田坂広志のレビュー一覧

  • 使える 弁証法―ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

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    本書サブタイトルは、「ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」。ホンマかいなという感じがするが、そこはさすがに田坂さん。実に明快に、ヘーゲルの弁証法を解説し、それをIT革命に代表される現代に見事に当てはめてみせる。とても納得。これを近未来に当てはめることで未来を予想する。ビジネスの新ネタ探しにも役に立つと思う。 では、田坂流ヘーゲルの弁証法とは何か? どうやら次の5点の命題が重要らしい。1.物事は、直線的にではなく、螺旋的に発展する。2.物事は、反転の反転によって発展する。3.物事は、量から質への転化によって発展する。4.物事は、対立物の相互浸透によって発展する。5.物事は、矛盾の止揚により

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    2018年10月23日
  • 意思決定12の心得 仕事を成長の糧とするために

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    この本は、意思決定における重要な心構えを説く。1章の「意思決定に必要な3つの力(説得力、直観力、責任力)」に始まり、終章「意思決定を精神の成長の機会とする」で締める。どの章も、意思決定にかかわる人の覚悟、所作に鋭く切り込み、圧倒的な説得力といつもの語り調で、私のこころに迫ってくる。特に「何を語るかではない。誰が語るか」であるという命題は、マネージメントの神髄を表す名言といえる。マネージャーのみでなく、多くのビジネスマン、エンジニアに読んでほしい。

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    2018年10月23日
  • 経営者が語るべき「言霊」とは何か―リーダーの「言葉の力」が企業を変える

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    言霊とは、読んで字の如し、言葉に宿る魂や、呪力のことである。本書では、経営者の最も重要な役割を「言霊というべき命が吹き込まれた言葉で語ること」であると位置づけ、そこから経営者や上に立つ者の心構えを説く。言葉に魂を宿すには、「自分で語っていることを、信じきる」ことが必要不可欠であり、これをやりきることこそ真の経営者である。 ゴーンは日産リバイバルプランの冒頭の説明を日本語で行った。聞き取ることが難しいほどたどたどしかったし、緊張して額に汗が光っていたが、不思議と「あー、これで日産は復活するなー」と感じた。その時は、なぜ自分がなぜそう感じたのか分からなかったが、本書を読んで、はっきりと分かった。言

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    2018年10月23日
  • これから何が起こるのか 我々の働き方を変える「75の変化」

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    インターネット(web2.0)がこれから発生させる経済の変異、およびそれから発生する社会の変異について、予見が多岐にわたり説明されている。それぞれの予見、予想は、著者の知見の深さ、広さを感じさせるし、実際読んでいて納得させられる。是非読むべし。

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    2018年10月23日
  • なぜ、時間を生かせないのか かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得

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    田坂思想の真骨頂といえる本。この題名に対する答えは、「人生に対する覚悟」。この意味の深さを私が要約するのは不遜なのでこれ以上言及することをやめます。兎に角良い本なので、読んでほしい。

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    2018年10月23日
  • 官邸から見た原発事故の真実~これから始まる真の危機~

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    "大阪へ向かう新幹線で読む。本日は東日本大震災が起きてちょうど1年たつ3月11日。原発事故対策として内閣官房参与として活躍した著者。
    事故の影響の大きさを改めて知る。そして、まだわからないことが一杯あることも知った。
    日本は、原子力爆弾を2つも落とされ、核実験でも被害を受け、今回の原発事故。これだけの(この言葉が適切かどうかわからないなが)災害、被害にあっている国として果たすべき役割があるのだと考える。
    統計調査も長期的に行っていく必要もあるのだろう。先日、週刊誌にこんな調査が紹介されていた。がん検診を受け続けていた人と、受けていない人のがん発生率の調査を新潟大学医学部の教授が紹介し

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    2018年10月22日
  • こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える

