田坂広志のレビュー一覧

  • 人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」

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    ネタバレ

    肉親を亡くしたとき、最愛の人と別れたとき、もっとも深い、己自身との『対話』がはじまる。

    砂絵曼陀羅。チベットの儀式。
    砂粒一粒に祈りを込めて、膨大な作業時間を経て、絵を完成させる。
    そして完成した絵を、儀式の終了とともに、躊躇いなく洗い流す。
    精一杯生きる生涯。喜びも悲しみも味わったこの命を、洗い流すことで、得られる『安らぎ』がある。

    田坂さんの主張は、さまざまな宗教的な思想を知った上で、それでもあくまで、根拠のある心の技法として磨いてきたからこそ、目には見えない、確かめられないものを信じる尊さと、それらに依存しない魂の強さを使いこなす術を得たのだろうと感じました。
    なるほど、言葉の選び方が、ニサルガダッタマハラジ氏、阿倍敏郎氏によく似ています。そして、この世界は、魂が成長するための、無限に続く好奇心を生き抜くために見ていた、本の一瞬の夢・幻に過ぎないという達観もまた、ウルトラマンアークに通じるものがあります。

    世界中のひとびとの意識が、次々と、大いなる何かに繋がり、導かれ、ときに使いこなすことさえなし得るほどの次元に、たどり着きつつあるのかもしれません。

    生きてきた時間や思い出、それらが万能の力、命を生み出す水の力で洗い流されてしまう無情、儚さ。けれど、引けば必ず満ちる潮のように、何度でも思い出を作るために命は生まれてくる軌跡を描いた、私の愛する名作・Rewriteにも、通じるものを感じました。

    アニメや漫画、ゲームは、もはや刺激的なただの娯楽ではなく、かなり深い哲学として扱われてもいいのではなかろうかと、そんな気がしています。

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    2025年03月11日
  • 死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~

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    <目次>
    序話この本を手に取られた、あなたへ
    第1話あなたは、死後の世界を信じるか
    第2話現代の科学は3つの限界に直面している
    第3話誰もが日常的に体験している不思議な出来事
    第4話筆者の人生で与えられた不思議な体験
    第5話なぜ、人生で不思議な出来事がおこるか
    第6話なぜ、我々の意識はフィールドと繋がるのか
    第7話フィールド仮説が説明する意識の不思議な現象
    第8話フィールド仮説によれば死後に何が起こるのか
    第9話フィールド内での我々の自我は消えていく
    第10話フィールドに移行した我々の意識は、どうなる
    第11話死後我々の意識はどこまでも拡大していく
    第12話あなたが夢から覚めるとき
    終話21世紀科学と宗教は1つになる

    P236本来、真の宗教は、人々を恐怖や不安によって
    動かそうとするものではなく、人々に希望や安心を
    与えるできもの
    P286この宇宙は、様様な偶然によって起こる小さな
    ゆらぎによって、その姿を多様に変えながら、何も
    定まっていなし未来に向かって進化を続けている
    創造的

    宇宙意識の一部である自分の人生が「一時の夢」で
    あるならば、自分の人生に大切な意味のあるもの。
    魂の成長の路を歩むこと。いかなる苦労や困難が
    あろうとも、それが、一度かぎりのかけがえのない
    人生。尊い人生、されば、その「一瞬の夢」を、
    素晴らしいものに。

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    2025年01月20日
  • なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか[新版] 人間の出会いが生み出す「最高のアート」

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    20250102_なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 人間の出会いが生み出す「最高のアート」

    ■「人間学」を学ぶ唯一の方法
    - [ ] 「人間学」が、書物から学ぶことのできないものであるならば、どうすれば良いのか。それが、自身の「体験」からしか学べないものであるならば、どうすれば良いのか。ただ一つの方法しかありません。
    - [ ] 人間と「格闘」する。それが、唯一の方法です。
    - [ ] 人間を知ろうと思うならば、人間と「格闘」しなければならない。単に表面的に人間と接するのではなく、人間と「格闘」しなければならない。日々の仕事の中で、日々の生活の中で、生身の人間と「格闘」しなければならない。
    - [ ] では、「格闘」とは、何か。それは、決して、「戦う」ことや、「争う」ことではありません。
    - [ ] 「正対」することです。人間の心と「正対」することです。それが、人間と「格闘」するということの意味。なぜなら、人間の心と「正対」すると、自然に、始まるからです。自然に、静かな「格闘」が始まる。
    - [ ] 相手が「本音」を語ってくれないのは、「信頼」していないから。
    - [ ] なぜ「信頼」していないのか。それは、そのマネジャーが日常に示す姿を、その部下が見ているから。上司に対して裏と表を使い分けるマネジャー。部下に対する捜査主義を感じさせるマネジャー。聞いた話を、すぐ誰かに話す、口の軽いマネジャー。そうしたマネジャーが、部下から信頼されないのは、当然でしょう。
    - [ ] では、マネジャーは、信頼を得ていればよいか。そうした信頼を得ていれば、部下は、「本音」を語ってくれるか。それだけでも、まだ不十分。さらに、求められるものがある。自ら「心を開く」ことです。
    - [ ] しかし、これがさらに難しい。誰にもエゴがある。自分を守りたいというエゴがある。そして、「心を開く」ということは、そのエゴが「脅威にさらされる」ということ。心を開くことは、ある意味で、城砦が門を開くこと。無防備になること。それは、エゴが脅威を感じるということでもある。だから、自分自身、心を開くことは、難しい。ましてや、相手に心を開いてもらうことは、さらに難しい。
    - [ ] では、マネジャーは、心を開けばよいか。実は、それでも、まだ、不十分。では、さらに何が求められるか。
    - [ ] 「聞き届け」をすること。すなわち、ただ、「聞く」のではなく、「聞き届け」をする。そのことが求められます。
    - [ ] 「聞き届け」とは、相手の語っている言葉を、深い共感の心を持って、聞くこと。相手の言葉を、こちらの心の奥深くに届けるような気持ちで、聞くこと。共感の思いを、相手の心の奥深くに届けるような気持ちで、聞くこと。その「聞き届け」が求められます。
    - [ ] そして、それが、「格闘」のいうことの意味。人間の心た正対して、格闘するということの意味。
    - [ ] 部下の信頼を得ること。自分の心を開くこと。聞き届けをすること。それらは、いずれも、「人間の心」との、大変な格闘が求められるのです。
    - [ ] しかし、それゆえ、その格闘を通じて、我々は「人間の心」というものを、深く知る。そして、それこそが、「人間」というものを知る「人間学」の王道なのです。

