田坂広志のレビュー一覧
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考えるときに、別の人になったり、上から眺めたりする、メタ思考を発展させたもの。
①自分の中にもう一人の賢明な自分がいて、その自分を呼び起こすことで思考の飛躍を図る
②通常の直線的な論理と、論理を超えた直感の間には、さらに5つの思考法があって、深く考えるためにそれら7つの思考法を活用していく
が本書のメッセージとうけとりました。
気になったのは、以下です。
・思考法には7つあって
①直線論理だけで考えない 「循環論理」
②二項対立構造だけで考えない 「対立止揚」
③個別問題だけを考えない 「課題回帰」
④狭い視野の中だけで考えない 「水平知性」
⑤文献知識だけで考えない 「体験知 -
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直感を磨くというタイトルだが、思考力を高めるために必要なこと、筆者が実践してきたことが書いてあり、思考を深めるためのヒントが散りばめられていた。
個人的には、文献知と体験知の話が刺さった。自分は文献から知識を得ても、それを知恵として活用したり、経験から学んだことを書き留めて、他の活動にも転用するところまではできていなかったと思う。
本の乱読や、経験をただ増やすだけでは知恵として利用できるレベルの思考はできない。一つ一つの出来事から、いかに学ぶか、いかに自分が知りたい内容ことと紐づけるかが重要。
そして、体験知を言葉で表そうと努力するとき、言葉を超えて、我々の体感覚が、その体験知を掴む。
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世の中で起きることはすべてなにかの導きと心して、起きていることを受け入れること。自分ごとと捉えることで気持ちもスッと楽になる。今この瞬間を生きること。。
20230204
再読記録、やはり読んでよかった、、
「人生で起こること、すべて良きこと、すべては導かれている」と心することで不思議な力と叡智が湧き上がってくるもの。以前に読んでから事あるごとにたしかに、、と感じている今日この頃。
【覚悟】
・自分の人生は大いなる何かに導かれている
・人生で起こること、すべて、深い意味がある
・人生における問題、すべて、自分に原因がある
・大いなる何かが自分を育てようとしている
・逆境を越える叡智は、す -
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ネタバレ田坂氏による思考の本。さすが。
メモ
・7つの思考法
循環論理
対立止揚
課題回帰
水平知性
体験知性
多重人格
自己対話
・循環論理の思考法
直線論理で考えるのではなく、循環論理で考える。
解決困難な問題の多くは循環構造。すなわち悪循環構造が生まれている。
循環構造への対処法
まず問題の循環構造を発見する。
循環構造の全体に働きかける
循環構造のツボを見出し、そこに働きかける
・対立止揚の思考法
矛盾を解決しようとしない。
二項対立で考えない。
・課題回帰の思考法
橋のデザインでなく川の渡り方を考える
・水平知性の思考法
専門知識でなく、 -
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深く深く思考を巡らせるための七つの思考法と七つの技法を二パターン提示している。
・深く考えるための七つの思考法
・賢明なもう一人の自分と対話する七つの技法
・賢明なもう一人の自分が現れる七つの身体的技法
これらを突き詰めると直感という一言に昇華するのでしょう。
本書に記載のことを意識せずにも実践しているような人もいるのだと思う。
本書にあるような状態の時に、ひらめきが降りてくるような事例は、ビジネス書や「プロジェクトX」というビジネスドキュメンタリー番組でも多々登場する。一つの課題に深く向きあい、様々な思考をめぐらして来たからこそ降りてくるアイデアがあるのだ。本書では、わかりやすく順を追って書 -
Posted by ブクログ
直観と「深く考える」(論理思考)は相対するものな印象があったが、それは序章で誤っていたと気付かされた。
他のアイデア発想法の書籍にも書かれていた内容もあったが(私が読んだ範囲なのでもちろん限定的です)、「賢明なもう一人の自分」に関しての話は新鮮だった。
「ゼロ・ポイント・フィールド」と「賢明なもう一人の自分」は繋がれる、その時にアイデアが降ってくるという話。「ゼロ・ポイント・フィールド」は科学的根拠がある話なのだか、うーん、なかなか信じられないw
ただ、そうした壮大な話だけにとどまらず、日々の生活で心がけると良い点(日記をつける、仕事に対しての反省会・反省日誌、など)を具体的に書かれているので