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相手からの「言葉以外のメッセージ」を感じ取るこの一つの技法を身につけるだけで「仕事力」は、圧倒的に高まる ビジネスにおける数多くの修羅場をくぐり抜けてきた著者が到達した究極の「仕事の技法」、コミュニケーションの真髄を語る23話。
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Posted by ブクログ
言葉以外のメッセージ(深層対話)を感じ取ることが重要。 なぜなら、コミュニケーションの8割は非言語メッセージ。非言語メッセージから読み取ることで、言語だけでは得られない多くの情報を得ることができる。 実践方法は、相手の立場、性格、状況を把握し、あらゆる所作に注目することで心の動きを読み取る。 例え...続きを読むば、上司に対しては単に作業をするのではなく、心を楽にしてあげられるように進捗状況などを早めに報告する。 また、商談時お客様に対してはトーンや表情をみて言葉からは見えない本音を観察する。 注意点として、心の動きを読み取れるようになっても相手を操作しようとしてはならない。一流にはバレる。誰しも悩みながら懸命に生きているので、すべての人に敬意をもって共感し支援し協調する。 深層対話力を高めるには、事前準備と事後反省を行う。 事前準備は、戦略的行動が必要。先読みして起こりうる場面に対して意図をもった準備、行動をする。準備しておくことで事後反省がしやすくなる。 事後反省は、2つの方法。 1つ目は事後直後に非言語から感じ取ったことを時間の流れに沿って複数メンバーで追体験を行う。 2つ目はは深夜の反省日誌を使って自己と対話する。注意点としてあらゆる立場の人と自分を対話させ、自身のエゴで認識することを防ぐ。
『仕事の技法』著:田坂広志(講談社、2016/1/20) なぜ、「プロフェッショナルの書いた本」が溢れているのにも関わらず、「プロフェッショナルになる人間」は少ないのか? この疑問を解くために「知識」と「智恵」の違いを理解しなければなりません。 「知識」とは言葉で表せるものであり、書物で学ぶこ...続きを読むとができるものであり、それに対して、「智恵」とは、言葉では表せないものであり、経験を通じてでしか掴めないものになります。 そして、多くの読者が間違えてしまうことは何か。 それは「知識」を学んだだけで、「智恵」をつかんだと思い込んでしまうことです。 本を読む人の多くがこの現実離れした錯覚に陥ってしまいます。 本に書いてある、「ポイント」、「心得」、「技術」にマーカーを引くだけで、読者は何かを掴んだと錯覚します。単に、その知識を記憶しているだけということにも関わらず、著者の智恵を掴んだと錯覚します。そして、マーカーだらけの、智恵の溢れすぎた本を読み返し、現在の自分にとって何が大切なのかを見失ってしまいます。 書物を読み、今、現在の自分が掴むべきと感じたものを仕事で何度も何度も実践して、智恵として体得する。同じ本でも、読む人が抱く課題や問題意識によって線を引くポイントは異なるにも関わらず、現実感や問題意識の無い人のマーカーの線は多くなっていきます。 気付かないといけません。簡単に手に入るものなど何もないと。時間をかけずに熟成するものなど何もないと。得やすいものは失いやすく、それらは代替可能であると。 あなたの後生大事にしている「時間」を「経験」にかえてきたのが、プロフェッショナルなのです。 元三冠王の落合選手のバッティング論を聞いて、頭で理解しても、誰も実践出来ないのです。「できそうだな」と、現実離れした錯覚に陥っているだけなのです。 現実感が無く、浮遊していた私は本書を読み、大変反省することになりました。 働く人に本書を贈ります。
・仕事においては相手の「作業」を楽にしたかだけでなく、相手の「心」を楽にしたかを振り返れ ・商談や交渉、会議や会合において自分が無意識に発している「言葉以外のメッセージ」を振り返れ ・「仕事の技法」は本や雑誌で知識として学ぶのではなく、日々の経験を通じた「智恵」としてつかめ ・「追体験」においては「...続きを読む相手の視点」に徹し、「相手の心の動き」を想像せよ ・自分の中にもうひとりの自分を持ち、様々な自分と対話する。 ・小さなエゴの動きを静かに見つめる自分を持つ ・己の原則を持っている人間こそが最も柔軟になれる
仕事で乗り切れていない時に、書店で見つけて購入。 すごい本に出会ってしまった。 本物の、一流の、プロフェッショナルのビジネスマンになりたい。 私が今三流だということはわかった。 面構えと身のこなしで、上司を支えることができているだろうか。 きっとできるようになってみせる。
