋の文公。内乱によっていったんは国を追われた重耳が苦難の末に帰国して春秋時代隋一の名君となるまでの物語。文庫本では3巻セットです。少しずつ時間をかけて読みたいと思いつつ、「次はどうなるかのか?」と思って、結局はあっという間に読み上げてしまいました。
    数年に一度は読み返したくなる本の一冊です。

    0
    2009年11月07日
  • 太公望(上)

    Posted by ブクログ

    太公望がめっさかっこいいですvvv
    道士でもなく超自然的な力も無く、ただ己の智謀を武器に仲間たちを守ろうとする姿に心打たれます。

    0
    2009年10月04日
  • 三国志 第二巻

    Posted by ブクログ

    後漢末期にはいり、外戚、宦官の専横など
    じわじわと熱が上がってゆく感じがします。この巻の終りのほうで、
    曹操、劉備、孫堅などの著名な人物たちが、登場します。
    壮大なプロローグが終わり、ついに本編が始まるというかんじ。

    0
    2009年10月04日
  • 三国志 第一巻

    Posted by ブクログ

    宮城谷さんの作品は本編の主人公が本格的に登場する前の段階の
    主要人物を非常に魅力的に著される方で、
    この本でも曹操登場までいろいろな人物が作品舞台を盛り上げている。
    (ちなみにこの巻には曹操は登場しません。)

    0
    2009年10月04日
  • 重耳(上)

    Posted by ブクログ

    「砂と星の国 晋」
    ロマンチストな表現にどれだけ明るくて素敵な国なのだろうとの想像を裏切り、
    その誕生から成長まで血にまみれている、なかなかハードな国。

    重耳というタイトルなのに重耳の祖父、称の国力増強から物語が始まるところに宮城谷さんらしさを感じる。
    食前酒、前菜、パン・・・とメインを待っている内におなか一杯になってしまうことが多いのだが、
    これはちっとも満足させない。寧ろ食べれば食べるほどメインが待ち遠しくなる魅力を秘めている。

    どうやって重耳は覇者となりえたのか。
    その素地は一体どこでできあがったのか。
    その疑問に答えを与えてくれているかのようだ。

    初読では、称からどうして重耳のよ

    0
    2009年10月07日
  • 香乱記(一)

    Posted by ブクログ

    宮城谷先生の中国歴史ものははずさないな…!! 止まんなくて一気に最終巻までよみました〜。秦の始皇帝圧政下の、斉王の末裔・田氏三兄弟のお話。とにかく人物が魅力的です。項羽と劉邦なんていう有名人も別の角度から見ていたり、いろいろおもしろい…。大団円で終わる物語ではありませんが納得して終われる完結作です。

    0
    2009年10月07日
  • 晏子(四)

    Posted by ブクログ

    晏弱晏嬰親子二世代のお話。
    もう、本当に最初から最後まで感動しっぱなしの作品でした。

    こういう風に生きたいもんです。
    無血開城した男。

    0
    2009年10月04日
  • 介子推

    Posted by ブクログ

    かっこいい!人を信じ大切にするってどういうこと、そのひとつの答えに見える。中国でも最も有名な英雄のひとりだし、残ってるエピソードでも元から信義の人なんだけど、こうやって細やかに、心境もいっしょに描いてくれると、隣に立ちあがってくるかのようで、幸福な余韻が残る。幸福というよりは切なさだけど、でもこんな人間がいるというのは幸福なことだ。

    0
    2009年10月04日
  • 華栄の丘

    Posted by ブクログ

    明るく楽しい一本もの。春秋時代、苛烈だったり清貧だったり清冽だったりする多くの宰相たちを輩出した中国だけど、こんな愛嬌と愛がある宰相も名を残している。他の長編と少し趣が違うのだけど、これはこれで名作だと思う。そして定説の裏側からヒントを得る物語づくりは健在で、だからこそ新鮮。

    0
    2009年10月04日
  • 子産(上)

    Posted by ブクログ

    知的寄り。でも短めなので、一気に読めると言えば読める、硬めだけど。上巻末から下巻最初にかけての大きな動きはすごく切ない。完璧でなくても、少しどうなのって部分があっても、人にはそれぞれ信念や大切なものがあって、それを守ろうとする姿は美しく見えるし、悲しく見える。子産が知能派なので他のより難しい言葉も多いけど、心に深く残るエピソードは必ずあるのが宮城谷さんの長編小説だ。

    0
    2009年10月04日
  • 重耳(上)

    Posted by ブクログ

    流浪の王子から王となった重耳の物語。彼を彩る人々がとても魅力的なんだけど、それらを魅了した重耳の人格が、やはり素敵なのだなと思う。

    0
    2009年10月04日
  • 太公望(上)

    Posted by ブクログ

    物語の彼ではなく史実の姿を見ようとした作者の、誠実な視点が新鮮で格好いい太公望を生んだ。兄弟の絆(つまり一族の絆かな)がじんとしみる。宮城谷作品の導入としてもいい、活劇。

