乾ルカのレビュー一覧

  • 妖し

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    「怪異」をテーマにした奇譚アンソロジー10篇。

    作家それぞれの色々な「妖し」が表現されてます。
    冒頭の恩田陸さんの「曇天の店」 ページ数少ないのに終盤で一気に不穏な空気にしていくのが秀逸。
    「李果を食む」阿部智里 どっち?どっち?表現の生々しさが印象的だった。

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    2021年01月27日
  • 青い花は未来で眠る

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    これはレビューを書くのが難しい。
    SFのような近未来ファンタジー。

    ある理由で飛行機がハイジャックされ墜落し、そこで繰り広げられるサバイバルゲーム。
    生存者たちがひたすら痛めつけられ中々希望が見えず
    辛い時間が続く。

    ハイジャックした側はある目的のために事を起こしたのだが、それが何だかややこしい。
    ラストも私はしっくり来ず、今ひとつな読後感だった。

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    2021年01月18日
  • 龍神の子どもたち

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    地元と開発されたニュータウン,親も子どもたちも対立する中で起こった地震.助け合う中でみんなに芽生える絆といった単純なストーリーながら王道の物語展開.そして,伝承古文書に記されたわからない言葉が重要な意味を持ち物語全体を支えている.大人たちはともかく,子どもたちはみんな柔軟で希望が持てた.

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    2020年12月14日
  • 龍神の子どもたち

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    舞台は高度成長期あたりのニュータウン、田舎(地元)の子供たちと都市部(新開発地区)の子供たちによる、それぞれの親、技術による開発、土着の信仰が行き交う中での冒険譚。

    前作では登場人物と環境から自然に話が転がっていったように感じられた一方、今作では話が転がるように随時外部から力が加わったかのような物語だと感じられて、前作ほど感じ入ることはなかった。

    前作に対しては登場する背景の中に自分の環境と重なる部分があったけれど、今作に対してはそういうものがなかったからそう感じてしまったのかもしれないけれど。

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    2020年12月08日
  • 向かい風で飛べ!

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    転校生として誰ともうまく馴染めずアウェーな日々を過ごしていた小学5年生のさつき。
    ある日、美少女のクラスメイトの理子に誘われ、スキージャンプに出会う。
    理子は、地元では有名な天才スキージャンパーだったのだ。

    さつきもその魅力に取り憑かれ、スキージャンプにどんどんのめり込んでいく。

    さつきと理子。2人の視点で交互に物語は進む。
    ジャンプを純粋に楽しみ上達していくさつきの存在に焦る理子。
    競技の描写はもちろん、少女たちの揺れる心象風景を描くのも上手いと感じた。

    個人的に、ウィンタースポーツが好きなので、(見る専門だけど)スキージャンプをテーマに描いたというところに惹かれた。

    平昌五輪では見事、高梨沙羅ちゃんが銅メダルを取得しましたね。
    北京大会でも活躍が楽しみ。

    乾ルカさんは初の作家さん。他の作品も読んでみたいな。

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    2020年11月09日
  • あの日にかえりたい

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    ネタバレ

    初読の作家さん。
    職場の人のオススメ。
    時空を超えた奇跡が描かれ感動するのだが、とても悲しい。哀しい。
    「真夜中の動物園」はいい話なのだが、不穏な未来が訪れることがほのめかされているので、手放しで面白かったとは言い難い…。
    「夜、あるく」だけが希望を感じた。

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    2020年08月05日
  • 妖し

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    時代小説がどうしても苦手で読み飛ばし

    ホラーをほとんど読まないんだけど
    あの、滴るような甘い果実がとても気になる。

    あの果実は‥

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    2020年07月01日
  • 妖し

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    【収録作品】「曇天の店」 恩田陸/「わたしキャベンディッシュ」 米澤穂信/「ANNIVERSARY」 村山由佳/「真珠星スピカ」 窪美澄/「マイ、マイマイ」 彩瀬まる/「李果を食む」 阿部智里/「フクライ駅から」 朱川湊人/「細川相模守清氏討死ノ事」 武川佑/「かぐわしきひと」 乾ルカ/「喪中の客」 小池真理子

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    2020年06月20日
  • 妖し

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    十人の人気作家が作る、妖しげな世界。

    「ANNIVERSARY」は言葉の持つ明るい世界とは異なる、なんだか奇妙な、悲しい世界だ。
    世界がループするのだ。
    ちょうど今読み返している『D.Gray-man』にも、繰り返される日々の話が出てきていた。
    この漫画について語るのはまた別の機会として、とにかく元の世界においてきた子供のことが気になってしまう。
    愛する者との離別を考えると、胸が苦しくなる。

    『李果を食む」は、私が感じ取ったおぞましさは二つあった。
    どちらだ。
    どっちなんだ。
    いや、どちらでも構わないだろう。
    もうすぐ、スモモの季節。
    あの甘酸っぱいすももを、私はこの話を思い出さずに食べられるだろうか?

