【感想・ネタバレ】新装版 奇貨居くべし(三) 黄河篇のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

薛公・孟嘗君がなくなった後、彼の庇護に在った慈光苑は斉に標的にされてしまう。慈光苑の主は孟嘗君に恩義のある魏を頼るが、卑劣な裏切り行為に会い壊滅してしまう。呂不韋はそこで、敵であると考えていた陶邑にいる秦国の陀方を頼り、九死に一生を得る。

陶を楚の優れた農民・田焦とともに発展させていく中に自分を道...続きを読むを発見する呂不韋が描かれており、この後どのように趙の大商人となり、秦の宰相に上り詰めていくのか展開が楽しみになる一冊でした。

(印象的だった文章)
・呂不韋にとって日々は生み出すものであり、ついやすものではない。産みだそうとしないかぎり、努力は存在しない。
・ー学は没するに至りてしかるのちに止むべきなり。
・人を傷つけると、自分も傷つく。その負傷を恐れるがゆえに、人にはいいたくもないことをいい、いわねばならぬときに黙ってしまう。日常生活においても、人の勇気は試される。
・ーどの道においても、人がやらぬことをやらねば、成功しない。
・持続するいまがなければ、成功という未来はない。

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

呂不韋の生涯、第三巻、黄河篇。

「呂不韋は孫子(荀子)の、
——学は没するに至てしかるのちに止むべきなり。
という教えを体現し、死ぬまで学問を続けた人である。」
やはりまだキングダムの呂不韋のイメージとは違う呂不韋。
冷静に考え続けて、商人として生きる決意をする青年時代。

貧しい人や困っている人...続きを読むを救い、出会う人々の生き方から学び、
「苦しむ者が勝つ。」
という自分なりの思いを導き出す呂不韋。

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