田坂広志のレビュー一覧
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・複雑系とは、ひとたび起こったことが、ますます起こりやすくなる仕組みを持つシステム。自己加速性を持つ循環構造
・「全体観察」→「構造理解」→「要所加療」→「全体治癒」。因果ではなく循環を思考することで自然に治すことを考えるのが東洋的治癒
・「腹決め」と「割り切り」は違う。「割り切り」は自分の心を楽にするもの
・「勘が鋭いマネジャー」にとっては、「未来を予測する」という言葉と「未来を創造する」という言葉が同義語
・普遍的な成功法則は存在しない。成功とは常に個性的なもの。
・部下と自分の切磋琢磨によるお互いの成長を大事にする
・成功にも「悪い成功」があり、失敗にも「いい失敗」がある。
・マネジャーが到達した世界が、部下が仰ぎ見る最高の世界となってはならない
・マネジャーに求められるものは、一人のビジネスマンとして自分が「何を学ぼうとしているか」
・自由に伴う責任から逃れたい、というメンバーの無意識が、優秀なマネジャーになることよりも、優秀なマネジャーの部下であることを望ませてしまう
・無理にエゴを消し去ろうとすることではなく、静かにエゴを見つめること。苛立ちを感じたら、まずは自分に問うてみる -
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志とは?
与えられた人生において、己のためだけでなく、多くの人々のために、そして、世の中のために、大切な何かを成し遂げようとの決意。
志を抱いて生き続ける。
= 山の登り方を知る
人生において、
「成功」は約束されていない。
「声」に耳を傾けること
= 「意味」を考えること
時間の長さ(平等)と密度(不平等)
※ 長い人生が幸せな人生とは限らない
~ メモ ~
* 苦労や失敗や挫折があったからこそ、こうして成長できたと言える人生
* 明日の「死」を覚悟して生きる。
* 「安逸」と「弛緩」 しない
* 「生きる」から「生き切る」へ
* この一日ではなく、この一瞬の覚悟
* 「感謝」 →「義務」 →「使命感」
* 命を使う(使命感)こそ「志」の原点
* 互いに成長することの心構えは正対。
【補足】
人生の日々を無為に過ごす「安逸」
一日一日を緩んだ心で生きる「弛緩」
宇宙の「歴史」を見つめて、生きる
- インフレーション宇宙論
【格言】
ラテン語: メメント・モリ 「死を想え」
英語: ノブレス・オブリージュ
義務を自覚する人間の高貴さ。
「一隅を照らす、これ国の宝なり」
天台宗 最澄
「成長」の最後の段階としての「死」
アメリカ精神科医 キューブラー・ロス
最も優れている国: 日本
1. 長期平和
2. 経済繁栄
3. 最新技術
4. 先進医療
5. 高度教育
まとめ
天の配剤に対する深い感謝をする
人生には、「成長」が必要。
高貴さから香りが生まれてくる。
「人間成長」と一人ひとりの「意識」変革により、前史を発展可能
「礎」となる覚悟を、決める。
「志」を次の世代に託する
- 世代を超えて、永遠に受け継がれていくもの。
「使命」: 命を使う。
最高の人生だったと言える生き方。
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尊敬する先生からいただいた本。
筆者の優しく語りかけるような論調が読みやすかった。そしていつまでも心に留めておきたい言葉で溢れていた。
一日一日を大切に生き、密度の濃い一日にする。この一日を生き切り、この一瞬を生き切る。そのために志を持つ。
そして、恵まれた環境に感謝し、人との巡り合いに感謝して、成長し続ける。
私はこんな意識を持って毎日を過ごしていただろうか。一日一日を、周囲の人々を大切にできていただろうか。
自責の念にかられると同時に、志に向かって意識を変えていこうと心に誓った。
私はこれからたくさんの壁にぶつかるだろう。それでも果敢に困難に立ち向かい、自分の成長の糧にしようと思う。それでも挫けそうになったとき、逃げ出したくなったとき、改めて読もうと思った。
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そもそもこんな本を読んでいるということは、自分を優秀だと思っているのか!?と言われてしまいそうで恐縮ですが…
成長を止めてしまう7つの壁と、それを越えるための技法を説いている本。
第1の壁:学歴の壁 →棚卸しの技法
第2の壁:経験の壁 →反省の技法