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    "この本はまだfacebookのようなSNSやブログなどがなかった時代のコミュニケーションの取り方を提案した本。職場の中でも、雑談を電子メールを活用した風の「ウィークリー・メッセージ」の提案だ。エッセイを交換することで、同僚のこころの動きを知ることができる。いまでいうメンタル系のマネジメントに十分活用できるもの。

    今では、そんな個人のエッセイはブログでやりなさいとか言われそうですね。"

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    2018年10月20日
  • これから何が起こるのか 我々の働き方を変える「75の変化」

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    田坂広志さんの本。WEB2.0革命がこれからの社会にどんな影響を及ぼすのかを書いてある。社会の仕組みが変わっていく中、その本質を見極めるヒントがある。

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    2018年10月17日
  • 未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか

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    181002 死と向かい合わせてくれること。毎日死を覚悟して過ごせるか。本を読んで少し毎日の空気のありがたさや、日のありがたさ、雨のありがたさ、人との出会いのありがたさなど、かんじられるようになった。

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    2018年10月02日
  • 未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか

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    この本自体は元上司がそのまた元上司から受け継いで、5年ほど前に読みなさいと送られてきたもので、そのまま放置されていました。
    たまたま知人にオススメの本、と紹介されやっと読めた本。
    なんだか、読むべきタイミングまで待っててくれたような、巡り合わせの一冊でした。

    序話からなんかもう胸にグッときます。
    たまに壮大な話になるけど、丁寧にことばにされているので引き込まれます。
    わたし自身ずっと、明日死んでも良いってくらい毎日に満足していて、明日終わっても感謝の気持ちを持って締めくくれるなとずっと思っていて、それは悔いのない人生を生き切っていたんだなぁと気づかされました。
    前日に映画アバウトタイムを見た

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    2018年09月04日
  • 人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~

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    著者の本はこの本が初めてであった。意図されている通り「多重人格」の捉え方についての難解な思想が分かりやすく例示されており、また身近な例が多かったことから理解が深まった。最後に著者も纏められている通り、真正面から多重人格に取り組んだ場合の奥深さも感じ、まさに本書は序章に過ぎない。分析方法が細かな分類で細分化されていることから、全体的なマップがあればより理解が深まるのではないか。(自分で作ればいいのだが)また匿名でのネット投稿、見るべき映画や映画の見方に関しての言及があった点も非常に興味深かった。

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    2018年07月31日
  • 東大生となった君へ~真のエリートへの道~

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    大志と野心

    少年よ大志を抱け、を「野心家であれ」と語った中学教師。ずっとモヤモヤしていたが、この歳になって霧が晴れたよう。
    Pinterestには格言名言の類いの書き込みに目につき過ぎるのが、「勝ち負け」の言葉が氾濫。
    多分ご本人は無意識のうちに勝ち負けという言葉を使用しているのでしょうけど。

    廊下を歩きながら「医師はつぶしがきかぬ」、後ろを歩いていた博士号取得したての医師。
    「そんなことはない、ダンプの運ちゃん、やれば出来るぞ!」
    「イヤ、そういうことではなくて世間体がそうさせないってことですよ」
    東大紛争まっただ中の話。

    人生の砂時計、最大日数は30000日、として残りは如何程?もっともその前に砂

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    2018年04月25日
  • 深く考える力

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    ネタバレ

    この本を読むこと自体が深く考えさせられる内容。
    新たな気づきは少なかったが、漠然とやっていたことの理論構成を示してもらった気分で、読み終わった後はすっかりした気持ちになった。
    「もう一人の自分」は、仕事で相応の成果を残してきた人達が共通して語る(勿論言い回しは各者各様だが)内容であり、ある程度普遍的な話なんだと実感。

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    2018年04月17日
  • 人間を磨く~人間関係が好転する「こころの技法」~

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    本の内容は大変に素晴らしい。少しずつでも実践できたらいいな、というかやるべきだなと思う。
    七つの心の技法があげられているが、どれにしてもまだまだ未熟すぎる。日々鍛錬だなあと。

