乾ルカのレビュー一覧

  • 灯

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    人と関わることが苦痛で、出来るだけ一人でいたいと思う蒼。
    その気持ちはなんとなくわかるんだけど、「周りの人にとても恵まれていることに気付いてる?」と聞きたくなってしまうような場面が多数。
    学校や家庭でいつも気にかけてくれる人がいて、決して孤独になることはない状況なのだから。
    同じ高校の関さんが同じような内容のセリフを言ってくれて、スッキリした。
    主人公に共感しきれない物語は、やっぱりなかなか感情移入できないみたい。
    その代わり、友だちの冬子や米田君は人間性が素晴らしくて魅力的。
    蒼ちゃん、あなたは周りに恵まれているんだよ。



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    2024年09月16日
  • 四龍海城

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    作者はどうしてこんな話を書くのだろうと思う。
    失うことで成就する、純粋な愛? 確かにその気持ちが描きたいなら、このラストしかないのだろう。若干ピンとこない感じは、もしかしたらこの話を異性愛に置き換えたら、違ったものに感じられたのだろうか? うーん、異性愛だったらより凡庸に見えるのかもしれない。上川さんと天野さんのエピソードのように。この年代の男の子同士の友情だから(女の子同士の友情でも良かったんだろうけど)より純粋に感じられるのかもしれない。

    でもそういう「純粋さ」を、今の僕は求めていなかったように思う。それこそ彼らの同年代だったら感動したのかもしれない。あるいは、そういう純粋さだったら、短

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    2024年09月11日
  • 灯

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    感想
    青さと臭さ。どれだけ爽やかに恋をしていても。僕たちは人間で、生き物。だからこそ魅力的だし立体的な人間になる。そこから始める。

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    2024年08月24日
  • 妖し

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    ネタバレ

    10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。

    恩田陸『曇天の店』
    北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。

    米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
    バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。

    村山由佳『ANNIVERSARY』
    小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
    夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って

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    2024年08月16日
  • アンソロジー 舞台!

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    2.5次元舞台の話が特に興味深い。見たことないので、勝手に若手イケメンが売りなのかと思ってたけど、キャラに寄せるスタッフさんや自分を出さずになりきるキャストや、ちゃんと見てくれるファンたちでいい舞台が作られてるのね。

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    2024年08月11日
  • コイコワレ

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    伊坂幸太郎さんの螺旋プロジェクトの一部な大戦末期が舞台の

    こちらの物語コイコワレ

    文庫本です。

    企画を持ってきたのは伊坂さんで

    数名の作家さんの中の1人。乾ルカさん。

    数人の作家さんが同じテーマと違う時代の山の民族と海の民族の対立ということだったので

    てっきり

    人も自然界の自然の一部に過ぎないぜ!的にまとめられてると思っていた(予測)

    東京から疎開してきた子供達の中にいる蒼い目の少女

    VS

    山に捨てられた孤児の少女

    互いに忌み嫌う一目で憎しみあい

    殺意まで芽生える、その歴史たるは何なのか?

    その正体は?的に読んでいったんですが、

    そんなこ

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    2024年07月08日
  • アンソロジー 舞台!

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    舞台をみるのは、好き。舞台に立つ人。みる人。支える人。いろいろな視点から見れて興味深く読んだ。舞台は同じ空間と時間を共有できて、あっという間に同じ世界につれていってくれる。舞台を見に行きたくなる。

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    2024年06月18日
  • コイコワレ

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    疎開先での清子とリツの対立と成長の物語。母と爺からの、憎しみの気持ちを相手に向けず自分に向けてそして勝て、というメッセージ…しっかり受け取りました。びっくり展開はないものの、吸い込まれるように読みました。

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    2024年05月31日
  • アンソロジー 舞台!

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    舞台にかける役者たちの情熱が美しく微細に書かれて、芸術的な短編集だった。
    個人的には2.5次元の裏話のようなエピソードが興味深かった。

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    2024年05月25日
  • アンソロジー 舞台!

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    ネタバレ

    【収録作品】近藤史恵 「ここにいるぼくら」/笹原千波 「宝石さがし」/白尾悠  「おかえり牛魔王」/雛倉さりえ「ダンス・デッサン」/乾ルカ  「モコさんというひと」

    どれも舞台に引きつけられる人たちの話で悪意を持つ人が直接的には出てこないのがよかった。
    演じるほうの覚悟も描かれていて、トップスターでないからこその葛藤と矜持がいい。トップスター側も、互いへのリスペクトと舞台への愛情が感じられる話ばかりで、これが現実ならいいのにね…… でも、舞台を見る側としては、そういう人間性を信じたいところもある。

    「ここにいるぼくら」【2.5次元×俳優】メインキャラの一人が病気で無期限療養に入ることになり

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    2024年04月26日
  • コイコワレ

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    太平洋戦争中、東京に食堂を営む父、母と暮らす蒼い目を持つ清子。
    父は突然不慮の事故で死んでしまう。

    食堂は母が一人で切り盛りする中、戦争が激化し清子の小学校は宮城に疎開する。

    疎開先の寺で地元のリツという少女と出会う。リツは存在自体が清子をざわつかせる。リツも同様に清子の存在を明らかに意識してしまう。

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    2024年04月15日
  • 明日の僕に風が吹く

