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最近、タイムマネジメントの技術が、様々取り上げられている。しかし、本当にこれらの技術で、自分自身の「時への悔い」はなくすことができるのだろうか。なにか大切な視点が抜け落ちてはいないだろうか? 著者はこの視点から、大局的な視点に立った時間論を展開する。まず示唆されるのは、時間は決して「平等」な資源ではない、ということである。時間を真に生かす人とそうでない人の差は、それほどまでに大きい。そして、時間を生かすために不可欠な視点として、時間、集中、智恵、経験、反省、人間、自分、関係、成長、成功という十のキーワードが提示される。ある意味で本書は単なる時間論の枠を越えて、人生論的な側面を強く持つ書となっている。それは、著者が語るように、「なぜ時間を生かせないのか」という問いは、究極「いかに生きるか」という問いへと逢着するからである。自分自身の時間を生ききるために必読の、時の本質に切り込む渾身の一冊。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年11月04日
"時間を有効に活用しようとかいうと、薄っぺらく感じてしまう。今、この瞬間を生きているという認識と目的意識がないと、うわべだけのノウハウとなってしまう。
集中力を身につけ、時間の密度を高める
知恵を経験、反省、言語化で身につける
など、人間として生まれてきて、いかにして人生を全うするかを問わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月28日
田坂氏の著書を読むのが最近のお気に入りです。
この本では、時間の生かすための十の心得を説いています。
タイムマネージメントが壁に突き当たる理由。
時間を生かせない原因の根っこは何なのか。
人生における時間とは、命そのものであり、そして、その命は有限であり、いつ尽きるかわからない。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
田坂広志さんが出版されている本は、大きく二つ(思想・考え方について)(仕事のスキル・技術について)に分かれている。
中でも本書は、前者の(思想・考え方)に関する本で、テーマは「時間」について書かれている。
本書の中で、私が興味を持った部分を下記に記したい。
■人生の成功(努力が報われる時...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
1990年にアカデミー賞を受賞した女優のウーピー・ゴールドバークが、俳優修行をする若者たちからの質問へ、味わい深い答えをしています。
「我々は、将来、役者になることを夢みて、毎日、毎日、厳しい修練を積んでいます。こうした我々の努力は、いつか報われるのでしょうか。」
「いま、あなたがたは、いつか役者に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月15日
優れた識者の語るタイム・マネジメントの技術は、それを言葉で聞くと簡単そうに思えるのですが、実は、それが成功しているのは、その識者が、相当のレベルの「集中力」を身につけているからなのです。(p.32)
科学哲学者のヴィトゲンシュタインが、「論理哲学論考」という著書の中で述べています。「我々は、言葉にて...続きを読む
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