    ■「その人にとっての真実」に耳を傾ける
    - [ ] このように、悩んでいる部下の話を聞くことだけでも、深い学びの機会。
    - [ ] そのとき、人間の心に正対し、格闘するならば、素晴らしい学びがある。
    - [ ] それは、「人間学」を学び、「人間観」を養う、素晴らしい機会なのです。
    - [ ] それにもかかわらず、その機会を大切にしないマネジャーも、少なくない。
    - [ ] 実は、この「聞き届け」とは、カウンセリングの世界の言葉。
    - [ ] カウンセラーに求められるものは、クライアントの心に正対し、聞き届けること。クライアントの話す言葉を、心の奥深くで、聞き届ける。
    - [ ] しかし、そのとき、心に置くべき大切な言葉がある。
    - [ ] 「その人にとっての真実」
    - [ ] その言葉です。
    - [ ] この言葉は、大切な言葉。
    - [ ] なぜなら、この言葉は、我々に、深い世界を教えてくれるからです。
    - [ ] 我々は、いつも、この「真実」という言葉を、「客観的な真実」という意味に使う。
    - [ ] しかし、「真実」には、「客観的な真実」と「主観的な真実」がある。
    - [ ] 「客観的な真実」とは、誰もが認める「事実」のこと。
    - [ ] 「主観的な真実」とは、その人にとって、世界がどのように見えているかということ。
    - [ ] そして、我々が犯す過ちは、「客観的な真実」で、「主観的な真実」を裁くこと。

    ■仕事や人生における苦労や困難というものの「大切な意味」
    - [ ] 第一は、苦労や困難があるからこそ、成長できる。
    - [ ] 第二は、苦労や困難があるからこそ、喜びがある。
    - [ ] 第三は、苦労や困難があるからこそ、結びつける。 
    - [ ] 仕事は、苦労や困難があるから、「働き甲斐」を感じることができる。
    - [ ] 人生は、苦労や困難があるから、「生き甲斐」を感じることができる。
    - [ ] その大いなる逆説。だから、世の中には、いつも困難に挑戦し続ける人々がいる。
    - [ ] 例えば、「連続起業家」(serial entrepreneur)です。
    - [ ] 起業家として一つの事業を起こす。
    - [ ] その事業がきどうにのり、上場も達成し、起業家として成功する。
    - [ ] それにも関わらず、その地位に安住せず、また、新たな起業に挑戦する。
    - [ ] これらの人々は、苦労や困難に挑戦することを、喜びとする人々です。
    - [ ] 苦労や困難があるからこそ、働き甲斐を感じ、生き甲斐を感じる。
    - [ ] だから、また、新たな挑戦に向かう。
    - [ ] そういう人々です。
    - [ ] 第三の「結びつける」とは、どういうことか。苦労や困難を、共に体験するからこそ、心が結びつける。長く職場を共にし、一緒に多くの苦労や困難を乗り越えてきた仲間。その仲間には、あたかも「戦友」のような感覚が芽生える。いわゆる、「苦楽を共にした仲間」です。
    - [ ] だから、マネジャーは、理解しなければならない。
    - [ ] 仕事における苦労や困難もいうものの、「大切な意味」を理解しなければならない。
    - [ ] 「それがあるからこそ、成長できる」
    - [ ] 「それがあるからこそ、喜びがある」
    - [ ] 「それがあるからこそ、結びつける」
    - [ ] その「三つの意味」を、深く理解しておかなければならないのです。
    - [ ] そして、その意味を理解しないマネジャーは、知らぬところで、奪ってしまう。
    - [ ] 部下の「成長の機会」を、部下の「働き甲斐」を、部下同士の「心の結びつき」を。
    - [ ] その大切なものを、奪ってしまうのです。
    - [ ] 人生において、「成功」は約束されていない。
    - [ ] しかし、人生において、「成長」は約束されている。
    - [ ] ビジネスに、修羅場がやってきた。
    - [ ] それが、どれほどのものか、考えてみればよい。
    - [ ] 本当は、修羅場と呼ぶことさえ憚られる話ではないのか。
    - [ ] そして、そのことを理解することが、「究極の楽天性」。
    - [ ] 経営者やマネジャーが身につけるべき、「究極の楽天性」でしょう。
    - [ ] たしかに、経営の世界、マネジメントの世界。
    - [ ] 様々な苦労や困難が、やってくる。
    - [ ] しかし、何が起ころうとも、決して、命、取られるわけではない。
    - [ ] そう腹を括れば、物事に対する覚悟が定まる。
    - [ ] 事において、動じない。
    - [ ] その覚悟が、定まるでしょう。

