青木祐子のレビュー一覧
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ネタバレ前作「ベリーカルテットの事件簿」の姉妹編。
今作の主人公はとある事情で休職中の少女マイア。新聞広告に載っていた求人広告に応募したけれど、その採用基準はかなり変わっていた。骨格!?特殊常務??採用されたクレセント私設事務所で助手として働き始めたマイアは事務所の所長である美青年貴族レヴィンと共に依頼を解決しようと動き始めるが・・・。
著者あとがきから、ベリーカルテットを書いていた時期に思いついたとあったので時間軸は一緒ですし、某小説家探偵ロイの名前も出てきました。あっちが表なら、こっちは裏。読んでみて納得しました。あっちも面白いけれどこっちもなかなか面白かったです。2話収録されています。マイアと -
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ネタバレ少女向けライトミステリー。
ヴィクロテの青木さんの新作。ヴィクロテを読むのが途中で止まってしまったのでこちらにも手を出してませんでしたが、新作ということで読んでみた。
文章は主人公のメイド・シャノンの1人称で進んでいき読みやすいです。イラストも明咲さんなので美麗です。
シャノンは執事として有名すぎる父を持つメイドの女の子。主人を影から支え、屋敷で起こる様々な出来事にテキパキと対処できる能力を持っている。その傍らベリーカルテットと呼ばれる屋敷で起こった殺人事件の謎も明かしてしまうという(笑)対する主人のロイはお金持ちの放蕩息子で一応小説家。小説を書くということもあり、観察眼や審美眼、適応力なんか -
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久しぶりにヴィクロテのあの空気感に浸りたかったので、楽しく読みました。
神経が参っていて正直少女小説を読むより勉強しなきゃいけなかったのに。
ほわんとした空気感があって、かえっていいリフレッシュになりました。
皆様と違って、私はアンチシャーリーな面があるので、シャーリーの
独占欲が、愛情があるにしても、ちょっと鬱陶しかったです。
アントニーに、なんの文句があるんですか?って突っ込まっれていたけど
私もそう思いましたねぇ…。悪いけどずっと一緒に暮らすなら、あの嫉妬は
やめたほうがいいですよ?バレたら恥かしいんじゃないか?
まぁ…シャーリーが十分に格好いいから、
クリスは満足なのかな?リアル -
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ネタバレすっごくあっさり終わってしまいましたね。
リリアの父親が麻薬の販売に手を染めていたことは前作から薄々わかってましたが、無実であってほしかったなぁ。
まあ、その展開だとご都合主義すぎるでしょうが。
今回はディアナとリリアのしたたかさと凄かった。
ディアナは「頭の回転と運の強さを利用した計算高さ」、リリアは「無知と無邪気を利用した計算高さ」
どっちが性質が悪いと言ったら後者なんだろうけど、リリアは純粋培養の箱入り美少女だから許されるんだろうな。
怖いぜ・・ディアナはパーク卿騙してるしな。
この場合、ディアナの演技力が高いのかパーク卿があぽちんなのか。
ルパートは振られろ^^ -
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お話は面白いのに、ラストが急ぎすぎてしまった感じですね。
リリアの父上の遭難にまつわる謎が解けます。
リリアの父上がやっていた危うい商売の内容を、
おそらくリリアは感づいてるだろうなって思いながら
前の巻を読んだので、予測通りの展開でした。
ただ、ラブストーリーとして見た時は、ちょっと残念です。
龍之介とリリアは、恋人同士として始まる段階ですが
「心底惚れて 惚れられるつもり。」
というには、お互いの気持ちの盛り上がりが足らない。
かつての許嫁、百合の名も、思わせぶりに出てくるだけで
本当はちゃんと、いろんな絡みを書いて欲しかったです。
家督争いのお話も、ちゃんと乗り越えたら二人は -
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BOOKLIVE版で。
女優の舞台でのドレスを作ることに。
2作目らしいお話でした。
いかにも闇のドレスっぽいのがそうでなくて……とか。
誰しも心に闇を抱えているもの。主人公のクリスも、女優のマーガレットも、俳優でちゃらんぽらん?なキースも、脚本家のカリナも、もちろん闇に心を落としたアイリスも。
スターウォーズのダークサイドのように。愛する人(異性だけでなく、親兄弟なども)を想って、闇に堕ちてしまう。そのへんを描くことで、キャラクターに深みが出、ドラマが始まる。
監督のピーターさんはいい人だったな。
シャーロックのいとこのフリルちゃんも。おかげで、緩急がついてるというか、微笑ましくて、場が -
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《ヴィクトリアン・ローズ・テーラー》シリーズのカーテンコール的短編集。
クリスとシャーリーの甘酸っぱい新婚生活の様子がうかがえる、ファンには嬉しい一冊♪
しかも! 巻末には、遂にあきさんによるヴィクロテ漫画がッ!!
幸せそうに微笑みあうクリスとシャーリーはもう至福です(>▽<)
2話目に収録されているアデルとジャレットの話もその後が気になっていた伏線の1つなのだが、まさかアイリスがあんな形で絡んでくるとは思わなかったw
3話目は…正直、微妙な感じだったかな。
ワーズワースという題材自体は嫌いじゃないんだけど、主要キャラ3人の関係性やドロシーの思考が何となく狂気的で、読んでる間中どことなく