青木祐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ストーリーはなんてことないんだけど、リーダビリティがあるというか、続きが自然と気になるというか、ページをめくらされているというか……さくさく読んでしまう。
結局、なんの話だったんだろ?
なぜ積荷が狙われたのかを、さぐるミステリー?
妓館の謎の女の子二人が気になる存在で。
白蓮のほうは、複数の恋人を手玉にとる(が、本命には純情)ダークな部分を持ちつつも、芯のある女性で、少女小説の脇役にはこういう子いるよね、って感じ。
メイファは、世間知らずの田舎娘で、かわいいし。
ってか、フェイは女戦士でカッコいいし。
意外と登場場面が少ない、主人公のリリアちゃんは、かわいらしい正統派主人公で。
女の子キャラがよい、正しい少女小説だなぁ。
リリアちゃんは、ずっとお屋敷にいて、まわりに動いてもらって自分は何もしてないようでいて、実はしっかりものを考えていて、ちゃんとボスしてる。
大事な積荷を預ける場所も考えてるし、お茶会を開くことも自分でする、最終的にパーク卿と渡り合うのはリリアちゃん一人。
(龍之介は、ほったらかしではなく、ちゃんと影から見守っていて、きっちりヒーローの役割を果たしている!)
パーク卿が、単なる悪役でなく、一癖ある人物だが紳士ではあるという書き方が心憎い。
リリアと龍之介の恋心も、ちょいちょい挟んでくるので、彩りになってる。実際、二人が顔を合わせてる場面は少ないけれど。
たくさんのキャラを描き、上海の雑多な雰囲気をかき分け、謎を追わせる作品で、青木祐子さんはさすがの腕前! -
Posted by ブクログ
甘々のハッピーエンドから4ヶ月。
ファンにはうれしい「その後」の話です。
正確には「その後」の話を含む短編3編+あきさんの漫画です。
私的にはあきさんの漫画(33ページ!!)がうれしかったですね。
完璧なシャーロックの3枚目部分が強調されてて、
シリーズを通して本当に楽しかったです。
短編の方は、
クリスとシャーロックの話の他には、
前作でチラッと出てきたアディルとどこぞの王子様の顛末が。
個人的に気になっていたジャレッドのその後が分かったので満足です。
あとがきによると作者の別シリーズの作品とつながるエピソードだとか。
そちらは読んでないのでどの程度か定かではないですが、
両シリーズ読んでいる方にはうれしいおまけですね。
最後の短編はこのシリーズとは関係ないまったくの別作品でした。
ちょっと重めで、甘々なこのシリーズの中にあっては異色でした。
恋の話ではあるんですが、
実在の人物を題材にした悲恋(?)ものなので、
存在感がありすぎて他の話を霞ませるほどでした。
このシリーズを読むときはハッピーエンドを求めているので、
できれば別々に読みたかったです。 -
Posted by ブクログ
ようやく「薔薇色」に戻ったクリスとパメラ。
オジーハウス編長かったなぁ…。
しかし長かっただけあった当人たちと周囲の状況の変化でした。
個人的には、クレアの存在がいろいろな意味で衝撃でした。
罪のない、内気なだけの善良な令嬢ながら、令嬢ならではというか、女ならではの理論で、裏切っていることにも気付かないかの…というのが一番大きかったかも。
でも、マテアスとの間が新たに始まりそうなのは、素直に良かったです。
クレアも変わって行けそうだし。
そして到底無理だろうと思っていたシャーリーとクリスの間は、どうにかなりそうになってきたのが、それなりに納得のいく展開だったのが良かったです。
エマの時には納得しながらも、何となくもやもやしたものが残ったので、それがないと嬉しい。
にしてもイアンとパメラはそれなりにうまく行っているようで嬉しい。
この二人がイチオシなのだが。
アントニー頑張ってるので大変心苦しいが、何となくブリジットとの関係が変わっていきそうで、それが嬉しいかも。
しかしアイリス…泣けます。