    ■いかにして「部下の成長」を支えるか
    - [ ] 経営者やマネジャーは、部下や社員の「成長」を支えなければならない。
    - [ ] 経営者やマネジャーは、深い「人間観」を持たねばならない。
    - [ ] しかし、その上で、経営者やマネジャーが、決して忘れてはならないことがある。我々が、部下の成長を支えたいのであれば、決して忘れてはならないことがある。それは、なにか。
    - [ ] 自分が「成長」すること。そのことです。
    - [ ] そのことを抜きにして、部下や社員の成長を支えることはできない。それは、なぜか。
    - [ ] 人を「成長させる」ことはできないからです。
    - [ ] 「成長」と言う言葉は、自動詞なのです。
    - [ ] 自発的に本人が「成長したい」と思わないかぎり、成長することはない。
    - [ ] それは、他動詞ではない。
    - [ ] 誰かが、誰かを「成長させる」ことはできないのです。
    - [ ] だから、私は、「成長を支える」という言葉を使うのです。「成長させる」という言葉を使わないのです。
    - [ ] 部下や社員が、「成長したい」と意欲を持つのは、何によってか。それは、古くから、ただ一つのことなのです。
    - [ ] 「後姿」。
    - [ ] 経営者やマネジャーの「後姿」から、部下や社員は、大切なことを学ぶ。
    - [ ] それは、朝礼においても、そうです。
    - [ ] 部下や社員は、朝礼における経営者やマネジャーの「言葉」は聞いていない。
    - [ ] 部下や社員は、その経営者やマネジャーの「後姿」を見ている。
    - [ ] そして、もし、その「後姿」が、喜びを伝えてくるならば、部下や社員は、変わる。
    - [ ] その「後姿」が、「人間として成長することの喜び」を伝えてくるならば、変わる。
    - [ ] 気がつけば、自然に、部下や社員もまた、「成長したい」との願いを心に抱いている。
    - [ ] それは、古くから、ただ一つの真実なのです。
    - [ ] 部下は、自分の上司の「後姿」から、最も大切なことを学ぶ。
    - [ ] 子供は、自分の両親の「後姿」から、最も大切なことを学ぶ。
    - [ ] それを、昔から変わらぬ真実なのです。
    - [ ] そして、「人間成長」とは、遥か遠く、高く聳え立つ山の頂。
    - [ ] その高き山の頂に向かって登り続ける、上司の「後姿」。
    - [ ] その姿を見るとき、部下は、言葉を超えて、深く学ぶ。
    - [ ] なぜ、人は、遥か遠く、高く聳え立つ山の頂をめざすのか。
    - [ ] なぜ、人は、その山の頂に向かって、困難な道を歩み続けるのか。
    - [ ] なぜ、人は、その困難な道を歩み続けるとき、深い喜びを得るのか。
    - [ ] 部下や社員は、経営者やマネジャーの「後姿」から、そのことを学ぶのです。
    - [ ] そして、気がつけば、自分自身も、その山の頂目指して歩み始めているのです。
    - [ ] しかし、このことは、恐ろしいことも、意味しています。
    - [ ] 上司の「成長の限界」が、部下の「成長の限界」となる。
    - [ ] すなわち、もし、上司が見つめている山が「低き山」であったならば、何が起こるか。もし、上司が「低き山」登っただけで、満足してしまったならば、何が起こるか。部下は、それ以上の「高き山」に登れない。
    - [ ] だから、経営者やマネジャーの責任は、重いのです。
    - [ ] 自分の「器の大きさ」が、部下や社員の「器の大きさ」を定めてしまう。

    ■「リーダー」という言葉の真の意味
    - [ ] そして、この「部下の成長を支える」というマネジメントの役割。
    - [ ] その役割を深く理解するならば、一つの言葉の意味が見えてきます。
    - [ ] マネジメントの世界で、しばしば使われる一つの言葉です。「リーダー」。この言葉は、経営とマネジメントの教科書には、必ず出てくる。そして、多くの場合、この言葉は、「指導者」と訳される。「多くの人々を指導し、人々が集まる組織を統率していく人物」の意味です。
    - [ ] しかし、この日本という国において、この言葉の意味は、欧米とは違う。
    - [ ] この「リーダー」という言葉の本当の意味は、違います。
    - [ ] それは、「組織を率いる人間」のことではない。
    - [ ] それは、「山を登り続ける人間」のことです。
    - [ ] それは、「人間成長と言う山の頂に向かって登り続ける人間」のことです。
    - [ ] 誰かを指導しようと思うわけでもない。組織を統率しようと思うわけでもない。
    - [ ] ただ、一人の人間として、「人間成長」という山の頂に向かって登り続ける。
    - [ ] それが、本当の「リーダー」の定義です。
    - [ ] そして、その人物の周りに多くの人々が集まってくるのは、結果に過ぎない。
    - [ ] 人々が集まってくることを求めて、山に登っているわけではない。
    - [ ] 自分に与えられた道を、精一杯に登っていく。力の限り登っていく。
    - [ ] すると、気がつけば、なぜか、同じ山道を一緒に登る人々がいる。
    - [ ] その方々とのご縁を大切に、ときに、励まし合いながら、山道を登り続ける。
    - [ ] ただ、誰よりも深く、その山道を登り続けていきたいという願いを持っている。
    - [ ] それが、結果として「リーダー」と呼ばれるときもある。
    - [ ] しかし、「リーダー」と呼ばれるために、山に登っているわけではない。ここ日本という国には、そうした逆説的な「リーダー観」がある。深みある「リーダー観」がある。

    ■いかなる「言葉」を部下に語るべきか
    - [ ] 何よりも「私にとっての真実」を語るべきでしょう。「言霊」を生み出す。
    - [ ] 「言霊」とは、魂の宿った言葉わ。語る人間の魂が宿った、力に満ちた言葉。
    - [ ] 言葉を超えて、大切な何かが伝わる。
    - [ ] 言葉では表しえない、大切な何かが伝わる。では、いかにすれば「言霊」が生まれるか。
    - [ ] 自分の語ることを、深く信じていること。そのとき、「言霊」が生まれる。
    - [ ] しかし、「深く信じている」とは、観念的な意味ではない。膨大な知識を学び、論理で考え、正しいと思ったものを語るという意味ではない。
    - [ ] 問われるものは、「体験」。
    - [ ] 自身の、ぎりぎりの「体験」の中で掴んだこと。現実との悪戦苦闘の中で掴んだこと。それが「深く信じている」という言葉の、本当の意味。
    - [ ] 「私にとっての真実」。それは、「私が、自身の人生の体験を通じて掴んだ真実」という意味。
    - [ ] マネジャーは、部下に対して、いかなる言葉を語るべきか。
    - [ ] 部下の「成長」がかかっている一瞬。
    - [ ] 部下の「人生」がかかっている一瞬。
    - [ ] マネジャーは、自分の何かを賭して、部下に語らなければならない。腹を据えて、語らなければならない。
    - [ ] 部下は、上司の、「覚悟」を見ているからです。
    - [ ] ぎりぎりの瞬間には、部下は、表面的な言葉や論理など、聞いていない。上司が、いかなる「覚悟」を持っているか。それを見ている。
    - [ ] そして、本当のプロフェッショナルが育つためには、その一瞬が不可欠。
    - [ ] 上司が、一人のプロフェッショナルとして、深い「覚悟」を持って語る。
    - [ ] その一瞬が不可欠。
    - [ ] その人生観を。
    - [ ] その人間観を。
    - [ ] その仕事観を。
    - [ ] そのプロフェッショナル観を。
    - [ ] 上司は、深い「覚悟」を持って語らなければならない。
    - [ ] なぜか。そのとき、部下が育つからです。
    - [ ] 部下は、上司の価値観との真剣勝負を通じて、自らを鍛えていく。一人のプロフェッショナルとしての自身の価値観を、鍛えていく。
    - [ ] それが、「切磋琢磨」という言葉の、本当の意味でしょう。

