田坂広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本は、「知識社会の訪れは、知識の価値の向上ではなく、知識の価値の下落を招く」とのアンチテーゼから始まる。確かに、インターネットにより、ソフトウエアのみならず多くの情報はただで流通され、その情報を持っていることには価値がなくなっている。このような社会においては、知識労働者は「求められる人材」ではあっても「活躍できる人材」ではない。それは高度成長期の日本では、「中卒の勤勉な肉体労働者が求められる人材でではあったが、その人たちが日本の経済活動において、中心人物ではなかった」こととまったく同じである。では、どうすれば、求められる人物から脱皮し、活躍できる人材となれるか。それに対しての解を真っ向から
-
Posted by ブクログ
ゆるゆる働きながら30歳を目前にした今、
仕事との向き合い方を見直したくなりました。
何度も読み返したい本になりました。
特に第二話。反省したいことばかり思い浮かびます。
以下各話からの個人的な気づき。
1.わたしは、錨(=思想)なく働いてきてしまいました。
だから、流されるんだ。
2.成長が仕事で得られるものだったとは、気付いていませんでした。この章は何度でも読み返したい。
3.目標は会社のためだと思ってました。でも自身の成長のためのものでもあることに気づかされました。
4.顧客は、私自身の鏡であることに気づかされました。
5.顧客に共感してもらうのではない、私が顧客に共感することが相手 -
Posted by ブクログ
できる人は複数の人格を使い分けている、という。「私はこういう性格だからこう」と決めつけてしまわない。性格は変わらないかもしれないけど、もう一つ人格を育てることができれば厚みが増す。臨機応変にその場にふさわしい振る舞いができるようになる。云々。
なるほど〜。初老(四十歳)を超え自分で自分の嫌いなところに「今さら変われない」と正当化(正確にはごまかし)していたけど、変わるのではなく足すのだ、と言われると随分と気分が違う。それならできそうと思える。
田坂さんの文章は優しく厳しい。叱られるのではなく、促される、勇気付けられる、という感覚があり好きだ。 -
Posted by ブクログ
肯定的言葉で才能が開花しないのは、深層意識で逆の能力を否定する心の動きが起こるから。才能(人格=ペルソナ)を使い分ける必要がある。
・表層人格を開花させる方法
①仕事中の「人格」を自己観察する
②仕事外での「人格」を自己観察する
③仕事ができる人の「人格」の切り替え方を観察する
(一緒の会議に出る,電話での対応)
④仕事の中で「人格」を切り替える
※人格を切り替えるのには基礎体力が必要。まずはメール,電話から細かに人格を切り替えるところから。
・深層人格(隠れた人格)を開花させる方法
①優れたプロフェッショナルから「人格」を学ぶ
(どの場面でどのような人格で処しているかを注意深く学ぶ。→自 -
Posted by ブクログ
「深層対話力」。言葉以外のメッセージによる対話であり仕事の技法の根幹、と著者は言う。
じつはこの本に書かれていることは、自分でも自身の営業の仕事経験のなかで長年かけて会得し実践を心がけていることといってよい。
したがって、本書にもあるように、「経験を積む」ということが、プロフェッショナルの「仕事の技法」を掴んでいくための大前提だとする主張は大いにうなずける。
ということは、当然ながら自分で経験したことのない仕事にも、やった人にはわかるがそうでない人にはなかなか見えてこない‘暗黙知’ともいえるノウハウが必ずあるのだ。自分の経験などたかがしれてるのだから、ものごとを広く深く知るために本書にある「『