田坂広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
201610/
優れた経営者や起業家、マネージャーやリーダーの「かばん持ち」をすることは、この「人格の切り替え」を学ぶ、最高の方法です。/
「苦手」と思う仕事も、「不遇」と思う時代も、捉え方によっては、それまで自分の中に眠っていた「人格と才能」を開花させる、絶好機なのです。そして、人間とは不思議なもので、そうした「前向き」な気持ちで取り組んでいると、実は、どのような仕事も「面白く」なってくるのですね。/
「苦手の相手」や「苦手の仕事」を、ただ「避けたい」と思ってしまうか、「自分の可能性を引き出してくれる素晴らしい機会」と思うかが、分かれ道なのですね。実は、「苦手」と思う仕事も、「不遇」と -
Posted by ブクログ
○マネジメントの難しさ、思い込みを一掃してくれる。経験をしていればいるほどわかる内容。
我々サラリーマンにとっては、上司と部下の良好な関係は重要な課題である。
それを一般的に業務上において、マネジメントと呼ばれる手法で上司が部下に対する指導等をするわけだが、その手法は人によって様々で、ときに誤っているマネジメントにより職場や会社・部下・上司を混乱に巻き込むことがある。
この本は、マネジメントのやり始めと、3ヶ月くらい経って成果や課題が見えてきた頃、1年単位で自分の業務を思い返すような時期、それぞれで読み方と捉え方が変わる内容だと感じた。
その理由は、第九講「なぜ、ベストチームが必ずしも成功し -
-
Posted by ブクログ
様々な分野のプロたちが綴る、問題解決をテーマにしたインタビュー本。面白いなと思ったのは、ヤン・チップチェイスの話で、あるルワンダの女性が電気が通ってからというもの自分の家にはアイロンがあるということを魅せつけるために、外出の頻度が高くなったというもの。表面的に見栄えのするものを消費者は買い、自分の社会的地位を高めているのだ。企業側は消費者の内面を知り、純粋な動機や欲に焦点を当てて商品を生み出すべきだ、と彼は語る。政治や流通など、様々なものはトップダウン方式で一般人に還元されるので、我々が”バカ”であればあるほどトップ側は得をするという現状を改めて知り、純粋に怖いと思った。
また、アニタ・エルバ -
Posted by ブクログ
●日本語で「器の大きな人物」という言葉がありますが、この言葉の本当の意味は、「自分の中に、幾つの自分、幾つの人格を持つことができるか」という意味での「器」なのですね。従って、昔から日本では、そうしたことができる政治家や経営者を「器の大きな政治家」「器の大きな経営者」と呼んできたのです。
●「清濁併せのむ」ことや、「包容力」を身に着けるためには、まさに自分の中に「さまざまな自分」があり、その「多重人格のマネジメント」が求められるのです。
●自分の中にある「複数の人格」を自覚し、置かれた状況や立場によって、「異なった人格で対処する」ということを意識的に行うならば、自然に「様々な才能 -
-
Posted by ブクログ
分析思考は木を見て森を見ない。盛り全体を見る。
螺旋的発展の法則。未来進化と原点回帰は同時に起こる。
進化とは多様化のことである。元の種はなくならない。
次に復活する。
書を捨てよ、町に出よ=タウンウォッチング
何が復活するか、を見るためには何が消えていったか、を見る。それが新しい技術で復活する。
通信料金の低下で発展する。
ものごととは否定の否定で発展する。
知識社会とは、知識が価値を失っていく社会。
振り子のように両極端を繰り返す。ハイテクはハイタッチに向かう。
中間業者の復活=進化。さらにコンシェルジュ=御用聞きへ。
対立するものは似てくる。争っていると似てくる。
矛 -
Posted by ブクログ
上司推薦、20代で読むべき本。実際、読んでみて、各年代で読むことで価値観の変わる本。
なぜ私たちは働くのか?
①思想:現実に流されないための錨(食べるためではない、ワクワクするため)
②成長:決して失われることのない報酬(給料→能力→仕事。究極的に成長のため)
③目標:成長していくための最高の方法(夢を本気で語り、目標を本気で定める。)
④顧客:こころの姿勢を映し出す鏡
⑤共感:相手の真実を感じ取る力量(まず顧客に共感することで、共感される)
⑥格闘:人間力を磨くための唯一の道
⑦地位:部下の人生に責任をもつ覚悟
⑧友人:頂上での再会を約束した人々
⑨仲間:仕事が残すもう一つの作品
⑩未来: -
-