    ■経営とは「命懸け」のもの
    - [ ] マネジメントにおいては、ぎりぎりの瞬間に問われるものがある。
    - [ ] 「腹を据える」。
    - [ ] マネジメントにおいては、腹を据えなければ、決して伝わらないものがある。特に、それが、部下の人生や、部下の成長に関わる場面では、そうです。腹を据えて語らなければ、決して伝わらない。
    - [ ] なぜなら、マネジャーとは、部下の人生を預かっている人間。その人間が、腹を据えて語ることがなければ、部下は、決して耳を傾けない。
    - [ ] では、「腹を据えて語る」とは、何か。
    - [ ] 「命懸け」で語るということ。
    - [ ] 経営者は、社員の人生を預かっている。
    - [ ] 社員の命を預かっている。
    - [ ] だから、命懸けで語るべき。
    - [ ] だから、語る言葉に魂が宿る。
    - [ ] そして、その言葉が「言霊」となる。
    - [ ] だから、多くの社員の心に響くのでしょう。
    - [ ] また、自分は、この人生を賭して、何を証したいのか。
    - [ ] 我々は、この人生を、ただ生きるために、生きているわけではない。
    - [ ] 誰もが、その人生を通して、自分の価値と信じるものを証すために生きている。
    - [ ] なぜ、我々は、マネジメントの道を歩むのか。
    - [ ] 人間としての「成長」を求めて。
    - [ ] 人間との「邂逅」を求めて。それが、もう一つの答えです。ここで、「邂逅」とは、「巡り会い」のこと。一人の人間と、一人の人間が、深い縁あって巡り会う。それが「邂逅」です。
    - [ ] そして、マネジメントの道を歩むことによって、我々は、その「邂逅」を得る。
    - [ ] 人間と「巡り会う」。
    - [ ] それが、マネジメントの道を歩むことの、素晴らしさなのでしょう。
    - [ ] この「奇跡の一瞬」を「最高の一瞬」にしよう。
    - [ ] 深い縁あって、巡り会った、この部下。
    - [ ] そして、深い縁あって、集まった、この職場の仲間。
    - [ ] この仲間と、大きな夢を描こう。
    - [ ] そして、素晴らしい仕事を成し遂げよう。
    - [ ] この仲間と、互いに、成長していこう。
    - [ ] そして、「最高の一瞬」を残そう。
    - [ ] しかし、それは、いずれ消えていく一瞬。
    - [ ] どれほど大きな夢を描き、どれほど素晴らしい仕事を成し遂げても、それは一瞬。
    - [ ] いつか、それは、記憶の彼方に消えていく。
    - [ ] けれど、決して消えぬものが、ある。
    - [ ] 一人の人間が、この地上に生を受けたこと。
    - [ ] その人間が、与えられた一瞬の生を、精一杯に生きたこと。
    - [ ] そうした人間が、深い縁あって集まり、共に歩んだこと。
    - [ ] 大きな夢を描き、素晴らしい仕事を成し遂げたいと願い、共に働いたこと。
    - [ ] 互いの心が触れ合い、励まし合い、力を合わせて歩んだこと。
    - [ ] 互いに心を通わせたいと願い、けれども、心が通わずに苦しんだこと。
    - [ ] 何度もぶつかりながら、少しずつ、互いを理解できるようになっていったこと。
    - [ ] そして、いつか、互いの心の葛藤も、懐かしく思い起こせるようになったこと。
    - [ ] その事実は、永遠。
    - [ ] その事実は、決して消えることのない永遠の真実なのです。
    - [ ] そして、それは、マネジャーが残す「最高の作品」。
    - [ ] 人間が出会い、巡り会い、互いの一瞬の生を、精一杯に生きようと、歩んだ。
    - [ ] 一緒の生と一瞬の生の深い交わりの中で、互いに成長しようと、支えあった。
    - [ ] それは、いかなる仕事、いかなる事業よりも素晴らしい「最高の作品」なのです。

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    2025年01月02日
  • 直観を磨く 深く考える七つの技法

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    自己限定を外す 賢明な自分という少しスピリチュアルに感じる、つまりはあやしい、なんて思いつつ、共感が強かった。
    解決案を求めてもなかなか降りてこないが、これがなんとかなるようにと願うことは、降りてくることが多い!?
    これってメタ思考ゆえなのかなと、感じる。

    降りてくるって感覚、とても気持ち震えるな。

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    2026年01月10日
  • 死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~

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    自分が長年思っていたことが言語化されている、理屈で説明できない奇跡のようなものを理論的に示している、でもそれも仮説にすぎない、そう思って、今まで自分たち人間の起源、ダーウィンの進化論とか、そういうものを毛嫌いしてきた、この本についても一つの仮説にすぎない、著者の思想、自分自身の思想、一般論、色んなものを比較して、今の自分が信じていくものを作っていきたいと思う、全ては自分が作っている、現実は自分の頭が作り出している、全て虚像、どういう作品にしていくか、楽しいなぁ、ワクワクしてきた

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    2024年12月30日
  • 知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~

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    知性を磨く
    「スーパージェネラリスト」の時代
    著:田坂 広志
    光文社新書 698

    田坂先生の表現は簡潔で分かりやすいとおもいます。いわゆる、ロジカルライテイングと思います

    知性とは何かを問う書、言語化できない智恵、暗黙知、大局観、東洋的な智恵であるとおもうが、最近のAIもちゃんと説明できない、言語化できないので、ひょっとしたら、暗黙知の領域をふくんでいるかもしれない

    気になったのは、以下です。

    知能とは、答えのある問い、に対して、早く正しい答えを見出す能力
    知性とは、答えのない問い、に対して、その問いを、問い続ける能力

    難しい問題を突きつけられて、その精神的負担に耐えかね、割り切りを行いたくなる
    精神が楽になることを求めて、割り切りに流されていくと、深く考えることができなくなり、答えのない問いを問う力、知性の力が衰えていく
    ⇒割り切った心の姿勢ではなく、腹を決める、心の姿勢である

    愛情とは、関係を絶たないことである

    固定観念という落とし穴
    修行不足、真剣勝負の時間をどれだけ持っているのであろうか

    知性の本質は、知識ではなく、智恵である
     知識とは、言葉で表せるものであり、書物から学べるものである
     智恵とは、言葉で表せないものであり、経験からしか学べないものである
    知性の本質は、経験を通じて獲得される、智恵に他ならない

