田坂広志のレビュー一覧
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ネタバレスーパージェネラリストとは、「専門の知性」ではなく「統合の知性」を持った人材
サンタフェインスティテュートには専門家が十分にいる。必要なのはそれらを統合するスーパージェネラリスト。
知能と知性は違う。
知能とは答えのある問いに対して早く正しい答えを見出す能力
知性とは答えのない問いに対してその問いを問い続ける能力
知識とは言葉で表せるものであり書物から学べるもの
智恵とは言葉で表せないものであり経験からしかつかめないもの
知性の本質は知識ではなく智恵である
割り切りと腹決めは違う
割り切りの心の姿勢は心が楽になっている
腹決めの心の姿勢は心が楽になっていない
「愛情とは関係を絶たぬこと(河合隼雄)」 -
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さまざまな仕事に応用できる仕事の技法は深層対話力である。
深層対話力とは相手の深層の心と対話する力であり、言葉以外のメッセージを受け取ることである。
言葉以外のメッセージを受け取るためには、相手の発言、仕草、動作に注目する必要がある。なぜあのときあの表情だったのか、あの発言をしたのか、あの動作の意味は何か、振り返り反省を繰り返すことで深層対話ができるようになる。またこの反省会は多数の知見を得るために、上司や部下と一緒に行うことが大切である。1人で行うと無意識に自分のもつエゴに流さ、間違った解釈をしてしまうことに注意すべきである。一方で1人での反省にも意味がある。1人で振り返り、思ったことを書き出す中で、冷静さを取り戻し、他人のせいにせず自分自身の課題と向き合うことができるようになる。
また事後の反省のみならず、事前の場面予測も重要である。これから起こることを予測し、戦略を考えておくことで臨機応変に対応できるだけでなく、その後の反省も深くなる。戦略は大きなものだけでなく、五分先の場面も想像し、戦略を練るべきである。
言葉以外のメッセージは相手から受け取るだけでなく、自分の動作、仕草からも伝わることを意識しておかなければならない。そしてそのほとんどは自分では気づくことができないため、常に自らと向き合う必要がある。無意識に相手を操作しようとしてないか、自分にとって有利に解釈してないか、常に己の深層と向き合うことが大切である。
そして相手に対しては常に敬意を持って接することが、その人の人間力につながり、その人間力は言葉からも姿からも伝わり、相手の心に残るものであるため、重要である。 -
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『すべて導かれている』田坂広志さん
東大理系出身。著名経営学の著者。
彼の40年前の残り何年という大病の経験の回顧録です。
僕は田坂さんを経営の面でのみしか知らなかったです。
だから、この著書を通じて、田坂さんの人となり、全く別の考え方に触れることとなりました。
人は病含めて経験から何を学ぶのか?
それは当人自身の問題であると教わりました。
人から、、、ではなく、自らきづけるか?
というものです。
僕自身は、
1.過去へのしがらみを捨て、未来の不安よりも、
今生かされていることに感謝する。
いまを生きる。
2.課題、困難には意味がある。
それをどのように、解釈するのか?
学ぶのか?
3.エゴを捨てること。
大義、使命。
命を何に使うのか?
2020年から心の本を読むようになりました。
僕が僕の心を理解するために、、、
正解はないのかもしれない。
でも、先人や先輩の考え方に触れて、共感し、僕は変化したい、、、
時間をかけてでも。
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ネタバレ世界のトップリーダーがどのような話術を駆使して影響力を発揮しているのかを具に観察されている田坂氏の洞察力がすごい。
世界のトップリーダーともなると、話術は言語だけではなく、一挙手一投足全てに神経をつかっている。
TPOに応じた位取り。
何を語るのかの前に、いかなる立場で語るのかを明確にする。
(2014年安倍首相基調講演)
基調講演の後にメディアから「これではヘッドラインが書けない」、「これは国内政策のウィッシュリストではないか」と言われた。しかし、このスピーチが聴衆から好評であった。印象的なメッセージと共に聴衆に伝わったからである。聴衆に本気をアピールすることができた。
優れた話者とはやはり優れた役者でなければならない。
腹を据えて語り、言葉を明瞭にする。とおい修練を積む必要がある。その修練を積むことで声の質が高くなるとともに自然に言葉が相手の腹に届き、心に届くようになる。
語るときの姿勢を正すだけで印象は変わる。
語るときの目の配り方を定めるだけで雰囲気が変わる。
語るときの間を意識するだけで心に届きやすくなる。 -
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ネタバレ田坂氏による本質をとらえた知性、志に関する本。
素晴らしいが目を逸らしたくなるような話し。
胸が痛い。
要所要所で著書を紹介頂く点は親切であり、有用に違いないのだが、少し営業チックな印象をうけてしまうことが非常に残念。
メモ
⭐️知性とは答えのない問いに深く向き合う力
・知能は答えのない問いに対して割り切りという行為に走る
⭐️割り切りとは魂の弱さ
・割り切りではなく、腹を決める
⭐️愛情とは関係を断たぬこと 河合隼雄
⭐️自己限定を捨てる。自分が得意だと思っているところに限定しない。自分の中に眠る可能性を開花できないで終わらせない。
・我々は未来の具体的変化を予測することはできない。
しかし未来の大局的変化を予見することはできる。
・普遍的法則の1つ 螺旋的発展の法則。
・弁証法の5法則
螺旋的プロセスによる発展
否定の否定による発展
量から質への転化による発展
対立物の相互浸透による発展
矛盾の止揚による発展
・ビジョンとらこれから何が起こるのかについての客観的思考。見通し、先見性、洞察力
・これから何が起こるのかのビジョンを描き、この未来を目指そうとの意志が明確なものが志
・戦術にはイマジネーションが必要。固有名詞で語るべき世界であり、具体的にシミュレーションを行うことが必要なため。
・心の動きを感じとる修行を積む
自分の心、相手の心、集団の心
自分の心の中のエゴを素直に見つめること。自分が見えているということが知性というものの原点。相手の心を見誤るのは自分の心のエゴが都合の良い解釈や心地いい解釈をするため。
心の動きを感じ取れるからこそ、適切な言葉や行為を行えるようになる。人間力の根本となる知性。
・役割を限定してしまう、すなわち表層意識である能力を肯定すると、深層意識で違う部分を否定してしまう。すなわち自己限定の深層意識を生み出してしまう。多重人格を開花させることで、多彩な才能が開花するようになる。 -
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定期的に自己啓発本を読むことで、自分を鼓舞してみようかと思って借りた。新書なので読みやすいし。
スーパージェネラリトとは、筆者の言葉では「垂直統合の知性を持った人」=様々なレベルでの思考を切り替えながら並行して進め、それらを瞬時に統合することができる人、ということらしい。そしてその「様々なレベル」を7つに分解して「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」に分けて解説している。
まぁ言わんとしていることはわからないでもないが、忙しい日々の中でつねに7つものレベルを意識することは正直言ってム難しい。大きく、「大きなビジョン」「現実の戦略」「対面する交渉における人間力」ぐらいで考えたほうがうまくいきそうな気がする。
もひとつ使えそうなのは、「反省の技法」これは確かに自分に足りていない。それぞれの経験に対して、心の中で追体験しながら、そこから掴める「智恵」を徹底的に掴むということ。それを意識する必要はあるなと思う。もひとつ「多重人格」の重要性。特に自分は、相手が嫌がってでも交渉することが苦手なので、それを身につけるというか、別の人格としてできるようになる必要性を感じている。