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Posted by ブクログ
「これは経費で~」が面白かったので同じ作者の作品も、と思い読んでみましたが、「これは~」とはまた違った面白さがありました。特に最初の章に登場する朝子の内面、なにかと人と比べなければ気が済まない、そして自分より劣っているとの比較により安心する、娘の友達に関しても同様で、とにかく何かと比べ自分が上位であることを実感しないとどうにもならない”儚さ”がうまく表現されていたと思います。
つづく各章にも本作の主題となる4軒の住人が登場しますが、誰もかれもがひとくせふたくせある人物ばかりです。
本作の面白さについては「あとがき」で解説されている通りでして、ここで素人がレビューするまでもないほど的確な解説がなされていますので、ご興味のあるかたはそちらをご覧ください(いや、本当にそう言いたくなるくらいズバリな解説だったんです…)。
それにしてもこの登場人物たちは本当の意味での”幸せ”にはなかなかたどり着かないのでは、と思ってしまいますが、一方では読者である我々も似たような部分は多かれ少なかれ持っているものでしょう。そう思うと人の振り見て我が振り直せ、ではありませんが、自らを省みるきっかけになる一冊とも言えるのではないかと思います。
「これは~」に登場する主人公の森若さんもそうでしたが、著者は登場人物の内面、それもちょっとダークな部分にスポットライトを当てるのがとてもお上手ですね。しかも読み手としてもちょっぴり自分にも当てはまる内容でもあるので、読み手が”怖いもの見たさ”、あるいは”いけないことをやっている”感を味わうような錯覚もあり、どんどん読み進めてしまうのですよ…。
Posted by ブクログ
ありそう… こういう人いるいる!ありがちな人物設定の中に知ってる人を探してしまう。多佳美もいそうなタイプだし、朝子はいかにもお友達ほしい女子中学生みたいだし、自分のこだわりが命の想子みたいなタイプも確かに一定の割合でいるし、美和みたいなB型っぽい周りを振り回すタイプもよくいるし。
朝子の夫はちょっとあり得ないくらいいい人だと思う。普通の感覚だったらうんざりするんじゃないかな、この人。
最後のクリスマスパーティの事件がおもしろかった。
それにしても陽平ってどうしようもない男だ。恵まれたルックスが逆に災いしてる。
1章はちょっとつまらなかったけど、後半はだんだん展開が加速しておもしろかった。
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