中条省平のレビュー一覧
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中条昌平が岡村孝訳の『狼がきた、城へ逃げろ』をタイトルからして誤訳であるして、自分がもっとマンシェットの雰囲気をと、ペンを執り直し、改めて訳したものだそうだが、見た限りでは、訳者なんていうレベルではなくマンシェットのラディカルなパワーしか感じることができなかった。
他者訳のタイトルを批判しながら「愚者」を「あほ」と読ませたり「城塞」を「おしろ」と読ませたり、いかにランボオの中原中也訳をイメージしたからと言ってマンシェットをわがものにしたというのは、傲慢に過ぎる。だからフランス語の専門家は嫌いだ(元フランス語専攻学生の嘆き)。
とは言え、この本がマルレーヌ・ジョベール(あの『雨の訪問者 -
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「マダム・エドワルダ」と「目玉の話」という二つの中編が収められた小説。
「マダム・エドワルダ」は神にも感じられる娼婦に対して、死と生を同時に感じることを抒情的に歌ったもの。小説の体ではあるがどことなく散文詩に感じられた。大理石の人物彫刻を見ているようだった。
「目玉の話」は思春期の男女が自分たちの好奇心のまま変態的な行為に拘泥していく話。目玉、卵、睾丸、排尿に執着を見せ、場所を変え人を変え行為を続け、人の死をも興奮に変えていく衝動の激しさに若さと作者の美学を感じたが、正直嫌悪感を抱いてしまったのもあってあまりよく分からなかった。個人的には以前に読んだ粕谷栄市の詩集に近しいものを感じた。 -
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本当にフランス語のことを何も知らずに読んだ1冊。試しにDuolingoをしばらくやってみて、さすがに意味がわからなさすぎると思って、次にこちらの本を読んでみた。文法書ではなく新書で、気軽な読み物のように始められるのは、とてもありがたかった。この1冊でフランス語の発音の雰囲気をつかむことができた。ただ、やはり文法の話になってくると、個人的には構造がわからないまま、エッセイのような雰囲気で説明がパラパラと入っていても理解することはできず、後半になるにつれて、この本とは別に何か入門書を読もうと言う気持ちになった。ハードルを下げてスタートさせてくれるという意味で、読んで良かった。
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悪名高い伯爵と結婚した末に、幼い息子と実父を一度に失う悲劇に見舞われたヴェロニク。十四年後、彼女は悲しみを忘れるべく遠くの町で働き成功していたが、偶然見た映画の一場面で、見知らぬ土地の小屋に自分のサインが刻まれていることに気づく。探偵の情報をもとにその小屋に行ってみると、中には男性の遺体が!それは新たな惨劇の始まりに過ぎなかった。
こんな怖い話だったっけ・・・まあタイトルからしてアレだけど。子供の頃にルパンシリーズは全部読んだはずだが記憶がない。序盤から中盤、もはや後半までマジ救いのない展開すぎで苦笑い。後半はあっさりルパンの正体が明かされて若干拍子抜けした部分も。ヴェロニクがここまで追い込