第3の壁:感情の壁 →心理推察の技法
第4の壁:我流の技法 →私淑の技法
第5の壁:人格の壁 →多重人格の技法
第6の壁:エゴの壁 →自己観察の技法
第7の壁:他責の壁 →引き受けの技法
思い当たることは多々あるものの、そんなこと言われてもなーというのが大半…
例えば、人格の壁。昔から八方美人だ、批判を避けているだ言われてきており、よく言えば裏表ないのだろうが、ある程度の対立を覚悟することもこれから必要だ。
また、引き受けの技法。会社でよく、全て自責で考えろという話を聞いてきたが、それが過ぎればすぐに潰れてしまう。
最後に、成長を止めてしまうのは、自分はこんな人間だからという自己限定の意識にあると。そしてこれを解き放つのが死生観を定める=もし今日が人生最後の日であればと大切に一日一日を生きる、にあるという。
まずは自己観察の技法で、日記でもつけながらしっかり自分の感情に向き合うところからだろうか。 -
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本書サブタイトルは、「ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」。ホンマかいなという感じがするが、そこはさすがに田坂さん。実に明快に、ヘーゲルの弁証法を解説し、それをIT革命に代表される現代に見事に当てはめてみせる。とても納得。これを近未来に当てはめることで未来を予想する。ビジネスの新ネタ探しにも役に立つと思う。 では、田坂流ヘーゲルの弁証法とは何か? どうやら次の5点の命題が重要らしい。1.物事は、直線的にではなく、螺旋的に発展する。2.物事は、反転の反転によって発展する。3.物事は、量から質への転化によって発展する。4.物事は、対立物の相互浸透によって発展する。5.物事は、矛盾の止揚により発展する。1−4に対しては解説の必要はないだろう。5の「止揚」とは、「矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること」。要は、合い対峙する要素から上位要素を取り出すことで発展するということ。特に5が重要であるとは言うまでもない。こういう風に発展を捉えると、確かに何かが見えてくるかもしれない。じっくり考えてみよう。
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言霊とは、読んで字の如し、言葉に宿る魂や、呪力のことである。本書では、経営者の最も重要な役割を「言霊というべき命が吹き込まれた言葉で語ること」であると位置づけ、そこから経営者や上に立つ者の心構えを説く。言葉に魂を宿すには、「自分で語っていることを、信じきる」ことが必要不可欠であり、これをやりきることこそ真の経営者である。 ゴーンは日産リバイバルプランの冒頭の説明を日本語で行った。聞き取ることが難しいほどたどたどしかったし、緊張して額に汗が光っていたが、不思議と「あー、これで日産は復活するなー」と感じた。その時は、なぜ自分がなぜそう感じたのか分からなかったが、本書を読んで、はっきりと分かった。言うまでもないが「言霊」である。日産の復活劇を見れば分かるように、言霊にはここまでの力があるのかもしれない。が、しかし、「言霊があるから一流」なのか、「一流だから言霊がある」のか? どっちでしょう?
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"大阪へ向かう新幹線で読む。本日は東日本大震災が起きてちょうど1年たつ3月11日。原発事故対策として内閣官房参与として活躍した著者。
事故の影響の大きさを改めて知る。そして、まだわからないことが一杯あることも知った。
日本は、原子力爆弾を2つも落とされ、核実験でも被害を受け、今回の原発事故。これだけの(この言葉が適切かどうかわからないなが)災害、被害にあっている国として果たすべき役割があるのだと考える。
統計調査も長期的に行っていく必要もあるのだろう。先日、週刊誌にこんな調査が紹介されていた。がん検診を受け続けていた人と、受けていない人のがん発生率の調査を新潟大学医学部の教授が紹介していた。20年、30年という単位での調査は欧米では行っているが、日本ではあまり行われていないそうだ。
目に見えない放射能とわれわれは付き合っていかなければならない。
科学的な事実を理解して、適切な判断ができないといけないと痛感した。
この日は震災の起こった時刻に黙祷をささげた。"