    頭がよいと、本来経験を通じて智恵として掴むべきものを、ただ知識として学んだだけで、価値ある何かを掴んだと思い込んでしまう

    プロフェッショナルになるためには、どのような苦労をつめばよいのか
     知識はいかに速く、いかに大量に、いかに効率よく学べるかと言う秘訣が確かに存在する
     永年の経験を積むことによってしか掴むことができない、智恵には、いかに速く、いかに大量に、いかに効率よく学べるかという秘訣は存在しない
     プロフェッショナルへの道に王道はない、敵は我にあり、だ

    本当に必要としているのは、スペシャリストではなく、さまざまな分野の研究を統合する、スーパージェネラレストだ
     垣根を超えて統合する、統合の知性
     さまざまな専門分野をその境界を超えて水平的に統合する水平統合の知恵
     ⇒垂直統合の知性をもったスーパージェネラリスト
     ⇒さまざまなレベルでの思考を見事に切り替えながら平行して進め、それらを瞬時に統合することができる
     ⇒7つのレベル
     ①思想 
      ⇒未来を予見する方法
      未来の具体的変化を予測することはできない
      未来の大局的変化を予見することはできる
     ⇒事物の螺旋的発展の法則
     ②ビジョン
      ビジョンとは、未来に対する客観的思考であり、主観的願望や、意志的目標ではない
      ネット革命で、言葉で表せる知識は、急速に価値をうしなっていく
      ⇒言葉で表せない智恵が価値を持つようになる
     ③志
      野心とは、己一代で何かを成し遂げようとの願望
      志とは、己一代では成し遂げぬほどの素晴らしい何かを次の世代に託する祈りのこと
     ④戦略
      戦略とは、戦を略す、つまり、いかに戦わないかの思考にほかならない
      ⇒無用の戦いをせずに、目的を達成することに勝ちをおく
     ⑤戦術
      想像力:未来に起こる出来事を具体的に想像し、そこから最善策を選ぶ力
      反省力:過去に起こった出来事の経緯を仔細に追体験し、そこから改善策を学ぶ力
     ⑥技術
      技術の本質は、知識ではなく、智恵である
      反省の技法:1つの経験をしたとき、そのままで終わらせず、心の中で、追体験しながら、そこから掴める智恵を徹底的につかむ
      私淑の技法:師匠から、リズム感、バランス感覚、その奥の心の動きなどを学ぶ、師匠の姿から智恵を学ぶ
      ⇒知識の勉強法から、智恵の習得法へ
     ⑦人間力
      心の動きを感じ取る修行を積む ①自分の心、②相手の心、③集団の心

    多重人格のマネジメント 人はだれしも、自分の心の中に複数の人格をもっている

    3つの修行
     ①自分の中に、複数の人格を見出し、それを意識的に見つめる
     ②必要なときに、必要な人格が現れ、その場に処することができる
     ③複数の人格が切り替わる状況を、少し離れて見ている人格が現れる

    分離の病
     ①知と知の分離、専門主義という病
     ②知と行の分離、分業主義という病
     ③知と情の分離、客観主義という病

    知性を磨く なぜ人類に知性というものがあたえられたのか
     人類が直面する問題を解釈するためだけではない
     その問題を解決するためであろう
     その解決のためには、人類社会の在り方を変革するためであろう

    目次

    第1話 なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?
    第2話 「答えの無い問い」に溢れる人生
    第3話 なぜ、「割り切り」たくなるのか?
    第4話 「割り切り」ではない、迅速な意思決定
    第5話 精神のエネルギーは、年齢とともに高まっていく
    第6話 「固定観念」を捨てるだけで開花する能力
    第7話 なぜ、博識が、知性とは関係無いのか?
    第8話 頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由
    第9話 なぜ、優秀な専門家が、問題を解決できないのか?
    第10話 「スーパージェネラリスト」とは、いかなる人材か?
    第11話 「垂直統合の知性」を持つスーパージェネラリスト
    第12話 スーパージェネラリストに求められる「7つの知性」
    第13話 なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか?
    第14話 「予測」できない未来を「予見」するには、どうすればよいのか?
    第15話 なぜ、「目標」と「ビジョン」が混同されているのか?
    第16話 「志」と「野心」は何が違うのか?
    第17話 なぜ、「戦略」とは「戦わない」ための思考なのか?
    第18話 なぜ、優れたプロフェッショナルは、「想像力」が豊かなのか?
    第19話 「知性」を磨くための「メタ知性」とは何か?
    第20話 なぜ、古典を読んでも「人間力」が身につかないのか?
    第21話 あなたは、どの「人格」で仕事をしているか?
    第22話 なぜ、多重人格のマネジメントで、多彩な才能が開花するのか?
    第23話 なぜ、スーパージェネラリストの知性は、現場にあるのか?
    第24話 なぜ、人類は、20世紀に問題を解決できなかったのか?
    第25話 「21世紀の知性」とは、いかなる知性か?

    ISBN:9784334038014
    出版社:光文社
    判型:新書
    ページ数:232ページ
    定価:760円(本体)
    2014年05月20日初版1刷発行
    2014年06月10日2刷発行

    0
    2024年12月18日
  • 教養を磨く~宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで~

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    短編集みたいで読みやすい
    私がイメージしてた教養とは違ったけど、自己啓発っぽい割と普段の心持ちに寄り添ってくれるような文章
    硬過ぎなくて良い

    0
    2024年10月13日
  • すべては導かれている 逆境を越え、人生を拓く 五つの覚悟

    Posted by ブクログ

    すべては導かれているとは人生に起こる全ての事柄を肯定すること。
    どんな不運な出来事も、解釈をかえれば、自分を成長させてくれる出来事。自分に起こりうる出来事をすべて受け止めて、すべて肯定する覚悟をもつ。
    自分の人生が有限であることを知らしめられた時に何を思うか。愛する家族ともう少し時間を過ごしたい。この素晴らしい世界にもう少しいたい。
    それなら、過去を悔やんだり未来を憂いたりしている時間はないはず。
    今は生きてる。残りの貴重な時間を喜びの時間に使いたい。今日を生き切る。今この瞬間を生き切る。
    全てが導かれているのなら、神に託すしかないのならば、目の前に起こりうる出来事を全力で受け止めて、プラスに変換して、穏やかな心で今を生き切る。

    0
    2024年10月13日
  • 人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~

    購入済み

    勉強になった

    人は誰もが多重人格だという事がとても分かりやすくて感動しました。人格について、とても勉強になりました。この本に出会えて良かったです!

