作品一覧

  • マダム・エドワルダ/目玉の話
    3.7
    1巻429円 (税込)
    「ある街角で、不安が私に襲いかかった。汚らしく、うっとりするような不安だ」エロスの狂気が神を超える! 戦慄に満ちた娼婦との一夜を描く短編「マダム・エドワルダ」に加え、目玉、玉子など球体への異様な嗜好を持つ少年少女のあからさまな変態行為を描いた「目玉の話」を収録。60年代末の日本文学界を震撼させ、三島由紀夫らも絶賛したバタイユ小説の白眉、スキャンダラスな原作の世界をすみずみまで再現する衝撃の新訳!
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    Posted by ブクログ

    極限までのエロスへの追求と死の匂いが常に傍にあることで、物語全体に暗さと狂気を感じるまでの淫欲が漂っている。
    神聖な存在である司祭を性で弄び殺すというところに、暗に神は死んだということを示すと同時に、今までの神の拠り所であった場所に、極限まで高めた全く異質なものをぶっ込もうとする意欲を感じる。

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    2018年11月26日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    Posted by ブクログ

    ポスト構造主義が流行った時によく聞かれたバタイユ。思想家だと思っていた本が「古典新訳」で出ているではないか。背表紙には「・・・あからさまな変態行為を描いた・・・」の紹介文。むむむ

    ・・・これはただのエロ話ではないのは感じるが、しかしどのように読んだらいいのだろう。汗。異様な迫力に圧され完全に消化不良。

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    2016年02月07日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    Posted by ブクログ

    本文より引用
    私は「肉の快楽」と呼ばれるものが好きではないのです。だって、味もそっけもないものですから。私が好むのは、人びとが「汚らわしい」と思うものです。
    中略
    私が知る放蕩とは、私の肉体と思考を汚すだけでなく、放蕩を前にして私が思い描くすべてを汚し、とりわけ、星の散る宇宙を汚すものなのです・・・・・・
    引用終わり

    この本を読むと勇気が出る。意外と人間てこういう事考えるんだなと感じる。
    短い中に衝撃的な内容がギュッとつまってる。特に出だしのミルク皿のシーンはほんとに衝撃だった。おそらく普通の人が考えられる想像の範囲を軽く超えてくる。読んでいるうちにぐいぐいと文章に引き込まれる。
    一度は読む

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    2012年01月22日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    Posted by ブクログ

    極端さ、濃さといった点でもまさしく一級品。

    ふつうのエロには飽きた、そんなココロのスキマをさらに深くえぐります。

    好きか嫌いか、どっちかに分かれると思います。とにかく極端だから。エロスを突き詰めていく話だから苦しいです。

    でもちょっと距離をおいて眺めるとかなり面白かったりします。

    濃厚すぎるエロはグロだし、快感と恐怖は背中あわせ…瞬間の美を求めつづけていく先になにがあるのか。

    くれぐれも
    いい大人は真似しないでください。

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    2011年02月18日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    Posted by ブクログ

    こんなにエロスでこんなにぶっ飛んだ本を私は未だ嘗て読んだことがない。終始興奮気味に読んでいました(笑)
    エロスと知性は比例関係にあると思う。

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    2011年02月04日

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