田坂広志のレビュー一覧
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1990年にアカデミー賞を受賞した女優のウーピー・ゴールドバークが、俳優修行をする若者たちからの質問へ、味わい深い答えをしています。
「我々は、将来、役者になることを夢みて、毎日、毎日、厳しい修練を積んでいます。こうした我々の努力は、いつか報われるのでしょうか。」
「いま、あなたがたは、いつか役者になりたいとの夢を持ち、素晴らしい仲間とともに、励ましあい、助け合いながら、毎日、その夢を求め、目を輝かせて生きているのでしょう。」その言葉に対して、若者たちは、うなずきます。ゴールドバーグは、静かに語りました。
「そうであるならば、あなたがたの努力は、既に報われているではないですか」 -
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『仕事の思想』の続編。実社会の中では日々の仕事に流されてしまう。流されてしまわないようにするためには錨(いかり)が必要であり、その錨とは「思想」であるそうだ。死生観、世界観、歴史観の三つの「思想」を持つことで、働くことの意味、人間の意味を問うている。死生観ではメメントモリ(死ぬことを忘れるな)。メメントモリを意識することで、今を充実させることにつながる。また、世界の視点(世界の中で日本に生まれている意味とは何か)、歴史の視点(宇宙の歴史から考えると、その向かうべき方向とはどこか)など。仕事というものを考えるためのいい材料。 c.f 『仕事の思想』
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Posted by ブクログ
これらのネット革命の結果、「専門的な知識」や「最先端の知識」といった「言葉で表現することができる知識」は誰でも入手できるようになってきたため、「知識」を持っていることそのものに価値を持たなくなってきている。今求められているのは「言葉で表せることができない知恵」。それはスキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれる能力であり、これらは情報を得ただけでは身につくことができない。今自分に必要な情報はなんなのか、なにが不必要なのかといった情報化社会における取捨選択能力が必要になってきているように、「専門的な知識」ではなく、「職業的な知恵」に価値が置かれてきているのだ。
「インターネット革命」や「Web2.0変革」の六つの変革に対する「六つの戦略」に「シンクタンク能力」をどう応用していくべきか、一つ一つ具体的に記されている。これらは実際に手に取って、それらのノウハウをどう仕事に活かしていければいいのか、知恵を絞ってみて欲しい。インターネットの普及率は未だ上昇傾向にあり、一世帯に一台のパソコンがアタリマエの時代にある。インターネット関連の仕事についてない人でも、生活の一部として活用し、「自分のプロフェッショナル・フィールド(専門領域)」とは一体なんなのか、自問自答してみて欲しいと思う。
『「シンクタンク」は「シンク(思考する)」という社会的機能だけではなく、「ドゥー(実行する)」という社会的機能を身につけることができる時代にある。』(pp149) -
Posted by ブクログ
思想。自分の軸となる錨を。
胸を張って生きていられるストーリーを。
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田坂さんの本は「情報の摂取」ではなく「読む瞑想」
マインドセットの本、結局結論は“がんばれ”
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仕事とは何か、そもそもなぜ働くのか。
根源は“価値の交換”であり、
その際に生まれる他者の幸福を感じることで
本質的に自身のこころも満たされる。
そのためには自身の成長が不可欠である。
そのための方法として、本著では
夢を語り、目標を定め、他人への共感に努め、相手と正対することを恐れず、責任を持つことに誇りを持つことを説いている。
夢を目指す中で苦しいこともあるだろうが、
他の領域で闘う友人が、同じ夢を語る仲間が、
そして未来で待つものの存在が我々の背中を押す。
“私たちが恐るべきは、「力を尽くさぬ」ということ”