田坂広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
知性を磨く
「スーパージェネラリスト」の時代
著:田坂 広志
光文社新書 698
田坂先生の表現は簡潔で分かりやすいとおもいます。いわゆる、ロジカルライテイングと思います
知性とは何かを問う書、言語化できない智恵、暗黙知、大局観、東洋的な智恵であるとおもうが、最近のAIもちゃんと説明できない、言語化できないので、ひょっとしたら、暗黙知の領域をふくんでいるかもしれない
気になったのは、以下です。
知能とは、答えのある問い、に対して、早く正しい答えを見出す能力
知性とは、答えのない問い、に対して、その問いを、問い続ける能力
難しい問題を突きつけられて、その精神的負担に耐えかね、割り切りを -
Posted by ブクログ
「深いなー。」と読み終わった時に思った言葉です。笑
読み始める前は、
本、うっすいなー!笑と軽い気持ちで読んでみたら、
スラスラと理解しながら読むことができ、
自分自身にとって、凄く大事なことを文字として記載していただいた本でした!
私にとって、思想という部分では、
抽象的といいますか、言葉では上手く表せることができない部分でもありました。
しかし、著書の
永劫回帰から始まり(←初っ端からインパクト絶大でした(-。-;)、3つのポイントである、
◯勝者の思想
↓
◯達成の思想
↓
◯成長の思想
〜人生の「困難」と格闘することによって、
人間として「成長」すること -
Posted by ブクログ
引き込まれる書き出しで一気に読みました。
⚫︎永劫回帰(ドイツ哲学者ニーチェ)
いま、一つの人生を終えようとしている、おまえ。もし、おまえが、この人生と全く同じ人生を、もう一度生きよと問われたならば、然り、と答えることができるか。何度も、何度も、永遠に生きよ、と問われたならば、然り、と答えることができるか?
①勝者の思想(競争)からの脱却を図る
②達成の思想(高め合い)に行く
→ライバルを歓迎する
→自己との戦い
③成長の思想に達する
・この人生を一生懸命に生きるのは競争で勝者となるためでも、目標を達成するためでもない。人間を磨き、成長するためである
・与えられた苦労や困難は自らの可能性を -
Posted by ブクログ
ネタバレ氏の経験、読んだ本、映画などから深くて納得の洞察。現代における処世術でもあり、前向きな気持ちにもさせてくれる。それぞれ4ページで小気味よく綴られ読みやすい。
資本主義と社会主義、経営戦略やマネージメント、技術革新や知識社会、働き方や生き方について一つの考えを提示してくれる。作者のような物事に対する賢い考え方を身に着けたい。
他のシリーズも機会があったら読んでみたい。
以下、読者メモ。
様々な専門的な人格を育てるとともに、それを俯瞰てきる賢明なもう一人の自分を育成する、自分の中に存在するエゴを制御する、そして静かに我を見つめる
自分の死に向き合い、今日が人生最後の日と考え充実した日々を過ごす、 -
Posted by ブクログ
人間を磨く
人間関係が好転する「こころの技法」
著:田坂 広志
光文社新書 819
「人間を磨く」ということは、「生涯を賭けて人間を磨き、人格の完成をめざす」
「非や欠点のない人間をめざしていきる」のではない
「非も欠点もある未熟な自分を抱えて生きる」のである
「知識とは、風船の如きもの」:知識を得れば得るほど、風船の表面積は増加し、分からないことが増えている
「心は蛇蝎のごとくなり」:どれほど、人間としての修行を積んでも歩んでも、心の奥に未熟さを抱えていきることが人間の姿だと親鸞は、語っている
では、「人間力」は、どのようにすれば身につけることができるのか?
古今東西の「古典」を読むこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ田坂氏の教養に関する本。
ひとつひとつの話がとても示唆深くて色褪せない感じのする一冊
メモ
・三つの変化
該博な知識に関する時代の変化 aiに敵わない時代
書物を通じてに関する時代の変化 活字のみでなく映像動画を通じたマルチメディア化 擬似体験性
様々な専門分野に関する時代の変化 専門分野の難しい本でなく、様々なコンテンツで深い学びができる時代
・三つの深化
専門知から生態系の知への深化 深い問いから導かれる知の生態系
言語の知から体験の知への深化 映像等による擬似体験、感覚的身体的な次元での深い学び
理論の知から物語の知への深化 人間心理を描いた物語を読むことが -
Posted by ブクログ
仕事の報酬とは何か
人間成長をめざして
著:田坂 広志
PHP文庫 た51 4
仕事の報酬とは何かという問いについて、筆者は、何のために働くのかという
問いに置き換えています。
仕事の報酬を目に見えるものと、目に見えないものとに分けていることも新鮮です
そこには、プロフェッショナルとしての矜持がある
気になったのは、以下です。
・我々は、いつも「目に見えるもの」に目を奪われてしまう
「目に見えるもの」だけを見つめてしまう
・では「目に見えない報酬」とは、何か
①能力 職業人としての能力がつく
②仕事 懸命に仕事をすると、良い「仕事」を残すことができる
③成長 人間として成長 -
Posted by ブクログ
本当に素晴らしい本。人生に起こることは幸運も不運も全て肯定的に捉えられることを教えてくれた。内容もとても深い。また本人は工学博士であるが、ゼロポイントフィールド仮説という理論を唱えており、ややスピリチュアルな内容を物理的に説明しようとしているのが説得力を感じる。自己啓発本は色々あるが、今までに読んだ本にはない不思議な説得力とそれを伝えようとする強い情熱とエネルギーを強く感じた。この著者に強い興味を持った。他の著作も読んでみたい。私が今までなんとなく思い描いて生きる上でのポリシーとしていた事柄が明確に文章で分かりやすく説明してくれた印象。文章の流れも読みやすく頭にスッっと入ってきた。名著であると
-
Posted by ブクログ
昔はスピリチュアルな本をよく読んでいたが、今ではほぼ読まなくなっていた。
この本は、著者がビジネス雑誌に寄稿していたのをきっかけにたまたまたどり着いた。
ビジネス雑誌に寄稿されるような方が書いたこの手の本の内容が気になったので読み始めた。
科学的に説明できないはずの一見スピリチュアルな現象に、とある仮説を適用することで説明可能になるところが斬新かつわかりやすく、読む手が止まらなかった。
もっと運気を良くしたい!という欲で読み進めたが、すでに自分は強運であること、身近な人に対する心のしこりを少し軽くすることが人生をより良い方向に導いてくれるであろうことなど、頭でわかっていたようでわかっていなか -
Posted by ブクログ
私たちが生まれてきたこと自体奇跡。こんな奇跡の瞬間、この世に誕生させてくれた歴史上の出来事を楽しまないのは勿体無い。
そうは思ってもやはり生きていると目の前の出来事に一喜一憂してしまうのは仕方ない。
そんな時の考え方として、ありがたい考え方がたくさん書かれていた。
いつか必ず死ぬ
人生は一度しかない
人はいつ死ぬかわからない
これを常に心に留めて、未来を憂う事も、過去を悔やむ事もせずに、今この瞬間を全力で生きる。今日この一日を精一杯生き切る。
常に祈りを捧げる。
これは〇〇して下さい、という願いの祈りではない。
導きたまえ
ありがとう
この2つだけ。
要は考え方。
幸福かどうかって