    「かぐわしきひと」「喪中の客」はどちらも気味の悪さで際立つ。
    前者は自分の思い込みに騙され、そして、終わりの凄惨さに胃液が上がってくる。
    後者は、自分の見ている世界が本当に正しいのか、わからなくなる。
    それにしても、あの客人は一体なぜきたのだろう?
    そちらの方が、より、恐ろしい。

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    2020年05月16日
  • 奇縁七景

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    初めての乾ルカさん。7つの北海道と繋がる短編。前半はちょっと心が騒つく作品が続きましたが、後半はこころが暖まる作品が続き最後にどの作品も何処かで繋がってました。

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    2020年04月05日
  • 妖し

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    【怪異】をテーマに描く奇譚小説。
    アンソロジーシリーズ。
    この面子だし、と思って読み始めたのが
    間違いだった…

    想像のはるか上の上をゆく怖さだった…
    夜、部屋で一人で読んでいられないページが
    何度もあった。

    大好きな米澤穂信の
    「わたしキャベンディッシュ」も、
    あーー、これが伏線でこうなる感じかぁ
    のんきに思っていたあたし。
    伏線は伏線でも回収先が違っていて
    安定の穂信のぞわぞわ感。

    乾ルカの「かぐわしいひと」なんか
    ここから先は、もう読めない……と
    次の日に
    持ち越したくらいなのに
    その怖さに上塗りされるように
    壊れていく人間の怖さがくる。
    えーーー??そっちーーー??!みたいな…

    そんな中、
    なんとも言えない感情と思いに溺れたのが
    窪美澄の「真珠星スピカ」
    母と娘、父と娘。
    このそれぞれの【2人きりの時間】には
    切なさとやりきれなさ、
    それに希望が詰まってる。

    まだ読んだことがない作家さんも多かった。
    少しずつ読んでみたい。

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    2021年05月30日
  • 妖し

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    気持ち悪い話が多かった。は?何?と思っても読み返さないほうがよかった…。皆さんお上手なので気持ち悪さが絶妙。

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    2020年01月26日
  • 妖し

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    評価は三ツ星半と言ったところか。
    タイトルどおり「妖し」を共通テーマとした異なる作者による短編集であり、それぞれに異なる趣きの作品からなっており、飽きることなく読み終えることが出来た。

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    2020年01月04日
  • 妖し

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    表題「妖し」のような統一感はあまり感じない。
    「真珠星スピカ」「李果を食む」「フクライ駅から」が良かったかな。特に「フクライ」の終盤に雪崩れ込むような展開のスピード感がなかなかよい。朱川湊人氏の作品は読んだことがないので、今度読んでみたい。

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    2019年12月27日
  • てふてふ荘へようこそ

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    ネタバレ

    家賃1万3千円のアパート「てふてふ荘」には秘密があって……。全部で6室。それぞれの部屋様々な事情と出会いが待っていた。


    入居者は各部屋に住む幽霊たちと、二人暮らしが始まる。彼ら彼女らと暮らす内、面白くも心あたたまる変化が待っていた。ちょっぴり怖い?けれどほっこりする物語(^-^)

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    2019年09月30日
  • モノクローム

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    「まるきり気にならないなら、
    そもそもそんなことなど思いもしない。」

    そうか、そうだったのか。
    わたしも色眼鏡持ってたんだな。

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    2019年04月26日
  • カレーなる逆襲! ポンコツ部員のスパイス戦記

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    殆どマンガ気分。さらっと読めます。
    HOMEMADEスパイスカレー、時々無性に作りたくなったりしますが、これ読んだいま、次の休日に作る気満々です(笑)
    作って楽しい、食べて嬉しい、カレー万歳!

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    2019年04月10日
  • カレーなる逆襲! ポンコツ部員のスパイス戦記

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    乾ルカさんの作品ということで期待しすぎたせいか、少しがっかりしました。決してつまらなくはありませんが、マンガチックで物足りなさを感じました。

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    2018年09月01日
  • てふてふ荘へようこそ

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    読み終わったあと、とても優しい気持ちになれる本でした。
    人にはそれぞれ、ターニングポイントがあると思う。自分は人様に何か影響を与えたり、ましてや救える事なんてあるわけがない。だからこそ、心に鍵をかけて殻の中で生きていこう。そう思う瞬間が私の中でもあるのだけれど、やっぱり、人との繋がりの中で救われる事が多くて、そして気づいたら、影響しあって助け合っている。この人のためにできる事をしたいと自然に思っている。真正面からぶつかれる事の有り難さを痛感する。
    この物語では、てふてふ荘の不思議な住人たちと、真正面からぶつかり合って心が通い合って、そして救い合う、そんなほっこりの物語でした。始まりがあれば終わりもあるよなぁと、少し寂しく思ったり。
    住むのは面倒くさいかなぁ…でも大家さんの素敵な声聞いてみたいなぁ…やっぱり住んでみたいなぁ。

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    2018年08月24日
  • 森に願いを

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    傷つき疲れた心を癒す森と森番のひとこと。優しい雰囲気に包まれ、ここに居ていいんだと思える。森や自然に人を癒す力があるのは、自然のもつ儚さや健気さ、壮大さの中にある生命力に何かしら共感し、パワーをもらえるからかもしれない。ここに居ていいんだと思える安心感のある一冊。

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    2018年08月07日