宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 太公望(上)

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    一族を滅ぼされたかけた時期からの綿密なストーリー。人間関係と国レベルの思惑が絡みながらもするっと飲み込めてしまう複雑さをシンプルに表現する筆に感嘆もの。

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    2010年05月24日
  • 晏子(一)

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    社稷を主とす-この時代には新しい思想を実行したことが興味深かった。君主が神ではなくなり、民の新しいよりどころが必要となったのが、晏嬰の生きた時代だったのだろうか。そして最も魅力を感じたのは崔杼。宮城谷氏の作品を読むと、悪人とされている人物でも実は歴史の敗者で、本来は魅力ある人物だったのではないか、と思われる人物に多々めぐりあう。崔杼もそのひとり。晏弱と晏嬰親子を輝かせたのは、崔杼ではないか、と思われる。晏弱の死後かれの手腕がフルに発揮できていたなら、と残念であるし、晩年の事件の苦悩と晏嬰が見抜いた崔杼の運命がとても切ない。そしてその事件こそがクライマックス。

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    2010年05月18日
  • 重耳(上)

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    春秋時代の晋の公子・重耳、後の覇王・晋の文公の若かりし頃を描く、宮城谷作品の代表格。重耳の人徳に焦点が当てられ、公子として流浪の日々を過ごした時期に周囲にどのように支えられ、覇者・文公が誕生していったのかが描かれている。

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    2010年05月09日
  • 風は山河より(一)

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    宮城谷昌光氏初の日本を取り上げた小説ということで興味を持ち読みました。
    主人公は徳川家の家臣の野田菅沼家の三世代の当主というマイナーすぎる人々ですが、非常に面白かったです。
    今後も、この作品以外では登場することもない位のマイナーな家臣です。
    その野田菅沼家を家臣団の中で有名にした、武田信玄との「野田城籠城戦」が、この作品のメインテーマですが、
    その籠城戦の指揮を執った菅沼定盈という人物がどのように生まれたのかを、祖父の定則の代から綴られています。
    家康物ですが、家康はほとんど登場しません。
    その代わりに、祖父の清康が第一巻で登場します。これは面白いです。
    清康について書かれた小説は、今まで見た

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    2010年07月01日
  • 晏子(一)

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    何度も読み返してボロボロになり、何度も買いました。それだけ面白く、感動します。

    <2015年3月25日追記>
    何度目かの再読。断道の会に出席するまでのスリリングな展開は、何度読んでも面白くドキドキする。そして結末は判っていても崔杼の魅力的なこと...。
    デジタル文庫に入れたので、いつでも読めるのが嬉しい。

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    2015年03月25日
  • 太公望(下)

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    何度読んでも大好きです。
    大きなことをする人はやはり特別なんだなと思います。
    人の上に立つ人に是非読んでもらいたい作品。(しょうもない上司とかにね…。)

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    2011年04月26日
  • 中国古典の言行録

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    読むたびに漢字へのこだわり、読解力の深さに感動します。
    同書は、中国の長い歴史から幅広く(春秋時代から宋、元あたりまで)名言を取りあげているので、自分の世界がますます広がり、これから読んでみたいと思う本がたくさんでてきた。

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    2010年01月07日
  • 太公望(中)

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    望の青に対する涙に心が打たれます。
    周りのことには目がいくのに稿の気持ちに気づかない望が好きです。
    話の展開はいよいよこれからって感じですね。

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    2011年04月26日
  • 太公望(上)

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    やっぱり面白い。
    何度読んでも望がかっこいい…。
    これを読むと何だか前向きに頑張っていこうって気になる。

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    2011年04月26日
  • 孟嘗君(1)

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    宮城谷作品は比較的事実に基づいた作品が多いが、その中では架空の人物や事柄を多く取り入れた作品。
    他の作品では事実に則して物語が進行するだが、この作品では白圭の活躍が現実離れしていてとまどってしまった。
    しかしすぐに物語にどっぷりとはまってしまい目が離せなくなってしまった。

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    2010年02月11日
  • 重耳(上)

