田坂広志のレビュー一覧
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今現在と未来、高い確率でこれから起こり得ることが書いてあった。と思える。
読んでいる最中にエジプトの政権交代。
起きたきっかけ、始まり方、広がり方、
この本の中に書かれている事と繋がる。
もともと文章も少なく寓話として書かれているので
読み易いが、内容は当初よくわからなかった。
だけど事件以降、にわかにこの本に書かれている事全てが
現実味を増して面白くなり一気に読み終えた。
ニュースを見てもあまり政治とか世の中の事を深く洞察できず、
池上さんの番組をみて
何とか理解しようとしている自分でも
今世の中で起きている事が本に書かれている事に気づけた。
未来、世の中がどのようになるか、
そして将 -
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その名の通り使えます。流行・ブームを冷静に眺められるでしょう。ヘーゲルと易経をつなげる進化論。分かり易い。
●時代の変化が早くなったので、今まで直線に見えていた進化の過程が、螺旋的な進化である事が分かるようになっている。懐かしいものが進化して出てきている。一度消えたものが復活してきている。
●ひとたび消えていったものが復活してくるとき、革新的技術や社会基盤の整備を背景に、何かが便利になって戻ってくる。螺旋階段を一段登ってくるように新たな価値が加わるという進化がそこにある。
●物事の内部には矛盾が含まれている。それは両者を肯定し、抱合し、統合し、超越することによって高い次元へと止揚していく「発 -
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7月に読んだ本。だけど、今レビューを書く為に再読。
意外と今でも心に響いて、まさにこの本のターゲットの自分は「助かった」気持ち。
自分が今、就活できない理由に、この本で書かれてる日本企業の「暗黙の環境の力」への恐怖がある。
自分の価値観を変えられてしまうことに怖れてる。自分の弱さも知ってる分、自分の夢が壊されるのにびびってるんだとこの本を読んで知る。
<以下気になった分引用>
・日本企業の組織にはそういう「暗黙の場」のようなものが自然に生まれ、人間をからめとっていくのです。そしてその「場」の力は、とても強い。だから、それに対抗するには、入社したその日に、高き志を胸に刻むとともに、絶えず -
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マネジメントを行う上で常に心に留めておきたい心得の数々。この本にもっと早く出会いたかった。でも、実際に人を率いる立場で様々な葛藤を経験してから読んだほうが納得感は高いと思う。ぜひオススメの一冊
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【読書メモ】
●「我々は、知っていることを、すべて言葉にすることはできない」・・・我々の中には、「言葉で語りえない智恵」とでも呼ぶべきものが、たしかにあるのです。そして、それをあえて言葉にしたときには、必ず「大切な何か」が失われた感覚を呼び起こすのです。従って、こういった瞬間には、敢えて言葉を発するより -
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意思決定を行う上での「方法論」ではなく、「心得」についての本。平易な言葉でわかりやすく、とても読みやすいが、語られている内容はとてつもなく深い。手元において何度も何度も読み直したい一冊。ぜひオススメ。
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【読書メモ】
●意思決定12の心得
第1の心得:意思決定に必要な三つの力(「直観力」「説得力」「責任力」)を身につける
第2の心得:衆知を集めて、独りで決める
第3の心得:感覚を磨くのではなく、論理を究める
第4の心得:経験を積むのではなく、体験に徹する
第5の心得:ただ進むのではなく、退路を -
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企画書により、物語を語り、人や組織を動かす。そのための心得。ビジネスパーソンなら必読の一冊。「採用されない企画書は、紙くずにすぎない」厳しいが、常に心に留めておきたい一言。
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【読書メモ】
●当時の自分のナイーブさに、恥ずかしさを感じます。当時の自分は、「たとえ採用されなくとも、良い企画書は、良い企画書だ」と思っていたからです。その自分が「採用されない企画書は、紙くずにすぎない」という覚悟を教えられた。その覚悟が、それからの私の修行において、大切な支えとなりました。
●企画力とは、「人間と組織 -
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「死」を考えると例えようもない恐怖が襲ってくる。
だから「死」を考えないように、遠ざけている僕がいた。
だが、「死」はいつも身近にある。
僕の周りでも、毎年のように若い友人・知人が亡くなっている。
平均寿命なんてものがあるから、まだ何十年も生きられるような気になっているが、
実は「死」は明日突然に訪れるものなのかもしれない。
田坂先生は言う。
・人は、必ず、死ぬ。
・人生は、ただ一度しかない。
・人は、いつ死ぬかわからない。
ならばこの命、何に使う?
30年後じゃなく、30日後に死ぬと思ったら、残りの人生をどう生き切るのか?
そう思えば、1日1日の行動を大切にしようと考えるだろう。