田坂広志のレビュー一覧
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ネタバレ何きっかけか忘れたが田坂氏の本。示唆深くおもしろい。
メモ
・もう一人の自分の存在を信じること。
■5つの技法
・自分の考えを文章にして表してみること。それだけで賢明なもう一人の自分が現れてくる。徹底的なブレーンストーミングを行い頭の中のアイデアを文書として表に出す。そのアイデアが全てだとは決して思わないこと。
・異質のアイデアを敢えて結びつけてみること。対局の言葉を結びつける。無知の知、無用の用など。弁証法に基づく思考を深める技法。
・自分自身に問いを投げかけること。答えが出ない時は一度その問いを忘れること
・自分自身を追い詰めること。
・考え抜くことで、論理の世界を超え、直感の世界へ
・心がざわついた際は、落ち着こうと思っても落ち着けない。ただ、静かに見つめること。それが静寂につながり、直感力につながる。
・アイデアとは自分という小さな存在が生み出すものではなく、大いなる何かが与えるものである。
・人生は有限、いつ死ぬかわからない
逆境力、使命感、時間密度
・生命力。日々を生きていることへの純粋な感動と感謝から開花するもの。
・実は、空虚さと渇望感そのものが幻想。本来我々はそれ自身ですでに十全たる存在である。 -
Posted by ブクログ
成功するリーダーに必要となる心得をまとめた本。
題名は運気とあるが、突き詰めて行けば運気など無いという結論になってしまうと締められている。
人生で起こる危機や逆境こそ大いなる何かの導きであり、これが成長につながるのであると。
まさにその通りだと思う。自分は何らかの危機や逆境になった場合、神様のテストとして課題をこなして来たつもりだが、それを乗り越えた時こそ自らの成長を感じる事ができている。この本の内容と合致しておりストンと腹落ちできた。
一部ゼロポイントフィールドの仮説については中々難しく理解がついていかない部分があったが、それはそれで良いと思う。
以下は備忘録として残しておく。
〇7つの心得
第一の心得:目の前の危機や逆境を絶対肯定の想念で見つめる
第二の心得:危機や逆境の時こそ死を見つめ死生観を定める
第三の心得:人生は大いなる何かに導かれているとの信を定める
第四の心得:リーダーの無意識はメンバーの無意識に伝わることを覚悟する
第五の心得:危機や逆境の時こそメンバーに使命感や志を語る
第六の心得:大いなる何かの導きは一直線ではないことを知る
第7の心得:何気ない出来事に起こる不思議な偶然に注意を向ける
○本来我々の人生においては否定的なものネガティブなものは一切ない
○我々の生きるこの人生に1つとして悪しきものはない
○すべては導かれている。人生で起こること全て良き事。
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Posted by ブクログ
知能=答えのある問いに対して、早く正しい答えを見出す力
知性=答えのない問いに対して、その問いを、問い続ける能力
答えのない問いに対して、思考停止の割り切りではなく、深く考えた末の腹決めの覚悟で決断することで、知性は深まっていく
7つのレベルの思考を垂直統合できる人間こそがスーパージェネラリストである。アポロの例。
①深い思想→未来を予見するための極めて有効な視点を提供する哲学や法則。(螺旋的発展の例)
②明確なビジョン→企業や市場や社会において、これから何が起こるのか?についての客観的思考であり、対極的洞察である。
③すばらしい志→己一代では成し遂げえぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託する祈りのこと。(人の役に立ちたいのような思いや稼ぎたいなどの野心ではない。もっと具体的。)
④基本的な戦略→戦いを略くこと。無用の戦いをせずに目的を達成すること。山登りの戦略思考ではなく、変化する波の形を瞬時に体で感じ取り、瞬間的に体勢を切り替え、その波にうまく乗りつつ、目的の方向に向かっていくという「波乗りの戦略思考」
⑤具体的な戦術→可能な限り背景情報と周辺情報を入手した上で、その戦術を実行したときのシミュレーションを徹底的に行い、戦術の最善策を検討する。(想像力)戦術の実行後は、その経緯を仔細に振り返り、徹底的な追体験を行い、戦術の改善策、もしくは新たな戦術を検討する。(反省力)
⑥個別の技術→経験ではなく体験に基づくプロフェッショナルの知恵。自分の経験したことを省みて体験にまで落とし込むことが必要。
⑦優れた人間力→心の動き(自分の心、相手の心、集団の心)を感じ取る修行を積む。
まずは自分の心を内観しエゴを見つめる。そうすれば自然と相手や集団の心の動きも見えてくる。
これらの7つのレベルの思考は、ひとりの人間の中に存在する別の人格とも言える。これらの人格が切り替わる瞬間を意識し、必要な時に必要な人格を引き出し、それをメタ的な視点から見ることができればスーパージェネラリストになれる。
