田坂広志のレビュー一覧
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職場の上司たちが口を揃えておすすめしていた本だったので、読んでみました。とても勉強になります。
企画は、実際に実行出来ないと意味をなさない。
なので、企画力とは、実行力のこと。
また、実行出来るよう、組織を動かす力であること。
人を動かし、組織を動かし、その企画をなすために、企画書が必要であること。
そしてその企画力はそれ自体に魅力をもたせ、完結性をもたせること。
すぐに使える考え方ばかりでした。営業はもちろん、営業企画や商品企画、営業アシスタントや組織をマネジメントする人にとっても、勉強になる1冊だと思います。非常に読みやすい本なので、おすすめです。 -
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実は、我々、誰もが、自分の中に「複数の人格」を持っている。 会社では辣腕の課長、自宅では子煩悩な父親、実家に帰れば母親に甘える三男坊。 例えば、そうした形で、我々は、自分の中に「複数の人格」を持っている。 問題は、それを自覚しているか、そして、その「複数の人格」を意識的に使い分けているかである。 実は、スピーチにおいては、この「人格の使い分けの技術」が、極めて重要である。
話術」というものを究めていくと、最後は、「どの人格で話をするか」という選択になっていく。言葉を換えれば、「多重人格のマネジメント」
一人の経営者が、自分自身の中で、一見、矛盾する「対極的な人格」を同時に持ち、それ -
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「あのファインプレーは良くない。きちんと守るべきところを守っていたならば、あんなファインプレーにはならない」
「あのエラーは良い。結果としてエラーになったが、彼は、基本に忠実な守備をしていた」144
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見抜かれる「操作主義」223
マネジャーが、部下の共感を得ようとしたときではなく、マネジャーが、部下に共感したときです。236
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こうしたマネジャーは、部下の話に適当に相づちを打ち、部下との表面的な人間関係には気 -
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ネタバレ弁証法という言葉は聞いた事がありますが、何なのかはわからない。そんな中でタイトルに惹かれて読みました。
個人的には第三章の弁証法における解説をはじめに持ってきて欲しいと思う構成でしたが、予測するための一つの考え方としては面白いです。ただ、弁証法自体の知識が無いので、肝である螺旋的発展が対話としての方法である弁証法との関連が未だによく分かりませんが。。
何事もそうですが、読んですぐ使える訳では無いし、あくまで参考になる部分を取り入れる事が重要です。未来の予見というよりは、起きた現象の本質を理解するというのに適しているのかな、と思います。
以下は具体例を省いた学びのポイントです。
◉未来を予見 -
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「福島原発事故」についてはすでに多くの書が出版されているが、本書は2011年の事故後に内閣参与として事態収拾にあたった専門家が著者である。
専門家として「原発」への深い憂慮をわかりやすく展開しており、「高レベル放射性廃棄物の最終処分問題」「行き場のない使用済み燃料」や「国民の七つの疑問」を読むと、問題の一層の深刻さがよくわかる。
すでにマスコミで「福島原発」を取り上げることも少なくなっているが、「福島原発事故」は、現在でも収束したわけでもなければ、解決したわけでもないのだということがよくわかった。
本書は、たんたんとインタビューに答える形で進行しているが、内容は深刻である。
政治の世 -
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ネタバレ核燃料サイクルの工学博士号を持つ著者の、仕事からの最高の報酬とは何かを説くサラリーマン向け啓発書。
安易に地位や金銭報酬を求めるだけの風潮について痛烈に批判し、得られるべきは「見えない報酬」であり、それが本当のプロフェッショナルとなるための王道であると主張している。
そのためには、Ⅰ、能力を高めること Ⅱ、仕事を残すこと Ⅲ、自分自身を成長させることであるとし。その三点につき謙虚に取り組み、師匠と出会う必要性や呼吸・着眼・心得をどのように会得していくかを指南している。やはり、ここは謙虚になり、自分の振る舞いを再考すべきと反省させられた。