【感想・ネタバレ】人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」のレビュー

あらすじ

人生は大いなる何かに導かれている――。本書は、「生死の境の体験」をはじめ実体験から掴んだ技法を、著者が質問者との対話の中で、丁寧に語った1冊です。「答えは、すべて『自分』の中にある」「『他者への嫌悪感』の本質は『自己嫌悪』である」「『感謝』は、すべてを癒す」など、深い気づきが得られる、著者の魂の言葉の数々。苦しい状況において、生きる気力と勇気が湧いてくる書。 (本書の主な内容)●誰も大声では語らない「人生の真実」とは何か ●どうすれば、「偶然の出来事」に「意味」を感じられるのか ●なぜ、自己嫌悪の極みで、「自己肯定」の心が生まれるのか ●なぜ、「病」とは、「福音」(良き知らせ)なのか ●なぜ、「死生観」を掴むと、「直観」が鋭くなるのか ●「逆境」を越える「究極の言葉」とは何か 「もし、あなたが、いま、苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失といった「逆境」の中にあるならば、『人生で起こること、すべてに深い意味がある』と心の中で唱え、その『意味』を考えながら目の前の『逆境』に向き合ってみてください。必ず、あなたの心の奥深くから、その『逆境』を越えていくための力と叡智が湧き上がってきます。もし、あなたが、いま、人生を分ける「岐路」に立っているならば、「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」と心の中で唱え、その「岐路」を静かに見つめてみてください。必ず、あなたの心の奥深くから、その「岐路」での正しい選択を導く声やメッセージが聞こえてきます」(本書「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

今は宗教的なことをいつか科学的に証明できないかな。
きっと田坂広志さんにもオイラにも時間が足りないと思います。
このバトンを後世へ後世へと伝えてほしい。

一読をお勧めします。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

肉親を亡くしたとき、最愛の人と別れたとき、もっとも深い、己自身との『対話』がはじまる。

砂絵曼陀羅。チベットの儀式。
砂粒一粒に祈りを込めて、膨大な作業時間を経て、絵を完成させる。
そして完成した絵を、儀式の終了とともに、躊躇いなく洗い流す。
精一杯生きる生涯。喜びも悲しみも味わったこの命を、洗い流すことで、得られる『安らぎ』がある。

田坂さんの主張は、さまざまな宗教的な思想を知った上で、それでもあくまで、根拠のある心の技法として磨いてきたからこそ、目には見えない、確かめられないものを信じる尊さと、それらに依存しない魂の強さを使いこなす術を得たのだろうと感じました。
なるほど、言葉の選び方が、ニサルガダッタマハラジ氏、阿倍敏郎氏によく似ています。そして、この世界は、魂が成長するための、無限に続く好奇心を生き抜くために見ていた、本の一瞬の夢・幻に過ぎないという達観もまた、ウルトラマンアークに通じるものがあります。

世界中のひとびとの意識が、次々と、大いなる何かに繋がり、導かれ、ときに使いこなすことさえなし得るほどの次元に、たどり着きつつあるのかもしれません。

生きてきた時間や思い出、それらが万能の力、命を生み出す水の力で洗い流されてしまう無情、儚さ。けれど、引けば必ず満ちる潮のように、何度でも思い出を作るために命は生まれてくる軌跡を描いた、私の愛する名作・Rewriteにも、通じるものを感じました。

アニメや漫画、ゲームは、もはや刺激的なただの娯楽ではなく、かなり深い哲学として扱われてもいいのではなかろうかと、そんな気がしています。

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

●2025年3月12日、渋谷マークシティ地下の啓文堂書店にあった。この前、丸善本店で見た田坂さんの別の本だ。表紙のご本人の写真ですぐ気がつく。運気(スポーツ選手など)について書いてあったのが興味深い。

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2025年03月13日

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