宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 三国志名臣列伝 蜀篇

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    現代の作家達が想像を加えて描く「三国志」の中では、一を吉川英治、次いで北方謙三と思っている。だが、それらに描かれなかったピースを、この宮城谷の「列伝」は扱ってくれている。李恢という人物が、関羽、張飛、趙雲などと並んで章立てされているのは、新鮮である。

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    2026年01月10日
  • 三国志名臣列伝 蜀篇

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    周りの人物を描くことで劉備の人となりが浮かび上がる

    宮城谷昌光は昔の方が好きだが、これはいい
    魏と呉も読もうかな、好きな魯粛の章あるみたいだし

    そしてほぼあらゆる登場人物を知っている
    李恢とか麋竺とか公孫瓚とか
    横山光輝とKOEIの三国志ってすごい笑

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    2026年01月02日
  • 張良

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    秦に祖国・韓を滅ぼされた張良が、始皇帝への復讐と韓の復興を誓い立ち上がる物語です。多くの食客や方士を使って巧みに情報を収集し、やがて劉邦の軍師として漢の建国を支えた天才軍師の生涯を、中国歴史小説の大家・宮城谷昌光氏が描きます。諸葛孔明や太公望と並び称される名軍師でありながら、現世から一歩引いた張良の清廉な人物像が印象的です。特に楚の項伯との義侠的な友情に多くのページが割かれ、武勇だけでなく知性と義を貫いた生きざまが鮮やかに浮かび上がります。

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    2025年12月31日
  • 太公望(下)

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    最終巻も序盤はお肉屋さんなのに、あれよあれよと羌公と呼ばれるようになり、気が付いたら牧野の戦いをあっさり制していた。。太公望軍団が強すぎる。かわいい女の子だったはずの継ちゃんまで強い(なお、この継ちゃんが邑姜)
    あれ、女媧出てないじゃん。。(だから出ませんて)

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    2025年12月27日
  • 馬援

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    前漢の名門であった馬氏の一族に生まれ、優秀な兄弟のなかの末弟であった馬援の一生。自然の中で生き、馬、家畜を育て財をなし、それを皆従っていたものに振り分けて身軽な生活をしていたところで最後後漢の皇帝劉秀に従い、最後まで
    国の安定に尽くしたところは清々しい。そんな一生が遅れればいいが、なかなかいい難しい。でも非常に好感が持てる主人公であった。

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    2025年12月21日
  • 諸葛亮 <下>

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    人間・諸葛亮だった。
    とても身近に感じられる人物像で描かれている。
    決して神算鬼謀ではなく悩み間違いもする。
    宮城谷さんならでは。

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    2025年11月30日
  • 太公望(中)

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    ネタバレ

    上巻で可愛らしい奥さんをもらったのに、中巻早々で亡くなって悲しい。。

    成長した望は、強くて、古代の広い中国の中で情勢を見極める目と、それを支える人脈の構築力、かつカリスマ性があって本人は気付かないけど女性にもモテモテ、なんなら妲妃までちょっと好きそうじゃないか!カッコいい、カッコよすぎる…という、お肉屋さん。。いろいろ種は蒔いているが、まだ何もしていません、文王とも知り合っていません。。

    さあ、下巻で爆発させてくれ!!

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    2025年11月30日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    三国志名臣列伝シリーズ最終巻。地味な印象の呉だが正史ベースで見ると切れ目なくリレーの様に名臣が続いている事が分かる。周瑜、魯粛、呂蒙、陸遜がその系譜だろうが張昭のような内政の大物や甘寧の様な猛将もリスト入りしている。そして締めが陸抗というところが最終巻に相応しい。
    孫権の評価は周瑜や呂蒙に劣る様だが個人的には魯粛を高く評価したい。三国演義ではピエロの様なお人好しだがあの時代にして大局観のある大政治家。関羽相手に全く怯まない胆力も凄い。この人の構想通りになっていれば三国志の歴史は変わっていたと思う。

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    2025年11月30日
  • 劉邦(下)

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    上巻で活躍していた曹無傷の扱いをどうするのだろうと思っていたが、なるほどの伏線回収。

    垓下の戦いで終わっているが、皇帝となってからの猜疑心の強い劉邦まで読みたかった。

    全体を通して、戦争描写が多く、「香乱記」や「長城のかげ」と比較すると劉邦の良い面をクローズアップした作品。

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    2025年11月24日
  • 長城のかげ

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    ネタバレ

    前漢の創始者・劉邦と関わりを持つ人物を主役に据えた5つの連作短編集。

    劉邦の長子・劉肥を描いた『風の消長』や、漢王室の儒者の宗家・叔孫通を描いた『満天の星』などは特に読み応えがあった。

    とりわけ『風の消長』に関しては、本作で現れる劉邦像が、同作者の長編『劉邦』で描かれたものよりも、もっと茫漠としてあやしく、しかし不思議な大きさと暖かさがあるものとして映し出されており、劉邦像として面白く感じられた。
    捉えどころのない劉邦を考えるには、本人や臣下や2代皇帝の目線よりも、愛憎の入り混じるべき劉肥の目線が必要だったということなのかもしれない。
    劉肥と駟鈞との関係性も、短い文章ながら魅力的に描かれて

