青木祐子のレビュー一覧
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甘々のハッピーエンドから4ヶ月。
ファンにはうれしい「その後」の話です。
正確には「その後」の話を含む短編3編+あきさんの漫画です。
私的にはあきさんの漫画(33ページ!!)がうれしかったですね。
完璧なシャーロックの3枚目部分が強調されてて、
シリーズを通して本当に楽しかったです。
短編の方は、
クリスとシャーロックの話の他には、
前作でチラッと出てきたアディルとどこぞの王子様の顛末が。
個人的に気になっていたジャレッドのその後が分かったので満足です。
あとがきによると作者の別シリーズの作品とつながるエピソードだとか。
そちらは読んでないのでどの程度か定かではないですが、
両シリーズ読んでい -
Posted by ブクログ
ようやく「薔薇色」に戻ったクリスとパメラ。
オジーハウス編長かったなぁ…。
しかし長かっただけあった当人たちと周囲の状況の変化でした。
個人的には、クレアの存在がいろいろな意味で衝撃でした。
罪のない、内気なだけの善良な令嬢ながら、令嬢ならではというか、女ならではの理論で、裏切っていることにも気付かないかの…というのが一番大きかったかも。
でも、マテアスとの間が新たに始まりそうなのは、素直に良かったです。
クレアも変わって行けそうだし。
そして到底無理だろうと思っていたシャーリーとクリスの間は、どうにかなりそうになってきたのが、それなりに納得のいく展開だったのが良かったです。
エマの時には納 -
Posted by ブクログ
「十二夜の手紙」「わたしの美しい人だから」「聖者は薔薇を抱きしめて」の三篇を収録した作品集。
「十二夜の手紙」は、結婚間近な令嬢が「薔薇色」でドレスを作るお話。手紙について(珍しく)シャーロックが探偵役をするのが楽しい。
「わたしの美しい人だから」朴念仁イアンと、患者とその姉、それにパメラのお話。「薔薇色」のドレスでみんなが幸せになれるならいいのにね。
「聖者は薔薇を抱きしめて」パメラの出生と、恋のお話。パメラらしく冷静。「だから、あたしに、自分は辛かったって話はしないでほしいの」といえるパメラにはそんじょそこらの男は敵わない。まあ順当に。 -
Posted by ブクログ
今時流行りのちゃきちゃきとはっきり動く主人公とは真逆の、引っ込み思案で大人しく、読んでいる側が突っ込みたくなってしまうような地味な少女クリス。
類まれなるドレス作りの才能があるとは言え彼女だけでは暗い話になってしまいそうなところを、親友兼お店の売り子でもあるパメラの明るさとはっきりものを言う性格が助けていてとても良いバランスです。
作者がブログなどで言っている「人は欠点があるからこそ魅力的」という言葉そのままに、生き生きとしたキャラクターが生活している様子にいつのまにか没頭してあっという間に読めてしまいます。
少女小説の中でも特にオススメしたい一作。 -
Posted by ブクログ
愛する人との結婚が、周りから全く祝福されなかった時、一番の難関は、相手の両親との最初の話し合いだと私は思います。
最初はどんな恋人同士だって、相手の両親を大事にしたい。本当の家族になりたいと謙虚に願うものですから。
もちろん、結婚してからもその気持ちは同じ。でも暮らし始めてしまったら、幸せは自分達で築くもの、若干色合いは変わるのかもしれませんが…。ともあれ、大事なこと。ついに、クリスはその難関に立ち向かいます。
ハクニール公爵の、切羽詰った叫びは本物だと思いますが、出された条件は懐柔…ですよね。そこで折れてしまったら、シャーリーの頑張りに意味はないので…。立派に切り抜けたというところ。
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Posted by ブクログ
こっちも佳境が近くなっていますね。
いよいよ身分の壁を打ち破ってでもクリスを選ぶと決心したシャーリー。
エマでも同じテーマを扱っていたので、今後の展開は興味を引くところです。
でもまだ闇のドレスが関わってくるのか、と思うと何ともなぁ。
これは最後の最後まで切っても切れない縁になるのでしょう。
下手したら、恋の障害がなくなって、最後の決着がそっちなのか。
しかし思った以上に障害が少ない、というか味方が多い。
いや、ここに来てこれだけ味方がいなければ、二人が結ばれる流れに無理が出るから仕方がないけど、それが今までクリスが人に真摯に関わってきたからだと言われれば、それまでですが。
私としては、