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    古代中国を舞台とする宮城谷昌光作品はどれを読んでも主人公に引き込まれす。この作品の主人公は中国春秋時代の覇者(春秋五覇といわれる)のひとりである晋の文公。内乱によっていったんは国を追われた重耳が苦難の末に帰国して春秋時代隋一の名君となるまでの物語。文庫本では3巻セットです。少しずつ時間をかけて読みたいと思いつつ、「次はどうなるかのか?」と思って、結局はあっという間に読み上げてしまいました。
    数年に一度は読み返したくなる本の一冊です。

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    2009年11月07日
  • 太公望(上)

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    太公望がめっさかっこいいですvvv
    道士でもなく超自然的な力も無く、ただ己の智謀を武器に仲間たちを守ろうとする姿に心打たれます。

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    2009年10月04日
  • 三国志 第二巻

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    後漢末期にはいり、外戚、宦官の専横など
    じわじわと熱が上がってゆく感じがします。この巻の終りのほうで、
    曹操、劉備、孫堅などの著名な人物たちが、登場します。
    壮大なプロローグが終わり、ついに本編が始まるというかんじ。

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    2009年10月04日
  • 三国志 第一巻

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    宮城谷さんの作品は本編の主人公が本格的に登場する前の段階の
    主要人物を非常に魅力的に著される方で、
    この本でも曹操登場までいろいろな人物が作品舞台を盛り上げている。
    (ちなみにこの巻には曹操は登場しません。)

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    2009年10月04日
  • 重耳(上)

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    「砂と星の国 晋」
    ロマンチストな表現にどれだけ明るくて素敵な国なのだろうとの想像を裏切り、
    その誕生から成長まで血にまみれている、なかなかハードな国。

    重耳というタイトルなのに重耳の祖父、称の国力増強から物語が始まるところに宮城谷さんらしさを感じる。
    食前酒、前菜、パン・・・とメインを待っている内におなか一杯になってしまうことが多いのだが、
    これはちっとも満足させない。寧ろ食べれば食べるほどメインが待ち遠しくなる魅力を秘めている。

    どうやって重耳は覇者となりえたのか。
    その素地は一体どこでできあがったのか。
    その疑問に答えを与えてくれているかのようだ。

    初読では、称からどうして重耳のよ

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    2009年10月07日
  • 香乱記(一)

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    宮城谷先生の中国歴史ものははずさないな…!! 止まんなくて一気に最終巻までよみました〜。秦の始皇帝圧政下の、斉王の末裔・田氏三兄弟のお話。とにかく人物が魅力的です。項羽と劉邦なんていう有名人も別の角度から見ていたり、いろいろおもしろい…。大団円で終わる物語ではありませんが納得して終われる完結作です。

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    2009年10月07日
  • 晏子(四)

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    晏弱晏嬰親子二世代のお話。
    もう、本当に最初から最後まで感動しっぱなしの作品でした。

    こういう風に生きたいもんです。
    無血開城した男。

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    2009年10月04日
  • 介子推

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    かっこいい!人を信じ大切にするってどういうこと、そのひとつの答えに見える。中国でも最も有名な英雄のひとりだし、残ってるエピソードでも元から信義の人なんだけど、こうやって細やかに、心境もいっしょに描いてくれると、隣に立ちあがってくるかのようで、幸福な余韻が残る。幸福というよりは切なさだけど、でもこんな人間がいるというのは幸福なことだ。

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    2009年10月04日
  • 華栄の丘

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    明るく楽しい一本もの。春秋時代、苛烈だったり清貧だったり清冽だったりする多くの宰相たちを輩出した中国だけど、こんな愛嬌と愛がある宰相も名を残している。他の長編と少し趣が違うのだけど、これはこれで名作だと思う。そして定説の裏側からヒントを得る物語づくりは健在で、だからこそ新鮮。

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    2009年10月04日
  • 子産(上)

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    知的寄り。でも短めなので、一気に読めると言えば読める、硬めだけど。上巻末から下巻最初にかけての大きな動きはすごく切ない。完璧でなくても、少しどうなのって部分があっても、人にはそれぞれ信念や大切なものがあって、それを守ろうとする姿は美しく見えるし、悲しく見える。子産が知能派なので他のより難しい言葉も多いけど、心に深く残るエピソードは必ずあるのが宮城谷さんの長編小説だ。

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    2009年10月04日