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    2024年09月21日
  • 知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~

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    ネタバレ

    知性とは答えのない問題に対して問い続けること
    ・人生で必要なのは知能より知性
    →問い続けること!楽になるためにすぐに答えを出すのはダメ
    ・知識は書物から学べるが、知恵は経験からしか学べない
    →思考、ビジョン、志、戦術、技術、人間力
    ・経験を経験で終わらせない

    本ばかり読んで体験が不足していたので刺さりました。
    また田坂さんの考え方が独特で刺さるものが多かったので、著書を沢山読みたい

    0
    2024年09月16日
  • 人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの

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    「深いなー。」と読み終わった時に思った言葉です。笑
    読み始める前は、
    本、うっすいなー!笑と軽い気持ちで読んでみたら、
    スラスラと理解しながら読むことができ、
    自分自身にとって、凄く大事なことを文字として記載していただいた本でした!
    私にとって、思想という部分では、
    抽象的といいますか、言葉では上手く表せることができない部分でもありました。

    しかし、著書の
    永劫回帰から始まり(←初っ端からインパクト絶大でした(-。-;)、3つのポイントである、

    ◯勝者の思想
      ↓
    ◯達成の思想
      ↓
    ◯成長の思想

    〜人生の「困難」と格闘することによって、
             人間として「成長」すること〜
    が、「人生の成功」だと。

    生きていますと、
    必ずと言っていいほど、良い事ばかりあるわけではないですが、否定的な出来事も「糧」として考える思想が、
    非常に大切なんだなと、改めて理解できました。

    1日1日を「成長」できるようにしたい!と
    考えさせてくれた素晴らしい本でした^ ^♫

    0
    2024年08月28日
  • 人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの

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    引き込まれる書き出しで一気に読みました。

    ⚫︎永劫回帰(ドイツ哲学者ニーチェ)
    いま、一つの人生を終えようとしている、おまえ。もし、おまえが、この人生と全く同じ人生を、もう一度生きよと問われたならば、然り、と答えることができるか。何度も、何度も、永遠に生きよ、と問われたならば、然り、と答えることができるか?

    ①勝者の思想(競争)からの脱却を図る
    ②達成の思想(高め合い)に行く
    →ライバルを歓迎する
    →自己との戦い
    ③成長の思想に達する
    ・この人生を一生懸命に生きるのは競争で勝者となるためでも、目標を達成するためでもない。人間を磨き、成長するためである
    ・与えられた苦労や困難は自らの可能性を拓いていくための素晴らしい機会、と捉える。

    永劫回帰でNo!と答えましたが、最後はなるほど。そう考えれば困難もありがたいものだ、と解釈できました。

    0
    2024年07月27日
  • 教養を磨く~宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで~

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    ネタバレ

    氏の経験、読んだ本、映画などから深くて納得の洞察。現代における処世術でもあり、前向きな気持ちにもさせてくれる。それぞれ4ページで小気味よく綴られ読みやすい。
    資本主義と社会主義、経営戦略やマネージメント、技術革新や知識社会、働き方や生き方について一つの考えを提示してくれる。作者のような物事に対する賢い考え方を身に着けたい。
    他のシリーズも機会があったら読んでみたい。
    以下、読者メモ。
    様々な専門的な人格を育てるとともに、それを俯瞰てきる賢明なもう一人の自分を育成する、自分の中に存在するエゴを制御する、そして静かに我を見つめる

    自分の死に向き合い、今日が人生最後の日と考え充実した日々を過ごす、死があるからこそ生は輝く

    悪い出来事も自分の成長のために天が下した好転へのきっかけと考える。起こった出来事をどう解釈するかに違いが現れる。人生で起こること全て深い意味がある

    基礎を大事にする

    失敗の根本原因は自分にあると謙虚に考える「引き受けの精神を持つ」

    プロは経験に基づき積み上げられた経験が支えるものそして正しい直感を養う、その直感は追い詰められた時に発現することが多い

    複雑なものには生命が宿る、高度に複雑な組織は意思を持ったかのような挙動となる

    AIの台頭により知識の記憶力や論理的思考の優位性は絶たれるが、人の心理をマネージメントなどは淘汰されない

    合理的利他主義「情けは人のためならず」

    ポジティブ思考は運気を引き寄せ、運気に気づく

    0
    2024年06月30日
  • 使える 弁証法―ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

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    この世の中は必ず2項対立の構図でできている。この壁を越えれる方法が弁証法。これは汎用性の高い素晴らしい思考法。目の前の本質を見抜くため、未来を予測するために欠かせない思考法である。

    0
    2024年06月23日
  • 人間を磨く~人間関係が好転する「こころの技法」~

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    人間を磨く
    人間関係が好転する「こころの技法」
    著:田坂 広志
    光文社新書 819

    「人間を磨く」ということは、「生涯を賭けて人間を磨き、人格の完成をめざす」
    「非や欠点のない人間をめざしていきる」のではない
    「非も欠点もある未熟な自分を抱えて生きる」のである
    「知識とは、風船の如きもの」:知識を得れば得るほど、風船の表面積は増加し、分からないことが増えている
    「心は蛇蝎のごとくなり」:どれほど、人間としての修行を積んでも歩んでも、心の奥に未熟さを抱えていきることが人間の姿だと親鸞は、語っている

    では、「人間力」は、どのようにすれば身につけることができるのか?

    古今東西の「古典」を読むこと、しかし、読み方がある
     誤解1:人間としてかくあるべしと理想的な人間像を学ぼうとしてはいけない
      ⇒ 具体的な修行法を学ぶ
     誤解2:自分の中の、我欲、私心を否定し、捨て去ってはいけない
      ⇒ 我欲、私心を否定するのではなく、ただ静かに見つめる
     誤解3:古典の中にある理想的な「統一的人格」を心に描き、追い求めてはいけない
      ⇒ 統一的な人格ではなく、「様々な人格」を育てる

    鬼手仏心 鬼のように厳しい処し方の背後に、仏のような慈愛に満ちた心がある

    七つの技法

    ①心の中で自分の非を認める

      密やかな驕り ⇒ 無意識の傲慢さ
      人間としてみれば、色々な欠点があるのに、人から嫌われない人がいる
      人間関係がおかしくなるときには、お互いに、「相手に非がある、自分には非がない」と思っている
      ⇒自分の非や欠点を受け入れてくれる相手や周りの人に感謝する
      ⇒感謝はすべてを癒す
      ⇒心の中で、「ありがとうございます」と唱える