    本書の内容をうけながら、いま自分は仕事で社会とつながり、日々学び続けられる環境があることがとてもしあわせなことでもあるなと感じた。
    年をとってもこういった環境をどう維持して行くかも考えるのはとても大切だなと。

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    2017年10月22日
  • 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして

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    なんで?と思うことが多くなるタイミングが
    定期的にやってきて、悩む。
    そして、なんでこんなにやってるのに!→誰のためだろう?→自分のためじゃないか……と落ち着く。

    そんな思考回路をスッキリとさせてくれた本。

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    2017年10月14日
  • 仕事の技法

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    ネタバレ

    仕事のうえで必要な「対話」の技法をまとめた本
    ここでの対話は非常に高度な内容で、言葉以外のやりとりも
    書かれている(ここでは深層対話、と名付けられている)
    役員以上や営業職は、ここまで考えながら仕事をしてる
    のかと考えると脱帽せざるをえない
    内容自体は、著者がまるで講演で喋るような流れとなって
    いるため、非常に読みやすい。

    ●メモ
    ・仕事の技法は知識で得ただけで終わらせず、知恵にする
     (経験する、得た知識を経験に紐づける)
    ・知識を沢山得ても、活用は難しい
     課題をひとつに絞り、知恵となるまでやり続ける
    ・直後の反省会
     企画説明はうまくできたか
     部長の反応はどうだったか
     質問に対して

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    2017年07月23日
  • 人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~

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    自分の中には多様な人格がある。

    例えば、Aさんに対してはにこやかに明るく接するのに、Bさんに対しては高圧的に命令口調になってしまうなど、相手によって態度を変えてしまうことはないでしょうか?
    自分の中に、愛想が良い人格があったり、人を支配したいという人格があったり、それは状況に応じて頻繁に入れ替わっています。

    自分の中には、まだ自分でも気がついてない人格、無意識に使っている人格がたくさんあります。
    それを意識的に活用することで、才能が開花するという論点がとてもわかりやすかったです。

    リーダーとして器の大きい人がどんな人なのか、どういう在り方を目指せば良いかも分かります。

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    2017年06月09日
  • 未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか

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    【メモ】
    志⇨世のために何かを成し遂げたい

    1.悔いなく生きる
    永劫回帰 ニーチェ

    2.満たされた人生おくる
    明日の死を覚悟して生きる
    メメントモリ

    3.香りある人生 使命感
    恵まれてると知ること
    感謝 義務
    ノブレスオブリージュ

    4.大いなる人生
    歴史 自ら人生の意味決める

    5.成長し続ける
    正対すること ご縁

    永遠の命
    紡がれていくもの

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    2017年05月30日
  • 人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~

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    著者が用いる「人格」という言葉が、今まで自分自身が思っていた定義と若干異なり、最初は少し戸惑いました。
    ただ、才能と人格の繋がりについての話などから、あぁそういうことか、としっくり来ました。

    何よりも、「自分は〜だからこれには向いているけれど、それには向いていない。」というような、自己限定的な意識を持ってしまうことの危うさについての指摘が、最も納得できる内容でした。
    だからこそ、自分が苦手な仕事の内容でも、果敢に挑戦しなければいけないなと、改めて思いました。

    本書は対談形式で大変読みやすかったです。

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    2017年04月08日
  • 仕事の思想 なぜ我々は働くのか

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    日本総研を立ち上げた田坂さんの本。
    「給料で自分の人生を売り渡した」とならないように「我々はなぜ働くのか」を問い続けることが大事と説いた本。
    以下の観点から語ってくれる。
    ・思想:現実に流されないための錨
    ・成長:決して失われることのない報酬
    ・目標:成長していくための最高の方法
    ・顧客:心を写し出す鏡
    ・共感:相手の真実を感じ取る力量
    ・格闘:人間力を磨くための唯一の道
    ・地位:部下の人生に責任を持つ覚悟
    ・友人:頂上での再開を約束きた人々
    ・仲間:仕事が残すもう一つの作品
    ・未来:後生を待ちて今日の勤めを果たす時

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    2017年03月26日