田坂広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
哲学のことはあまり詳しくない私であるが、ちょくちょく「アウフヘーベン」など哲学用語を目にすることがあり、少し調べてみた。副題の「ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」に惹かれたのもある。本書の特徴は弁証法について基礎的なことを具体例を挙げて説明していることだ。正(テーゼ)と反(アンチテーゼ)があり止揚(アウフヘーベン)して合(ジンテーゼ)に至る思考方法が分かる。そして弁証法を活用した思考法とその先にある未来を見る方法を解説している。世の中の進化を螺旋階段に例えているのも分かりやすい。復活や復古と進化の階段を上がるのを繰り返すことが弁証法の肝なのではないかと理解した。2005年の著書なので若
-
Posted by ブクログ
弁証法を理解するのに、大局観を養うのにとてつもない良書だった。
弁証法の根源的な考え方やそこに紐づく法則
・事実の螺旋的発展
・否定の否定による発展
・量から質への転化による発展
・対立物の相互浸透による発展
・矛盾の止揚による発展
事例をベースに解説されておりとてもわかりやすかった。
また、全ての物事には矛盾が含まれその矛盾を解消するのではなく弁証法的に止揚した時に進化が生まれるというのは面白かった。
例えば、「出社vsリモートワーク」、「プロ野球におけるベテラン起用vs若手起用」みたい事象も不満を解消するのではなく止揚することが大事なのだと理解した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間、自分に本当の強さが無いと、感謝ができない
謙虚さの修行=自然に本当の自信へ
感謝の修行=自然に本当の強さへ
引き受け すべてを自分の責任として引き受ける
最も好きそうになれない人を見つけて、その人を好きになる
発酵=人間にとって有益なもの
腐敗=人間にとって有害なもの
自分の欠点、相手の姿に 相手の姿は自分の心の鏡
人間の未熟さ=人への否定的な感情
心で正面から向き合う
心が動く→身が動く
=見が動く→心が動く
心の中で相手を褒める
別れに際して関係を断たず、和解の余地を残す
人との出会いは自分のの成長
いま自分の課題は 何を学ぶ 何を掴むか
問題の解決力ではなく -
Posted by ブクログ
<本のタイトル>
なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか ― 何歳からでも人生を拓く7つの技法
<本の紹介>
序話 なぜ、優秀な人ほど、成長が止まってしまうのか ― 成長を止める「7つの壁」
第1話 【学歴の壁】 「優秀さ」の切り替えができない ― [棚卸しの技法]
第2話 【経験の壁】 失敗を糧として「智恵」を掴めない ― [反省の技法]
第3話 【感情の壁】 感情に支配され、他人の心が分からない ― [心理推察の技法]
第4話 【我流の壁】 「我流」に陥り、優れた人物から学べない ― [私淑の技法]
第5話 【人格の壁】 つねに「真面目」に仕事をしてしまう ― [多重人格の技法]
第6話 【 -
Posted by ブクログ
ネタバレゼロポイントフィールド 波動
ポジティブ想念→双極的性質によりネガティブ想念へ
→無意識を変えるのは、ポジティブ想念持つではなく、ネガティブ想念を消す
=心の浄化、自然に身を委ねる
ポジティブな日常会話を使いネガティブな日常会話を使わない。ネガティブな言葉は主語が抜け落ちて自分に帰ってくる
→ポジティブな言葉=感嘆・感謝・感激の言葉
無条件に本気で心から褒める
全ての人と和解する=心の中で一人一人と対話
人生の解釈を変える 失敗より成功 視点の転換
考えるでなく感じる
与えられないものに対する不満の心ではなく、
与えられたものに対する深い感謝の心
人生に本来良い運気も悪い運気もない -
Posted by ブクログ
「深く考える」とは、自分の中にいる「賢明なもう一人の自分」との対話をすること、というお話です。
■「賢明なもう一人の自分」が持つ不思議な能力
①論理思考を超えた鋭い直観力
②データベースを超えた膨大な記憶力
■「賢明なもう一人の自分」
「賢明なもう一人の自分」に出あうための5つの技法
①自分の考えを「文章」にして表してみること
②異質のアイデアを、敢えて結びつけてみること
③自分自身に「問い」を投げかけること
④一度、その「問い」を忘れること
⑤自分自身を追いつめること
「なぜ、我々は、その能力を、日常的に発揮できないのか」
「では、なぜ、我々は、忘却という形で、記憶を取り出せなるのか -
Posted by ブクログ
なぜ我々は働くのか、仕事というものに向き合うための「仕事の思想」書です。
これをよめば、ビジネスマンにとって「仕事」とはどういうものかが理解できる。
<なぜ我々は働くのか>
・働くのは、それは、生活を糧を得るためだけでも、生き残るためだけでもなく、素晴らしい「何か」のために働く
<仕事の報酬とは何か>
・仕事というものは、こころを込めてやれば、何でもおもしろい
・仕事の報酬とは能力、仕事の報酬とは仕事、やりたい仕事、やりがいのある仕事こそが仕事の報酬である、そして仕事の報酬とは成長である
<どうしたら仕事を通じて成長ができるのか>
・夢を語り、目標をもつこと、それに向かって精一杯に力を尽 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何きっかけか忘れたが田坂氏の本。示唆深くおもしろい。
メモ
・もう一人の自分の存在を信じること。
■5つの技法
・自分の考えを文章にして表してみること。それだけで賢明なもう一人の自分が現れてくる。徹底的なブレーンストーミングを行い頭の中のアイデアを文書として表に出す。そのアイデアが全てだとは決して思わないこと。
・異質のアイデアを敢えて結びつけてみること。対局の言葉を結びつける。無知の知、無用の用など。弁証法に基づく思考を深める技法。
・自分自身に問いを投げかけること。答えが出ない時は一度その問いを忘れること
・自分自身を追い詰めること。
・考え抜くことで、論理の世界を超え、直感の世界へ
-
Posted by ブクログ
成功するリーダーに必要となる心得をまとめた本。
題名は運気とあるが、突き詰めて行けば運気など無いという結論になってしまうと締められている。
人生で起こる危機や逆境こそ大いなる何かの導きであり、これが成長につながるのであると。
まさにその通りだと思う。自分は何らかの危機や逆境になった場合、神様のテストとして課題をこなして来たつもりだが、それを乗り越えた時こそ自らの成長を感じる事ができている。この本の内容と合致しておりストンと腹落ちできた。
一部ゼロポイントフィールドの仮説については中々難しく理解がついていかない部分があったが、それはそれで良いと思う。
以下は備忘録として残しておく。
〇7つ