    ②自分から声をかけ、目を合わせる

      我々が行うべきは、「表情を作る」のではなく、「心の置き所を正す」ことである
      人間の心は我々が思っている以上に、しなやかだ、ということ
      自分の心を開くことで、何よりも、自分の心が救われる
      相手が心を開いてくれなくとも、こちらの心は伝わっている

    ③心の中の「小さなエゴ」を見つめる

      真の謙虚さとは、「自分の非や欠点や未熟さを、素直に認められる」こと
      「本当の自信」とは、人との「競争」に勝つことによっては得ることはできない
      ⇒人間、自分に本当の強さがないと、感謝ができない
      千人の頭となる人は、千人に頭を垂れることができなければならない
      人間、「謙虚さ」の修行を続けていると、自然に「本当の自信」が身についてくる
      人間、「感謝」の修行を続けていると、自然に「本当の強さ」が身についてくる

    ④その相手を好きになろうと思う

      好き嫌いということは、耐えがたい「感情の問題」ではなく、努力次第で変えられる「意思の問題」である
      1)本来、「欠点」は存在しない、「個性」だけが存在する
      2)嫌いな人は、実は、自分に似ている
      3)共感とは、相手の姿が、自分の姿のように思える
      4)相手の心に、「正対する」だけで、関係はよくなる
      5)相手を好きになろうとすることは最高の贈り物

      この人生において、我々は、誰もが、独りで生まれ、独りで去っていく

    ⑤言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす

      人は、うれしいから、笑うのではない
      笑うから、うれしくなるのだ

      深夜に、一人、日記に向かい、好きになれない相手に対する「褒め言葉」をかくだけでも、
      心の中の何かが大きく変わっていく

    ⑥別れても心の関係を絶たない

      「和解」は、ときに、十年の歳月を超えて起こる

    ⑦その出会いの意味を深く考える

      「不幸な出会い」が、「有り難い出会い」になるとき
      「不幸な出会い」と思えるものにも、必ず、深い意味がある

      「縁」という言葉
      「縁」が無ければ、我々は決して巡り合うことはない
      そうであるならば、たとえ、心がぶつかる出会いも、心が軋む出会いも、やはり、深い「縁」

    「心を磨く」唯一の道は、人間と格闘すること

    目次

    人間関係が好転する「こころの技法」
    第1の「こころの技法」心の中で自分の非を認める
    第2の「こころの技法」自分から声をかけ、目を合わせる
    第3の「こころの技法」心の中の「小さなエゴ」を見つめる
    第4の「こころの技法」その相手を好きになろうと思う
    第5の「こころの技法」言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす
    第6の「こころの技法」別れても心の関係を絶たない
    第7の「こころの技法」その出会いの意味を深く考える
    「人間を磨く」ことの真の意味
    謝辞
    さらに「人間を磨く」ことを求める読者のために

    ISBN:9784334039226
    出版社:光文社
    判型:新書
    ページ数:248ページ
    定価:740円(本体)
    発売日:2016年05月20日

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    2024年05月24日
  • 運気を磨く~心を浄化する三つの技法~

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    人生において否定的なものなどないということ。
    否定的・肯定的、ネガティブ、ポジティブと分断した時、双極的な性質が現れる。
    例えば、表面意識では「〇〇を達成しよう!」とポジティブになるが、
    無意識では「達成できなかったらどうしよう」というネガティブな無意識が発生する。
    良い悪いで判断するのではなく、全ては「特性」で考えるということなのかなと思った。

    “人生で起こること全て良きこと”全肯定

    0
    2024年05月20日
  • 教養を磨く~宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで~

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    ネタバレ

    田坂氏の教養に関する本。
    ひとつひとつの話がとても示唆深くて色褪せない感じのする一冊

    メモ
    ・三つの変化
      該博な知識に関する時代の変化 aiに敵わない時代
      書物を通じてに関する時代の変化 活字のみでなく映像動画を通じたマルチメディア化 擬似体験性
      様々な専門分野に関する時代の変化 専門分野の難しい本でなく、様々なコンテンツで深い学びができる時代
    ・三つの深化
      専門知から生態系の知への深化 深い問いから導かれる知の生態系
      言語の知から体験の知への深化 映像等による擬似体験、感覚的身体的な次元での深い学び  
      理論の知から物語の知への深化 人間心理を描いた物語を読むことが良い方法に 物語は自分の行動や生き方と照らし合わせやすいため

    ・運命を受け入れるということ。運命はいつか天命に変わるはず。与えられた逆境と苦労を魂の成長の糧として歩むことができれば
    ・無言のメッセージの力
    ・幸運は不運の姿をしてやってくる

    ・潜在意識のマネジメントができているか

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    2024年05月09日
  • 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして

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    仕事の報酬とは何か
    人間成長をめざして
    著:田坂 広志
    PHP文庫 た51 4

    仕事の報酬とは何かという問いについて、筆者は、何のために働くのかという
    問いに置き換えています。

    仕事の報酬を目に見えるものと、目に見えないものとに分けていることも新鮮です

    そこには、プロフェッショナルとしての矜持がある

    気になったのは、以下です。

    ・我々は、いつも「目に見えるもの」に目を奪われてしまう
     「目に見えるもの」だけを見つめてしまう

    ・では「目に見えない報酬」とは、何か
     ①能力 職業人としての能力がつく
     ②仕事 懸命に仕事をすると、良い「仕事」を残すことができる
     ③成長 人間として成長ができる

    ・我々は、無意識に1つの錯誤に巻き込まれてしまう
     収入や地位というものが、結果として与えられる報酬であることを忘れ
     自ら求めて得るべき報酬であると考えてしまうのです

    ■能力

    ・一つひとつのスキルを、工夫しながら、身につけていく

    ・いかなるスキルも、センスも、テクニックも、ノウハウも、仕事の現場での厳しい修練を通じて
     忍耐力を持って、粘り強く学んでいかないかぎり、決して、身につくことはない

    ・スキルやセンス、テクニックやノウハウを身につけるために、「秘訣」とでも呼ぶべきものがあるとすれば
     それは、ただ一つ。
     「狭き門」より入れ

    ・シンクタンクのプロフェッショナル。むしろ深く感銘を受けたのは、彼らの愚直なほどに努力する姿です

    ・専門的な知識、という、ナレッジの段階から職業的智恵とでも呼ぶべき高度なスキルの段階まで、いかにして
     プロフェッショナルとしての能力を高めていくか、それが勝負になってくるわけです

