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Posted by ブクログ
言葉以外のメッセージ(深層対話)を感じ取ることが重要。
なぜなら、コミュニケーションの8割は非言語メッセージ。非言語メッセージから読み取ることで、言語だけでは得られない多くの情報を得ることができる。
実践方法は、相手の立場、性格、状況を把握し、あらゆる所作に注目することで心の動きを読み取る。
例えば、上司に対しては単に作業をするのではなく、心を楽にしてあげられるように進捗状況などを早めに報告する。
また、商談時お客様に対してはトーンや表情をみて言葉からは見えない本音を観察する。
注意点として、心の動きを読み取れるようになっても相手を操作しようとしてはならない。一流にはバレる。誰しも悩みながら懸命に生きているので、すべての人に敬意をもって共感し支援し協調する。
深層対話力を高めるには、事前準備と事後反省を行う。
事前準備は、戦略的行動が必要。先読みして起こりうる場面に対して意図をもった準備、行動をする。準備しておくことで事後反省がしやすくなる。
事後反省は、2つの方法。
1つ目は事後直後に非言語から感じ取ったことを時間の流れに沿って複数メンバーで追体験を行う。
2つ目はは深夜の反省日誌を使って自己と対話する。注意点としてあらゆる立場の人と自分を対話させ、自身のエゴで認識することを防ぐ。
Posted by ブクログ
『仕事の技法』著:田坂広志(講談社、2016/1/20)
なぜ、「プロフェッショナルの書いた本」が溢れているのにも関わらず、「プロフェッショナルになる人間」は少ないのか?
この疑問を解くために「知識」と「智恵」の違いを理解しなければなりません。
「知識」とは言葉で表せるものであり、書物で学ぶことができるものであり、それに対して、「智恵」とは、言葉では表せないものであり、経験を通じてでしか掴めないものになります。
そして、多くの読者が間違えてしまうことは何か。
それは「知識」を学んだだけで、「智恵」をつかんだと思い込んでしまうことです。
本を読む人の多くがこの現実離れした錯覚に陥ってしまいます。
本に書いてある、「ポイント」、「心得」、「技術」にマーカーを引くだけで、読者は何かを掴んだと錯覚します。単に、その知識を記憶しているだけということにも関わらず、著者の智恵を掴んだと錯覚します。そして、マーカーだらけの、智恵の溢れすぎた本を読み返し、現在の自分にとって何が大切なのかを見失ってしまいます。
書物を読み、今、現在の自分が掴むべきと感じたものを仕事で何度も何度も実践して、智恵として体得する。同じ本でも、読む人が抱く課題や問題意識によって線を引くポイントは異なるにも関わらず、現実感や問題意識の無い人のマーカーの線は多くなっていきます。
気付かないといけません。簡単に手に入るものなど何もないと。時間をかけずに熟成するものなど何もないと。得やすいものは失いやすく、それらは代替可能であると。
あなたの後生大事にしている「時間」を「経験」にかえてきたのが、プロフェッショナルなのです。
元三冠王の落合選手のバッティング論を聞いて、頭で理解しても、誰も実践出来ないのです。「できそうだな」と、現実離れした錯覚に陥っているだけなのです。
現実感が無く、浮遊していた私は本書を読み、大変反省することになりました。
働く人に本書を贈ります。
Posted by ブクログ
「深層対話力」。言葉以外のメッセージによる対話であり仕事の技法の根幹、と著者は言う。
じつはこの本に書かれていることは、自分でも自身の営業の仕事経験のなかで長年かけて会得し実践を心がけていることといってよい。
したがって、本書にもあるように、「経験を積む」ということが、プロフェッショナルの「仕事の技法」を掴んでいくための大前提だとする主張は大いにうなずける。
ということは、当然ながら自分で経験したことのない仕事にも、やった人にはわかるがそうでない人にはなかなか見えてこない‘暗黙知’ともいえるノウハウが必ずあるのだ。自分の経験などたかがしれてるのだから、ものごとを広く深く知るために本書にある「『深層対話の技法』が身につく本の読み方」をしっかりと実践していきたいと思った。
Posted by ブクログ
さまざまな仕事に応用できる仕事の技法は深層対話力である。
深層対話力とは相手の深層の心と対話する力であり、言葉以外のメッセージを受け取ることである。
言葉以外のメッセージを受け取るためには、相手の発言、仕草、動作に注目する必要がある。なぜあのときあの表情だったのか、あの発言をしたのか、あの動作の意味は何か、振り返り反省を繰り返すことで深層対話ができるようになる。またこの反省会は多数の知見を得るために、上司や部下と一緒に行うことが大切である。1人で行うと無意識に自分のもつエゴに流さ、間違った解釈をしてしまうことに注意すべきである。一方で1人での反省にも意味がある。1人で振り返り、思ったことを書き出す中で、冷静さを取り戻し、他人のせいにせず自分自身の課題と向き合うことができるようになる。
また事後の反省のみならず、事前の場面予測も重要である。これから起こることを予測し、戦略を考えておくことで臨機応変に対応できるだけでなく、その後の反省も深くなる。戦略は大きなものだけでなく、五分先の場面も想像し、戦略を練るべきである。
言葉以外のメッセージは相手から受け取るだけでなく、自分の動作、仕草からも伝わることを意識しておかなければならない。そしてそのほとんどは自分では気づくことができないため、常に自らと向き合う必要がある。無意識に相手を操作しようとしてないか、自分にとって有利に解釈してないか、常に己の深層と向き合うことが大切である。
そして相手に対しては常に敬意を持って接することが、その人の人間力につながり、その人間力は言葉からも姿からも伝わり、相手の心に残るものであるため、重要である。
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