この本はかなりオススメ。読むべし。 相手や自分の心をどう捉えどう思いを交わすのか。 この本で書かれている深層対話というものに非常に納得感がある。 空気を読む、なんていうのもこの深層対話の中の一部というところだろうか? 一話ずつ完結させているため読みやすいし、 例え話もイメージしやすかった。 操...続きを読む作主義に陥らないようというメッセージをあげたあとで、 最後にご本人の本のリストを紹介するという… ここは唯一残念だった点。 画竜点睛を欠いたというかまさに蛇足というか。 その部分を差し引いてもオススメ。
「深層対話力」。言葉以外のメッセージによる対話であり仕事の技法の根幹、と著者は言う。 じつはこの本に書かれていることは、自分でも自身の営業の仕事経験のなかで長年かけて会得し実践を心がけていることといってよい。 したがって、本書にもあるように、「経験を積む」ということが、プロフェッショナルの「仕事の技...続きを読む法」を掴んでいくための大前提だとする主張は大いにうなずける。 ということは、当然ながら自分で経験したことのない仕事にも、やった人にはわかるがそうでない人にはなかなか見えてこない‘暗黙知’ともいえるノウハウが必ずあるのだ。自分の経験などたかがしれてるのだから、ものごとを広く深く知るために本書にある「『深層対話の技法』が身につく本の読み方」をしっかりと実践していきたいと思った。
仕事だけでなく日常においても意識することで人間としての深みを出すトレーニングになると感じた。結局は実践を通して自身で体得するものであり、理論を学んだだけでは意味が無いことも再認識させられた。
さまざまな仕事に応用できる仕事の技法は深層対話力である。 深層対話力とは相手の深層の心と対話する力であり、言葉以外のメッセージを受け取ることである。 言葉以外のメッセージを受け取るためには、相手の発言、仕草、動作に注目する必要がある。なぜあのときあの表情だったのか、あの発言をしたのか、あの動作の意...続きを読む味は何か、振り返り反省を繰り返すことで深層対話ができるようになる。またこの反省会は多数の知見を得るために、上司や部下と一緒に行うことが大切である。1人で行うと無意識に自分のもつエゴに流さ、間違った解釈をしてしまうことに注意すべきである。一方で1人での反省にも意味がある。1人で振り返り、思ったことを書き出す中で、冷静さを取り戻し、他人のせいにせず自分自身の課題と向き合うことができるようになる。 また事後の反省のみならず、事前の場面予測も重要である。これから起こることを予測し、戦略を考えておくことで臨機応変に対応できるだけでなく、その後の反省も深くなる。戦略は大きなものだけでなく、五分先の場面も想像し、戦略を練るべきである。 言葉以外のメッセージは相手から受け取るだけでなく、自分の動作、仕草からも伝わることを意識しておかなければならない。そしてそのほとんどは自分では気づくことができないため、常に自らと向き合う必要がある。無意識に相手を操作しようとしてないか、自分にとって有利に解釈してないか、常に己の深層と向き合うことが大切である。 そして相手に対しては常に敬意を持って接することが、その人の人間力につながり、その人間力は言葉からも姿からも伝わり、相手の心に残るものであるため、重要である。
深層対話力という観点に特化したビジネス本。言葉以外のメッセージから如何に多くのことを受け取るのか。 ぼくがとても苦手意識を感じている部分なので読んでよかった。技術で身につけるのではなく、習慣と裏打ちされた人間力によって深層対話力がついていくというメッセージは、付け焼き刃でなく信頼ができる。
☆いかなる仕事であっても求められる「根幹的技法」とは 「対話の技法」である。 ・対話には「表層対話」と「深層対話」があるが、言葉以外のメッセージがある深層対話が重要な意味を持っている。 ☆仕事の技法の本を読む時は、ただ知識として読んでしまっても意味がない。「走馬灯リーディング」と「即実践リーディング...続きを読む」を励行する。 ・商談や交渉の後には必ず直後の反省会を行え。 ☆相手から必ず見抜かれる心の中の「操作主義」 浅はかな営業テクニックへの批判 ☆深層対話力は使い方によっては相手との関係を壊してしまう諸刃の刃。心構えとして相手に深い敬意を持って接する。
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