    ・師匠を見つける

    ・プロフェッショナルのスキルというものは、そもそも、言葉で表せない智恵であるため、
     参考書や専門書、テキストやマニュアルでは伝えらないのです

    ・直伝、それは師匠から弟子に対して1対1の関係で、直接に伝えていくもの

    ・師匠から学ぶもの
      ①呼吸 リズム感、バランス感覚
      ②着眼 師匠から、着眼を学ぶ必要がある、それは反省をするために
     反省を通じてこそ、スキルを改善していける
     プロフェッショナルとして腕を磨くためには、この反省ということが極めて重要です
     着眼とは、言葉を換えれば、コツ、ツボと呼ばれるものであります
      ③心得 スキルを学ぶ前に、心得、心構え、心の姿勢を学ぶ
     師匠とは、与えられるものではない、自身がみずから見つけだすもの
     私淑、心の中で、あの方は私の師匠だと思い定め、その方を遠くから見つめながら学ぶ
     一芸を学ぶ、誰にも、一芸がある
     反面教師として、学ぶ。他人の中にある欠点は、必ず、自分の中にもある

    ■仕事

    ・仕事の報酬は仕事だ

    ・懸命に働くと、良き仕事を残すことができる

    ・プロフェッショナル集団の中で、最高のほめ言葉は、"Good Job!"

    ・仕事を通じて、顧客に提供しているものは、単なる商品ではない
     それは、作品である

    ・腕を磨く、だけでは、決して、良き仕事は残せない

    ・我々が仕事を通じて残すものは、実は、作品ではない  共同作品です

    ・共同作品を創り出すためには、何が求められるのは、それは、共感です

    ・相手を操作して意のままに動かすのではない、操作主義ではない

    ・仲間と共に抱く、志 がなければならない

    ■成長

    ・成長こそが、最高の報酬、それは、人間を高めることの喜びだから

    ・人間としての成長とは何か それは、心の世界に処する力
     それは 心の世界を感じる力、それは、心の世界に働きかける力 です

    ・仕事において、仲間の心の世界は、しばしば、自分の心の世界を映す出す「鏡」だからです

    ・いかにして、その「人間としての成長」を得るか
     それは、格闘することです、人間の心と格闘することです、正対することです

    ・相手の心と正対し、相手の心を理解することです
     そして、相手に心を伝えようとすることでう
     そのとき、そこには、「心の格闘」とでも呼ぶべきものが生まれます

    ・そのため、仕事が壁に突き当たったとき、
     ときに、お互いの心が、摩擦で軋み
     ときに、お互いの心が、誤解ではなれる
     しかし、それにもかかわらず、我々は、
     その軋む心や、離れた心に、どう処してよいか、わからない

    ・そのとき、我々は、迷い、悩み、そして、苦しみます

    ・我々は、人間の心というものと、格闘しなければならない

    ・マネジャーは、人間の心よりさらに難しい
     人間集団の心と格闘しなければならなくなるのです

    ・マネジャーや経営者という地位は、
     職場や会社の仕事の重い責任を背負い
     五里霧中のなか、決断し、組織を率いていく立場
     そして、何よりも、部下や社員のかけがえのない人生を預かり、
     その人間集団の心と格闘しながら、歩んでいく立場

    ・だからこそ、マネジャーや経営者は大きく成長できる

    目次
    第1話 目に見えない三つの報酬/能力・仕事・成長
    第2話 腕を磨くことの喜び/職業人としての能力
    第3話 いかにして腕を磨くか/呼吸・着眼・心得
    第4話 いかにして師を得るか/問われる心の姿勢
    第5話 仕事を残すことの喜び/作品としての仕事
    第6話 いかにして仕事を残すか/共感と志を求めて
    第7話 人間を高めることの喜び/人間としての成長
    第8話 いかにして人間を高めるか/心の世界に処する力
    第9話 決して失われぬ報酬/歩みを終えるとき
    謝辞

    ISBN:9784569670669
    出版社:PHP研究所
    判型:文庫
    ページ数:192ページ
    定価:476円(本体)
    発売日:2008年07月17日第1版第1刷
    発売日:2016年03月29日第1版第8刷

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    2024年04月22日
  • 運気を磨く~心を浄化する三つの技法~

    Posted by ブクログ

    本当に素晴らしい本。人生に起こることは幸運も不運も全て肯定的に捉えられることを教えてくれた。内容もとても深い。また本人は工学博士であるが、ゼロポイントフィールド仮説という理論を唱えており、ややスピリチュアルな内容を物理的に説明しようとしているのが説得力を感じる。自己啓発本は色々あるが、今までに読んだ本にはない不思議な説得力とそれを伝えようとする強い情熱とエネルギーを強く感じた。この著者に強い興味を持った。他の著作も読んでみたい。私が今までなんとなく思い描いて生きる上でのポリシーとしていた事柄が明確に文章で分かりやすく説明してくれた印象。文章の流れも読みやすく頭にスッっと入ってきた。名著であると思う。繰り返して読み返したいレベル。内容の薄い自己啓発本とは一線を画す本であると思う。

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    2024年04月20日
  • 運気を磨く~心を浄化する三つの技法~

    Posted by ブクログ

    昔はスピリチュアルな本をよく読んでいたが、今ではほぼ読まなくなっていた。
    この本は、著者がビジネス雑誌に寄稿していたのをきっかけにたまたまたどり着いた。
    ビジネス雑誌に寄稿されるような方が書いたこの手の本の内容が気になったので読み始めた。
    科学的に説明できないはずの一見スピリチュアルな現象に、とある仮説を適用することで説明可能になるところが斬新かつわかりやすく、読む手が止まらなかった。

    もっと運気を良くしたい!という欲で読み進めたが、すでに自分は強運であること、身近な人に対する心のしこりを少し軽くすることが人生をより良い方向に導いてくれるであろうことなど、頭でわかっていたようでわかっていなかったことが納得感と共に理解できた。
    身近な人に対する心のしこりについてのくだりは、涙なしには読めなかった(産後メンタルかな?)。
    かなりロジカルベースで、押し付けがましい記述がないのでスムーズに読めたし、間違いなく読む前と後では歩む人生は変わるだろうと確信が持てる良書に出会えた。
    ありがとうございます。

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    2024年04月14日