田坂広志のレビュー一覧
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「君が難関と呼ばれる試験を突破し、東大生になれたのは、君が優秀だったからでもある。努力したからでもある。君の家庭環境が、経済環境が大学進学を許すものでもあったからだ。重い病気や障害をもたなかったからだ」
「高学歴というブランドに安住し、自分は優秀だという幻想を抱き続けていると、確実に淘汰されていく」
「書物で学べる知識よりも、経験でしかつかめない知恵をどれほど身に付けているかが、人間の存在価値となる」
「大切なのは経験をそのまま放置せず、心の中でその経験を思い起こし、追体験し、そこでいかなる知恵をつかんだか、いかなる技術や心得を学んだかを振り返ることだ」
「彼はあの本にはこう書いてあったという -
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真のエリートとは東京大学に進学する学力を持つだけでなく進学できた親の経済力など周りの環境に感謝をし、その能力を周りの恵まれていない人に還元できる人のこと。活躍する人には基礎的能力、学歴的能力、職業的能力、対人的能力、組織的能力があり、前二つは持っているため、後半三つを強化する必要がある。また、前二つは人工知能にとって変わりうる。後半三つは書物では得られないため経験することが必要だ。また目的意識をもち、経験を言語化することで体験に落とし込むことで得られる。
様々なコミュニティに属し、徹底的にコミットし、リーダーになることが必要。まずは飛び込もう。 -
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学歴コンプレックスだった自分が、必死に勉強をして高学歴といわれる大学にすすんだものの、大学や社会に出て、しっくりこなかった。
学歴ではない、地頭のようなものが必要とされることを感じていたが、高学歴が通用しない、その理由がここに書いてあってとても刺さる一冊だった。
知識を詰め込む教育ばかりを選択していて、いつからか答えを早く知りたくなっていたり、見つけたいと思うようになっていた。
考えぬくことをしてこなかったなぁと感じさせられた。それこそが知性であると書いてあり、深く納得した。
また、経験が大切ということ。追体験をすることで、経験を体験にしていくこと。
とても良い本でした!
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人の成長を阻む7 つの壁とそれに対処する技法は、次の通り。
①学歴の壁:高学歴で優秀だが、仕事に必要な「直観的判断力」と「智恵(暗黙知)の修得力」に欠ける。
→日々の仕事からどんな智恵を得たか、振り返る。
②経験の壁:仕事上の小さな失敗に気づかず、それを糧としてさらに深い智恵を摑つかむことができない。
→仕事で経験したことを、直後とその日の深夜に振り返
り、自分の技術や心得について深く反省する。
③感情の壁:「営業成績を上げたい」といった感情に支配され、他者の心がわからない。
→他者の発言や表情の奥にある心の動きを推察する。
④我流の壁:我流に陥り、仕事の基本が身についていない。そのた -
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知性と知能は間逆の言葉。
知能とは答えのある問いに対して、早く正しく答えを見出す能力。
知性とは答えの無い問いに対して、その問いを問い続ける能力。
精神が楽になることを求め、割り切りに流されると深く考えることができなくなり、知性が衰える。
割り切りではなく、腹を決めること。
愛情とは関係を断たぬこと。河合隼雄談。
修行とは、自分の能力を少し超えたレベルの仕事に集中するという時間を定期的に、継続的に、数年間というオーダーで持つ。
知性の本質は知識ではなく、智恵である。
知識は言葉で表せるものであり、書物から学べる。
智恵とは言葉で表せないものであり、経験からしか学べない。
つまり、智恵とは暗