田坂広志のレビュー一覧
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1990年にアカデミー賞を受賞した女優のウーピー・ゴールドバークが、俳優修行をする若者たちからの質問へ、味わい深い答えをしています。
「我々は、将来、役者になることを夢みて、毎日、毎日、厳しい修練を積んでいます。こうした我々の努力は、いつか報われるのでしょうか。」
「いま、あなたがたは、いつか役者になりたいとの夢を持ち、素晴らしい仲間とともに、励ましあい、助け合いながら、毎日、その夢を求め、目を輝かせて生きているのでしょう。」その言葉に対して、若者たちは、うなずきます。ゴールドバーグは、静かに語りました。
「そうであるならば、あなたがたの努力は、既に報われているではないですか」 -
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『仕事の思想』の続編。実社会の中では日々の仕事に流されてしまう。流されてしまわないようにするためには錨(いかり)が必要であり、その錨とは「思想」であるそうだ。死生観、世界観、歴史観の三つの「思想」を持つことで、働くことの意味、人間の意味を問うている。死生観ではメメントモリ(死ぬことを忘れるな)。メメントモリを意識することで、今を充実させることにつながる。また、世界の視点(世界の中で日本に生まれている意味とは何か)、歴史の視点(宇宙の歴史から考えると、その向かうべき方向とはどこか)など。仕事というものを考えるためのいい材料。 c.f 『仕事の思想』
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これらのネット革命の結果、「専門的な知識」や「最先端の知識」といった「言葉で表現することができる知識」は誰でも入手できるようになってきたため、「知識」を持っていることそのものに価値を持たなくなってきている。今求められているのは「言葉で表せることができない知恵」。それはスキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれる能力であり、これらは情報を得ただけでは身につくことができない。今自分に必要な情報はなんなのか、なにが不必要なのかといった情報化社会における取捨選択能力が必要になってきているように、「専門的な知識」ではなく、「職業的な知恵」に価値が置かれてきているのだ。
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優れた識者の語るタイム・マネジメントの技術は、それを言葉で聞くと簡単そうに思えるのですが、実は、それが成功しているのは、その識者が、相当のレベルの「集中力」を身につけているからなのです。(p.32)
科学哲学者のヴィトゲンシュタインが、「論理哲学論考」という著書の中で述べています。「我々は、言葉にて語り得るものを語り尽くしたとき、言葉にて語り得ぬものを知ることがあるだろう」(p.97)
反省の心得の背景には、実は、大切な一つの思想があるのです。それは、何でしょうか。
すべてのことに、深い意味がある。その思想です。すなわち、すべてのものごとは、何の意味もなく起こっているのではなく、その起こったも -
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量子力学の第一人者であり、ゼロポイントフィールド仮説を支持する著者が、運気を上げるための指針を示している。
運気というのは科学的に証明されていないが人類の永い歴史の中で誰もがその存在を信じている。
ゼロポイントフィールド仮説とは、我々の心がこのゼロポイントフィールドと量子レベルで繋がっており、そのため我々はゼロポイントフィールドから情報を受け取り、また送ることができるという仮設である。
物理学の世界では、ひとつの波動はその波動と類似の周波数のものと共鳴を起こすことが分かっている。これが、引き寄せの法則、類は友を呼ぶの法則である。
そのため、科学的にもポジティブな想念がポジティブな波動と共 -
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対話の深層を理解せよ!
このワンイシューで深く、ビジネスの真髄を抉ってくるような本。田坂広志は最初に『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』を読んで、「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる宇宙のすべての出来事のすべての情報が「記録」されているというアカシックレコードのような概念が提唱されていたので、スピっている感じがしたのだが、そもそもコンサルの代表をしたりグロービスの顧問をしていて私も知った人なので、この本のような「自己啓発」「ビジネス書」的な方が本領発揮という事なのかもしれない。
普通に会話のうわべだけを聞いて判断するのではなく、言外の情報も総合して、相手の真相を掴み操作し -
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他者の文章や会話が、自分と混ざる。
文章には、声紋や指紋のように独特の構文のような、「あーあの人の文章だな」というのがあって、無意識にそれが混ざるのだ。感化されている。今回はそこから始めてみる。
死後の世界は誰にも分からない。本書はその神秘的な空想を量子科学的に解釈しようとするが、単に量子科学とスピリチュアルな挿話を並べているだけで、結び付けられているかは不明だ。そもそも解説が不可能なのだ。著者の神秘体験をもとに死後の世界の存在証明について、物理学の見地から試みた本という事になる。
一つ言わねばならない。
人間は、一日に3.5万回程度の判断をしているらしい。これを毎日繰り返すなら、著者のい -
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2025年に入ってから早3ヶ月、圧倒的な「強運」の連続で、仕事においてこれ以上ピークは来ないのではないかと思うほど恵まれている。
自分の努力なのか、偶然の味方なのかわからないが、これを少しでも科学して再現性を見出せば、ずっと幸運が続くのではないかと思って手に取った一冊。
本書で新しい学びはなかったものの、自分の言動や強みを言語化することができた。
周囲から「圧倒的ポジティブ」「セルフモチベートが長けている」とよく言われるが、以下のポイントが自分に合致した。
①目の前の危機や逆境を、「絶対肯定」で見つめる
→無邪気さがある(=素直)
②失敗しても死にはしないというマインド
→前職の部