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    人生で壁が立ちはだかるときに、どうしたらその壁を越えていけるだろう。
    強い人は、自分の力だけで乗り越えるかもしれない。
    だけど、悩んで苦しんでいるときに、果たしてそんな力は湧いてくるだろうか。

    挫折して、新しい出会いがあって、生き方を学んで、後悔しない選択を選ぶ勇気を持つ。そして動き続ける。
    簡単なことではないけど、そうやって必死に頑張る人を応援してくれる物語に好感を持ちました。

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    2024年04月01日
  • おまえなんかに会いたくない

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    読み出しから岸本と藤宮が同一人物だということはわかっていた。最後に毎日自分の準備室に来ていた生徒が友達ができて、離れていく、安堵と寂しさ、いや裏切りにも似た寂しさが滲み出ていて、この誰もが抱くであろう気持ちが凄く分かる気持ちがした。
    いろんな出演者による作風は楽しかった。コロナ、SNS現代の言葉から戦争中の都市伝説まで楽しかった。(楽しいと言うのはおかしいが。)
    岸本の相手、藤宮さんがどのような人なのか。非常に興味がある。

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    2024年02月17日
  • てふてふ荘へようこそ

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    ネタバレ

    乾ルカさんの本なので読んでみました。
    とある訳ありマンションの入居者たちのお話しで、全体的にほんわかするよいお話でした。

    仕方のないことですが、ラスト、皆さんそれぞれ新しい一歩を踏み出す希望あふれる前向きになれるものなんでしょうけども、私は寂しがりなので、私には星3。でも、元気をもらえる本の一つだと思います。

    ドラマにもなっていたようですね(2012年に!)ドラマも見れるものなら少し見たいかな。

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    2024年02月17日
  • 六月の輝き

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    ネタバレ

    描写がとても好きな作家さんです。
    ストーリーは普通にすんなり読めました。
    美奈子さんのお母さんの闘病生活が辛そうだなと思いつつ、自分の母と重ね、なぜこんなふうに伝えられるのかと感じました。
    ちょっと怖い社会の部分は自分はちょっと嫌だったかな。

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    2024年01月20日
  • 明日の僕に風が吹く

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    ネタバレ

    将来は医者を目指す主人公。ある日中学校での事件をきっかけに引きこもってしまいます。憧れていた医者の叔父の勧めで北海道の離島の高校へ進学することに。離島での生活が心を溶かしていきますが・・・

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    2024年01月11日
  • モノクローム

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    ネタバレ

    題材の1つに、将棋や囲碁が関わっているとつい読みたくなる。将棋や囲碁はルールが分かる程度のド素人で、詳しい事はよく知らないのだけれど。将棋や囲碁を扱う小説の多くは、対局場面など緊張感があり、棋士同士の駆引き、思考の深淵に沈み究極の1手を探すと言った展開など、少なくても私を惹き付けるストーリーがある。
    ただこの小説では囲碁はストーリー上、重要な要素ではあるが、ストーリーの根幹をなす「メインテーマ」は「孤独」或いは「育児放棄」であり、囲碁は添え物にすぎない。
    この小説を読み進んでいけば、この「育児放棄」が、世間一般に言われている育児放棄と違い、己れ自身の生き方を貫くための己れと息子に対してのギリギ

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    2024年01月10日
  • 森に願いを

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    優しい物語でした。

    植物が生長し、種を落とし、また森を作る。
    人も優しさや思いを受け継いでいく。
    そのために言葉は力になる。
    だけど、時に言葉で人を傷つけることもある。

    どんな言葉を選んで、どんな気持ちで接していくか。
    「幸福は幸福を生むが、不幸が誰かの幸福を生むことはない」というメアリの言葉が印象的でした。

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    2024年01月07日
  • おまえなんかに会いたくない

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    ネタバレ

    職場で、最近の中高生は大変だという話を聞きリサーチ気分で本書を読んでみました。
    スクールカーストの話です。

    気分のいい話ではありませんが、現実的には中高生のクラス内でこういうのあるんだろうなーと。
    ただ、本書のように、何年も前に卒業しているのにいまだ当時のカーストを引っ張っているというのは??と思ってしまった。
    大学デビューとかあるし、社会人になれば世間も知るし、そんな幼い考え方をいつまでもしているものですかねえ。
    ま、イヤミスで終わらなかったあたりが、(読み物としては中途半場だったけれど)土壇場での彼らの成長、なのかもしれませんね。

    あ、あと、登場人物については誰も好きになれなかったけれ

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    2024年01月01日
  • モノクローム

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    今年読み納めの一冊となりました。

    沖田と香田の関係。高校生で学年が違うのに、同級生みたいな友達づきあいができるものだっただろうか。香田(後輩)が沖田(先輩)に初対面からバリバリタメ口きいているので、不思議な感じでした。
    二人が喧嘩した後も、メールや電話で許しを乞う香田に対し、不注意から携帯が電池切れとなった結果、香田の電話を受けそびれた沖田が、それでもなお自分から連絡しようとせず、ひたすら香田からの連絡を待ち続けるところがモヤモヤポイントでした。「喧嘩はさておき電池切れはお前が悪いんだからさっさと電話してあやまれ!!」と沖田に対して思っていました。

    囲碁がわかる人だと、もっと楽しんで読むこ

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    2023年12月31日