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    2025年11月24日
  • 劉邦(中)

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    なかなか進まない豊邑攻め。
    これが、項梁が出てきてからは一変する。

    この物語の項羽は劉邦に対して、今のところ敬意をもって接している。下巻になってこの関係はどうなることやら、、、

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    2025年11月20日
  • 諸葛亮 <下>

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    正史を元に作られた本なので、脚色は少なく史実に沿った作品となってます。三国時代を振り返るに良い本だと思います。

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    2025年11月20日
  • 侠骨記 〈新装版〉

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    甘棠の人
    召公奭のタイトルであるが太公望の足跡がメインのように感じる。短編で早足で物語が進むため、この時期の中国をよく分からない自分には難解だった。

    「王家の風日」を読んでから再読する。

    「王家の風日」の太公望は羊飼いから表向きは肉屋に転職し、裏では過激派地下組織のリーダーで、そこから西伯昌の宰相となる若者。そんな彼が針の曲がっていない釣竿を持っている姿だけでも不気味。召公奭が自分の意思で周を助けたつもりだが、何だか操られた感がするのも頷ける。

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    2025年11月18日
  • 太公望(上)

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    ネタバレ

    マンガ『封神演義』の知識しかないので、いつになったら崑崙山に行くのか(行きません)、元始天尊は出てくるのか(出てきません)、この洞人っていうジイさんがそれなのか(違います)、習った剣術が打神鞭か(違います)、ほらやっぱり敵の矛を折ったぞ(だから違います)…とドキドキしながら読むことができた。
    太公望はコミックより随分ちゃんとした人で、コミックでも策士だが、それだけでなく強い(くなった)。
    上巻のラストでは仲間と別れて結局1人(奥さんと子供ができたけど)なので、本格的な活躍はこれから。なかなかの長編だが、中巻も楽しみ。

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    2025年11月03日
  • 三国志入門

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    三国志の時代背景、英雄たちの概略の来歴、大規模の戦い、有名な言葉等々、三国志を読む上での基本的な知識が網羅されている。

    当然、正史なり演義そのものを読むに勝るものではないのだが、それなりにボリュームのある三国志のとっかかりとして、とりあえず読んでみる価値はある内容だと思う。

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    2025年10月19日
  • 孟嘗君(5)

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    孟嘗君だけでなく、白圭のような大人のかっこよさ。一つ目指していくべき指標だと感じた。
    孟嘗君の食客への接し方は現代の組織にも通ずるところがあると思う。
    人によって態度を変えない。月並みな言葉だが実行し続けるのはなかなか難しい

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    2025年10月17日
  • 新装版 奇貨居くべし(一) 春風篇

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    難しい言葉は多いけど展開も早いし読みやすい
    ひねくれ陰キャだと自分も周りも思ってたけど実は肝がすわってて物事の本質を見る目がある運もある、成長が楽しみ

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    2025年10月13日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    三国のうちでも、呉は平和そうだと思っていましたが、そんなことはないと改めて知りました。私の劉備への評価が、まんま周瑜の劉備感と一致していて、それだけでも読んでよかった。

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    2025年10月10日
  • 戦国名臣列伝

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    宮城谷昌光氏の中国名臣列伝シリーズ2冊目、戦後時代編です。前回の春秋時代とは異なり、国のイメージもつきやすく、知っている人物も多かったので、格段に分かりやすくなりました。漫画『キングダム』にも登場するキャラも多いので、理解も進みます。戦国時代の激しい争いを経ながら、秦の統一に向けて歴史が進んでいきます。ここまで読んで、やはり秦の統一過程に俄然興味が湧いてきました。前作の感想で、名臣列伝シリーズを読んだ後、何を読もうか悩んでいましたが、そろそろ決めていきたいと思います。
    続編にあたる楚漢時代もとても興味深く読ませていただいております。

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    2025年10月04日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    ネタバレ

    呉篇。
    周瑜・魯粛・張昭・甘寧・陸遜・朱然・陸抗
    目次にある名前を眺めるだけでワクワクしてくる。
    懐かしい感を得られるところは三国志に夢中になった人の特権だろう。

    「魯粛の死は、歴史にとっても痛恨事であった。」

    魯粛が生きていたら、関羽はあんな命の落とし方をしなかったのだろうか。
    はるかに遠い昔の話に、イフを考えてしまうのも、この本の魅力だ。
    そんな読書でした。

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    2025年09月21日