【感想・ネタバレ】忘れられた叡智 詩的寓話 目に見えない資本主義のレビュー

あらすじ

遠い昔、21世紀の初頭――。グロバリアという王国で、人々が「野蛮な資本主義」というシステムの下に暮らしていた頃。ある日、サブプリモというアメリア村の商人によって、大量の偽商品が販売され、王国全体が深刻な経済危機とパニックに陥った。ジャポニア村の智恵子と賢治は、破産によって悲しみのどん底にあえぐ両親を可哀想に思い、この危機を繰り返さないためにはどうしたらよいか、ジャポニアの村長や名高い経済学者、さらに森の聖人に教えを請いに行く。最後に、智恵子と賢治が見い出した叡智は、まるで予期していなかったものであり、同時に、深く、腑に落ちるものだった――。2010年5月の「TEDx Tokyo」で著者が英語で朗読を行い、大きな反響のあった「目に見えない資本主義 詩的寓話」を、新たに日本語と英語の両方で読める書籍として編集。この国の復活と資本主義の成熟を祈りつつ発刊する。

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Posted by ブクログ

久々の田坂本。字数は例によって少ないが、実に深い。深いがゆえに、その思想が広がらないことが、彼のファンにとっては歯がゆいところである。

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2018年10月23日

Posted by ブクログ

著者の「目に見えない資本主義」を読んだ人にはオススメですが、読んでいない人には微妙かもしれない。

金銭的評価のみで成り立った資本主義は終わり、目に見えない資本「知識資本」「関係資本」「信頼資本」「評判資本」「文化資本」「共感資本」が新しい尺度になる。

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2010年08月31日

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