• 使える 弁証法―ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

    対話と会話の違い

    対話と会話の最も大きな違いは、お互いが持てる知識を出し合うことで、そこに新たな気づきが生まれることだと思います。一方の出した意見が他方に否定され、そこから対話を通した両者の深い思考が始まる。お互いがお互いの意見を取り込みながら、真理を追究して思考を続けることで、最終的にお互いの意見を内包した、新たな気づきが生まれる。この過程こそが対話の真髄であり、これを弁証法と呼ぶということです。筆者はこの弁証法こそが現代に求められる思考術だと述べています。

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