【感想・ネタバレ】ヴィクトリアン・ローズ・テーラー12 窓の向こうは夏の色のレビュー

あらすじ

ケイトは厳格な叔母にドレスの注文を取り消され…(「ドレッシング・ルームの高い窓」)。男爵令嬢ファニーは恋人のケネスに隠し事をしていて…(「希望という名の猫」)。仕立屋『薔薇色(ローズ・カラーズ)』をめぐる短編に、書き下ろしで寄宿学校時代のシャーロックの淡い恋を描いた「窓の向こうは夏の色」、愛人のいるヘンリー・モアティエと結婚したドロシアの物語「幸福な淑女」を加えた“恋”の短編集。

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19世紀、英国ロンドン近郊のリーフスタウンヒルには小さな仕立屋「薔薇色(ローズ・カラーズ)」。売り子である友人パメラとともにこの店を営む少女クリスが仕立てるドレスは恋をかなえてくれるという噂がある。噂を耳にした公爵家の長男シャーロックが妹のためにドレスを頼みに来て…というお話から始まる、短編集を挟みながら長く続く少女向けライトノベルです。これを「ラノベだから」と見逃すのはもったいない! 上流階級のシャーロックと労働者階級のクリスの恋を通底に、1冊ごとにドレスを仕立てたい令嬢たちを主役としたお話が完結しますが、「恋のドレス」とそれに対立する「闇のドレス」も登場し、ミステリの要素も。ヴィクトリア朝における身分違いの恋を描きながら、恋愛関係やご都合主義だけに終わらず、母娘や夫婦などの人間関係を含めて、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に表現されている非常に優れた少女小説です。シリーズの主人公2人の行く末が気になって、どんどん続きを読みたくなってしまうので、大人買いがオススメ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

盛りだくさんの豪華な一冊です。
個人的にはシャーリーの青い頃を垣間見れて
ウケました。いや、今も青いのか奴は。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

外伝、短編集。
シャーリーの学生時代の淡い恋の話もあり。
ドロシアの話もあり、気になる裏話がわかる。
クリスとシャーリーから考えると、裏話になるが、本人からすると、裏も表もなく、自分の人生が本筋なんだよなとふと思った。

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2012年12月31日

Posted by ブクログ

あきさんの挿絵が、いつものやわらかい鉛筆線じゃなくてふつうのつけペンになっていて、いつものニュアンスがなくなっていたのがショック。


寄宿舎時代のシャーロックよりも、「希望という名の猫」で指貫に動揺するシャーロックのほうが何倍もかわいい。

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2012年05月20日

Posted by ブクログ

<ヴィクトリアン・ローズ・テーラー>の短編集。
クリスの指にはめられた指貫を指輪と勘違いしてやきもきするシャーリーがとても可愛いw
今回はクリスの出番が少なくてちょっと残念だったけど、シャーリーの寄宿学校時代やモアティエ公爵夫妻の馴れ初め(?)など本編ではあまり知り得ない事が描かれていてなかなか面白かった^^

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ヴィクトリアン・ローズ・テーラーの2冊目の短編集。
「ドレッシング・ルームの高い窓」
「希望という名の猫」
「窓の向こうは夏の色」
「幸福な淑女」
の4作品を収録。
いつもの感じの話ではなく、切なかったり、やるせなかったりする話が中心。脇キャラたちに視点を当てた話です。ラブはあんまりないけれど結構良かったです。

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2009年10月04日

シリーズ作品レビュー

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