田坂広志のレビュー一覧
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今後の資本主義について、田坂さんがどのように考えているか興味深く思いながら本書を読んだ。
貨幣経済から、田坂さんのいう「目に見えない資本主義」に移行する日は本当にくるのかもしれない。来るならば、それはいつのことになるのだろうか。時間がかかるような気もするけど、この経済危機が深刻で、かつ、長引くほど、移行の機運は高まるのだろう。
資本主義の本質が変わるとき、ロスチャイルド家はどうするんだろう・・・?とか思ってしまったりする私は、ロスチャイルド本にそれなりに影響をうけてしまっているのかもしれない・・・
ロスチャイルドはともかく、本書で印象に残った点。
【読書メモ=印象に残った点】
※本書か -
Posted by ブクログ
田坂さんの本は、文字数が少ない。
けれども、一読するのに時間がかかる。一文一文が重いからだ。
本書の最後に掲載されている「謝辞」には、
「私は「仕事の思想」については多くを語ってきましたが、
「仕事の技術」については、語ることを控えてきました。
その私が、この書において初めて、仕事の技術と心得を語りました。」
と書かかれている。
確かに、私が今までに読んだ田坂さんの本よりも、より具体的な企画書を書くための「技術」が書かれているように思う。
とはいえ、そこは、田坂さんの本。
いつもの田坂さんの本よりも、軽めの内容だったかな?と最初は感じた。しかし、ちょっと間を置いてから読み直すと、新たな発見 -
Posted by ブクログ
1990年にアカデミー賞を受賞した女優のウーピー・ゴールドバークが、俳優修行をする若者たちからの質問へ、味わい深い答えをしています。
「我々は、将来、役者になることを夢みて、毎日、毎日、厳しい修練を積んでいます。こうした我々の努力は、いつか報われるのでしょうか。」
「いま、あなたがたは、いつか役者になりたいとの夢を持ち、素晴らしい仲間とともに、励ましあい、助け合いながら、毎日、その夢を求め、目を輝かせて生きているのでしょう。」その言葉に対して、若者たちは、うなずきます。ゴールドバーグは、静かに語りました。
「そうであるならば、あなたがたの努力は、既に報われているではないですか」 -
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『仕事の思想』の続編。実社会の中では日々の仕事に流されてしまう。流されてしまわないようにするためには錨(いかり)が必要であり、その錨とは「思想」であるそうだ。死生観、世界観、歴史観の三つの「思想」を持つことで、働くことの意味、人間の意味を問うている。死生観ではメメントモリ(死ぬことを忘れるな)。メメントモリを意識することで、今を充実させることにつながる。また、世界の視点(世界の中で日本に生まれている意味とは何か)、歴史の視点(宇宙の歴史から考えると、その向かうべき方向とはどこか)など。仕事というものを考えるためのいい材料。 c.f 『仕事の思想』
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これらのネット革命の結果、「専門的な知識」や「最先端の知識」といった「言葉で表現することができる知識」は誰でも入手できるようになってきたため、「知識」を持っていることそのものに価値を持たなくなってきている。今求められているのは「言葉で表せることができない知恵」。それはスキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれる能力であり、これらは情報を得ただけでは身につくことができない。今自分に必要な情報はなんなのか、なにが不必要なのかといった情報化社会における取捨選択能力が必要になってきているように、「専門的な知識」ではなく、「職業的な知恵」に価値が置かれてきているのだ。
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優れた識者の語るタイム・マネジメントの技術は、それを言葉で聞くと簡単そうに思えるのですが、実は、それが成功しているのは、その識者が、相当のレベルの「集中力」を身につけているからなのです。(p.32)
科学哲学者のヴィトゲンシュタインが、「論理哲学論考」という著書の中で述べています。「我々は、言葉にて語り得るものを語り尽くしたとき、言葉にて語り得ぬものを知ることがあるだろう」(p.97)
反省の心得の背景には、実は、大切な一つの思想があるのです。それは、何でしょうか。
すべてのことに、深い意味がある。その思想です。すなわち、すべてのものごとは、何の意味もなく起こっているのではなく、その起こったも -
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思想。自分の軸となる錨を。
胸を張って生きていられるストーリーを。
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田坂さんの本は「情報の摂取」ではなく「読む瞑想」
マインドセットの本、結局結論は“がんばれ”
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仕事とは何か、そもそもなぜ働くのか。
根源は“価値の交換”であり、
その際に生まれる他者の幸福を感じることで
本質的に自身のこころも満たされる。
そのためには自身の成長が不可欠である。
そのための方法として、本著では
夢を語り、目標を定め、他人への共感に努め、相手と正対することを恐れず、責任を持つことに誇りを持つことを説いている。
夢を目指