    0
    2009年10月04日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 上

    Posted by ブクログ

    古代中国の雰囲気、こんなんだったんだろうな、と思わせられる。おおらかな時代といった空気が漂う。伊尹がその考え方と行動によってのぼっていくさまが楽しい。彼が若いころに草庵にこもって生活するシーンがとても爽やかに印象に残ってる、そこがすごく好きなんだ。でも、エピソードはやはり、仕える主君への愛情を感じるものが心に残る。

    0
    2009年10月04日
  • 晏子(一)

    Posted by ブクログ

    後半はちょっと硬派だけど、前半は勢いがあってドキドキする。中国の逸話の清廉な感じと生き生きした時代描写が、宮城谷作品の中でも一番うまく融合していて、また読後に残る余韻も私は一番好き。二代にわたる名宰相晏子の物語、父親は息子より一見押しが弱い。でも、彼の想いの強さとしたたかさ、懐の大きさは、とても美しく学ぶところが多い。というか、その一見すると控え目って感じがたまんない。息子は小柄ながら清廉苛烈。人間の理想の一つ行き着いたところといった感あり。

    0
    2009年10月04日
  • 香乱記(一)

    Posted by ブクログ

    活劇系。一巻は勢いもあってぐんぐん読める。主役兄弟の青春の熱が愛おしい。いつも正義で描かれる人々が、裏側の視点で立ち上がってくる。勝者の語る歴史以外を探る視点が、歴史を眺めるうえでは大切なんだなと分かる。英雄たちに残る苛烈なエピソード、一見清冽な意志から生まれているようで、よくよく眺めてみれば打算や計算が見え隠れするような判断や行動。自分が史実を眺めるときも、常に考えたい部分だ。時代の趨勢は大局的で、誠実に生きる人々に残酷な選択しか迫らない。こまやかな配慮も大きな力の前では無力で、すごく切ない。そんな中でも、信念を貫くこと、貫けなかったことに気づくこと、生き方を考えることを、捨ててはいけないん

    0
    2009年10月04日
  • 花の歳月

    Posted by ブクログ

    非常に文章が綺麗。漢字の使い方が綺麗。
    実際の歴史によく語られる人物像や時代背景はこのさい置いておいて、ごくごく素直に読むことをお勧めする。

    0
    2009年10月04日
  • 介子推

    Posted by ブクログ

    何度も読み返しては、こみ上げるものを抑えられません。剣でなく戟でもなく、一本の棒をふるう。神速の風は、ただひたすら君主を守るための清らかな力。

    0
    2009年10月04日
  • 太公望(上)

    Posted by ブクログ

    上中下巻に分かれているのですが、文王(姫昌)様と太公望が出会うのが、
    下巻の真ん中辺りでした。
    「このペースで、本当に商(殷)を倒して終わるのか?」と、
    要らぬ心配をしました。
    何の力も無かった太公望が、少しずつ、少しずつ、力を付けていく様は見事です。
    ときどき本から顔を上げて、ふと気付いたら、
    「アレ? またいつの間にか仲間が増えてるよ」と、
    思わせるような静かな事の進め方でした。

    0
    2009年10月04日
  • 香乱記(一)

    Posted by ブクログ

    前205年頃。戦国時代の斉王(田氏)の末裔の田儋(でんたん),田栄,田横の話。中心は田横の話で,楚漢戦争で項羽と劉邦が争う中,どちらにも与せず,信義を貫いた人でした。劉邦は嘘ばかりの人で項羽は残虐な人で,どちらについても民衆は幸せになれない。田横が勝っていたら中国はどんな歴史になっていたのだろうと考えさせられました。本の最後は悲しい結末ではありますが,弱者でありながら信念を曲げてまでも強者に屈しない田横に惚れ込んだ一冊でした。
    『人を喪失すれば,城が残っても,国にとって何の意味もない。』この言葉が好きだ。

    0
    2009年10月07日
  • 孟嘗君(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前300年頃。孟嘗君は本名を田文と言い,戦国の四君の一人です(四君:孟嘗君,魏の信陵君,趙の平原君,楚の春申君)。
    斉・魏・秦の宰相になり,食客を数千人も抱えていたそうです。薛の君主になったので薛公ともいいます。
    田文の養父である風洪(ふうこう)、この本では,孟嘗君だけではなく,田文の養父の風洪(ふうこう)(大商人白圭)の話が半分ぐらいあります。その他に,公孫鞅(商鞅),孫臏(孫武とともに孫子と呼ばれる人)も登場します。
    孟嘗君『人の命は,すでにあるものを守っていくというようなものではない。日々作ってゆくものだ。今日作ったものは明日には壊れる。それゆえ,いのちは日々生み出すものであろう。長生き

    0
    2009年10月07日