無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
19世紀、英国ロンドン近郊のリーフスタウンヒルには小さな仕立屋「薔薇色(ローズ・カラーズ)」。売り子である友人パメラとともにこの店を営む少女クリスが仕立てるドレスは恋をかなえてくれるという噂がある。噂を耳にした公爵家の長男シャーロックが妹のためにドレスを頼みに来て…というお話から始まる、短編集を挟みながら長く続く少女向けライトノベルです。これを「ラノベだから」と見逃すのはもったいない! 上流階級のシャーロックと労働者階級のクリスの恋を通底に、1冊ごとにドレスを仕立てたい令嬢たちを主役としたお話が完結しますが、「恋のドレス」とそれに対立する「闇のドレス」も登場し、ミステリの要素も。ヴィクトリア朝における身分違いの恋を描きながら、恋愛関係やご都合主義だけに終わらず、母娘や夫婦などの人間関係を含めて、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に表現されている非常に優れた少女小説です。シリーズの主人公2人の行く末が気になって、どんどん続きを読みたくなってしまうので、大人買いがオススメ。
Posted by ブクログ
2010.4.24再読
見どころはなんといっても、ぼろ宿でシャーリーとクリス二人っきりのシーンなんでしょうけど。
一番はラリーですね。空気を読まない男ラリー、最強です。今回クリス以上にシャーリーを翻弄し、苛立たせ、しまいには命令までしてしまうのですから。
いいぞもっとやれ!
相変わらずもたもた気味のクリス達ににやけつつも、ラリー側の恋も読みごたえがありました。いつもヴィクロテは一筋縄ではいかないストーリーが隠されていて、そこがいいですね。
ラリー側のストーリーは是非つづきを書いて欲しい。今後あの妹がどうなるのか、救われないままだと苦しいなと思った。
そしてアイドルシャーリー。
いつもなんでもそつなくこなし、取り澄まして紳士にふるまってる(でも内心はへたれてるけど)シャーリーが、大好きな車がらみということで妙に白熱して頑張っていて、恋愛面以外でも年相応なところもあるじゃない!とまたもにやにやしました。
車でみんなで旅行とかも、いつもと違った展開が面白かった。宿をとるときに他の客からクリスを庇うシャーリーとか。その後の展開さえ無視すれば包容力ばっちしじゃないの!
じりじりじりじり進んでいく恋に目が離せない。
Posted by ブクログ
仕立屋『薔薇色』のクレマチスの花が届けられた。差出人は闇のドレスをめぐる事件以来謹慎中のシャーロック。クリスは彼を想いながらも、手の届かない相手だと自分に言い聞かせていた。そんなある日、アメリカ人の機械工ラリーが『薔薇色』にやってくる。ラリーはオブシティアンズに水色の車があると聞き、それを見てみたいがために、クリスにシャーリーを紹介してくれるよう頼む。もちろん断るクリスだったが、彼のフィアンセのドレスを作るため、彼らと共に車の旅に出ることに。だがそこにはシャーロックも同行することになっていて・・・。
ちょ・・・呑気に「ありがとう」とか言ってる場合かよ?!クリスの告白にもびっくりしたけど、シャーリーの間抜けな返事には唖然。俺も好きだ、くらいのことは言ってのけるのかと期待してたのにー!このところお客たちの恋が何だか微妙。お互いに大事には思ってるんだろうけど、どうでもいいことで悩みすぎだろうって気もします。結婚前からこんなことですれ違ってるようでは心配。パメラが恋人を作らないのはなぜなのでしょうね。短編集でその理由も明かされるのかな。イアン先生好きなので地味に気になります。
Posted by ブクログ
“(本当に下手な探偵ね、あなた。あたしは体を売ったことなんかない)
パメラは、ロンドンの『薔薇色』は知らない、と言っていた。
もしかしたら、パメラは――パメラとクリスが出会ったのは、この街だったのではないか。それは、母に利用されて働かされていた優しい少女と、たまたま美貌だったためにどこかから売られてきた賢い少女との、すがるような出会いだったのではないか。
パメラは少女にしては達観しているところがある。ときどき、つい年下であることを忘れてしまうほどだ。パメラを好きになる男性にはことかかないだろうに、恋人はいない。”
毎回毎回依頼人たちの抱えている問題の根本が巧みに隠されていて飽きない。
緩やかに二人の恋は進展中、と。
“「……きみの恋人になる男は、幸せだろうな」
話を変えると、クリスは首をかしげて、目をまばたかせた。髪がさらりと揺れて、片方の耳から首までを隠した。
「わたしのですか?」
「そう。きみといると、とても安らぐよ。そんなふうに誰かに言われたことはない?」
「ありません。あの――パメラは、男の方からいろいろ言われたりしているみたいなんですけど、わたしには」
だが、いずれ、あるのだろう、とシャーロックは思った。”
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少女・女性マンガ
小説・文芸
少女・女性マンガ
少女・女性マンガ
小説・文芸
試し読み