自己限定しないことも重要。自分の可能性を狭めることになる。
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ネタバレ田坂氏の本。
哲学的思索により森全体をみる、。
弁証法により、洞察力と予見力がみにつくとのこと。
なかなか興味深い。さすがの一冊。
行間が広めで、考えながら読みやすくて良い。
メモ
・螺旋的発展の法則
物事は螺旋的に発展するというもの。
進歩発展と復活復古が同時に起こっているというもの
・何が一弾登ったのか、何が進歩発展したのか
深く考える必要がある。
・未来進化と原点回帰は同時に起こる
進化するとき、便利になった懐かしいものが
復活してくる。
または、懐かしいものが残りつつ、便利になっていく
・進化の本質は多様化。古いものは淘汰されることはあっても、必ずしもそうとは限らない。その結果世界はますます豊かな世界になっていく
・我々の人生の長さに比べ、
世の中の変化が早くなった。
そのため、局所的変化のみならず、
螺旋的発展を目撃するように。
・ビジョンや戦略の陳腐化
書を捨てよ街に出よ
・弁証法の使い方
→何が復活してくるかを読む
→そのために何が消えて行ったのかを見る
合理的効率化の中で消えたものはなにか
→なぜ消えていったのかを考える。
→どうすれば復活できるのかを考える
・新しいものを古い眼鏡で見ると過ちになる。
新しいものは新しい眼鏡でみる必要あり
→いかなる形で新たな価値が付加されるか
復活とともに何が付加されているか
・ある指標の量が一定の水準を越えたかを判断する
には、キーワードが忘れられたか。
インターネットといった言葉が日常化し、当たり前のものになったか。それが一つの目安となる。
・否定の否定による発展
・量から質への転化による発展
・対立物の相互浸透による発展
争っているもの同士は互いに似てくる
・弁証法においては、対立し、争うかにまえる二つのものがある意味で互いに相手を内包していき、結果として両者が統合されていく。
・根底に存在する法則は、矛盾の止揚による発展の法則。物事は矛盾の止揚により発展する。
全てのものごとには内部に矛盾が含まれるが、矛盾こそが発展の原動力になる。矛盾を機械的に解消するのでなく、弁証法的に止揚したとき、物事は発展する。
・割り切らないこと。矛盾を抱えて進めることこそが矛盾のマネジメント。
・矛盾を機械的な割り切りによって解消してしまうと矛盾とともに生命力や原動力も消えてしまい進歩や発展が止まってしまう。
・止揚とは、対立するように見えるものに対して、両者を肯定し、包含し、統合し、超越することで高い次元のものに昇華していくこと。
・矛盾のマネジメントとは振り子をふること。二つの局を極端にふってみる。経営者の行うべきことはバランスを取るために振り子を振り続けること。
・割切りとは魂の弱さ。矛盾と戦い続けること。 -
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ネタバレ何十冊も本を書き上げている筆まめな著者による新書。
63歳という年齢からはおよそ想像できないような熱量で書かれており、終始圧倒された。
これまで、自己啓発本やキャリアデザイン本を読んでも、自分への落とし込みがうまくいかずにモヤモヤしていたが、本書によってそれが見事に晴れた。
体系立てた一つの理論(7つのレベルの「知性」)が提示されていて、非常に勉強になった。
また、本書は自己啓発本やハウツー本にありがちな、「目次を読むだけで内容が8割方わかる」陳腐な代物ではなく、本文を読まなければ意図を理解できないため、通読を強く勧める。
本文から是非熱量と理論を感じていただきたい。 -
Posted by ブクログ
言葉以外のメッセージ(深層対話)を感じ取ることが重要。
なぜなら、コミュニケーションの8割は非言語メッセージ。非言語メッセージから読み取ることで、言語だけでは得られない多くの情報を得ることができる。
実践方法は、相手の立場、性格、状況を把握し、あらゆる所作に注目することで心の動きを読み取る。
例えば、上司に対しては単に作業をするのではなく、心を楽にしてあげられるように進捗状況などを早めに報告する。
また、商談時お客様に対してはトーンや表情をみて言葉からは見えない本音を観察する。
注意点として、心の動きを読み取れるようになっても相手を操作しようとしてはならない。一流にはバレる。誰しも悩みながら懸命に生きているので、すべての人に敬意をもって共感し支援し協調する。
深層対話力を高めるには、事前準備と事後反省を行う。
事前準備は、戦略的行動が必要。先読みして起こりうる場面に対して意図をもった準備、行動をする。準備しておくことで事後反省がしやすくなる。
事後反省は、2つの方法。
1つ目は事後直後に非言語から感じ取ったことを時間の流れに沿って複数メンバーで追体験を行う。
2つ目はは深夜の反省日誌を使って自己と対話する。注意点としてあらゆる立場の人と自分を対話させ、自身のエゴで認識することを防ぐ。