あらすじ
激動の時代――群れず、恐れず、変化の只中に身を投ずる者だけが、真の人生を手に入れることができる。本書は、己を信じ、国立大教授という安定した地位を捨ててソニー取締役に就任した中谷巌氏と、自らシンクタンクを立ち上げた田坂広志氏が熱く語り合った、人生論・青春論である。「挑戦しない人生など死んだも同じだ」「志とは、いまこの一瞬を生き切る覚悟に他ならない」「夢がなければ何事も始まらない」「どちらを選択するかより、どういう心境で選択するかこそが大切」「若者よ、光り輝く存在であることを自覚せよ」など、二人のサムライの骨太なメッセージは、若者の心を激しく奮い立たせるに違いない。「人は必ず死ぬ。されば我々が本当に考えるべきは、いかに死ぬべきかである。そのことを深く考える精神をもたない限り、いかに生きるべきかに対する答えは決して得られない」。学生や若手ビジネスマンなど、サムライの魂を胸に抱く全日本人必読の書。
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Posted by ブクログ
7月に読んだ本。だけど、今レビューを書く為に再読。
意外と今でも心に響いて、まさにこの本のターゲットの自分は「助かった」気持ち。
自分が今、就活できない理由に、この本で書かれてる日本企業の「暗黙の環境の力」への恐怖がある。
自分の価値観を変えられてしまうことに怖れてる。自分の弱さも知ってる分、自分の夢が壊されるのにびびってるんだとこの本を読んで知る。
<以下気になった分引用>
・日本企業の組織にはそういう「暗黙の場」のようなものが自然に生まれ、人間をからめとっていくのです。そしてその「場」の力は、とても強い。だから、それに対抗するには、入社したその日に、高き志を胸に刻むとともに、絶えず自分の力を磨き続けなければなりません。
・人間は本当に切羽詰った状態になれば、自分が思ってる以上の力を発揮するようになるのです。
・本当に自分の能力を発揮したければ、「退路を断つ」ということが不可欠の要件です。そしてそのためにもうひとつ大事なことは「自分の可能性を信じる」ことです。
・自分の価値観を大事にする。
・若い方は何かに惹かれる気持ちを大事にした方がいい。
・若者は経験が不足しているので、非常に不安を抱えている。そのため、しばしば自分の本当にやりたいことよりも、まわりから押し付けられたことをやってしまう。
・志とは「いま、この一瞬を、いかに生き切るか」という覚悟に他ならない。・
・Find your own uniqueness.
・成長できるのは「いま」「ここ」しかない。
Posted by ブクログ
おすすめされた本。
自己の体験も通じた語り口ですが、
さすがに
時代や社会に対する見識や思考の深さを感じます。
仕事観や人生観など
著者の考え方には共感。