中条省平のレビュー一覧

  • マンガの論点 21世紀日本の深層を読む

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    800ページ近い分厚い新書。直近10年間のマンガ評論

    著者はフランス文化専門の大学教授。
    マンガ評論も歴史感を持って取り組むべしとの持論あり。

    しかし、公平な評論などある訳もなくかなり著者の好みによる評論も多い。

    著者の好み
    ポスト団塊世代で、いわゆる「マンガ読み」が好む作品が好み。
    何かしらの歴史、伝説などの暗喩が認められる作品を好む。
    エロいメタファーも大好き(ありがち)
    「へうげもの」「海獣の子供」いがらしみきお、山上たつひこetc
    フランスコミック(BD)、メチャ推し(微妙に違う気がするのだが)

    マンガランキングについて
    単なる人気投票、期待感でのランキングを嫌う。
    「このマン

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    2018年10月29日
  • 世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!

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    著者の言うとおり繰り返し読むための本。仏検3級に達しない人が分かったつもりになっていることを再確認しつつ,練習ができる。

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    2018年08月06日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

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    エロスを感じたくて読書している訳じゃないし、それを目的として書かれたものでもないんだろうけど、どうしても下世話な目線で見てしまうし、そうなってくると自分が好きな内容じゃない。ここに文学的価値を見出すためには、エロスの成り立ちや歴史だったりとか、表現の自由が制限されている社会への想像力だったりとかが必要なんだろうか。

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    2018年04月23日
  • 消しゴム

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    ネタバレ

    『柔らかく、軽く、もろい消しゴムで、こすっても変形せず、しかし、消しかすは埃のように 細かく、さらに簡単に割ることができて、その割れ目が真珠の貝殻のようになめらかに 輝くもの。友人の家で数か月前に一度見たことがあったが、友人はそれをどこで手に入れたか覚えていなかった。ヴァラスは似たものを容易に手に入れることができると思っていたが、それ以来、いくら探しても見つからない。一辺が二、三センチの黄色っぽい立方体で、各は―たぶん使用したせいで―わずかに丸くなっている。一つの面に製造会社の商標が記されていたが、消えかかって、良く読めなかった。ただ、真ん中のふたつの文字、「di」だけは判読できた。』

    『「

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    2018年02月25日
  • 肉体の悪魔

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    ラディゲと言われても良く知らない。コクトーと言われると「オルフェ」を思い出す。その程度の知識で読んでみた。
    物語自体は刹那的で破滅的なひたすら身勝手な若者の恋愛悲劇で、正直、だから何?的なものではある。だがしかし、一人称の語りが一貫して第三者的であり、なおかつ詩的で、この小説を単なる恋愛悲劇と呼ばせない文学的な厚みを持たせている。実際、その表現力は実に的確で、詩的だ。
    「猫だって一生軽いコルクに悩まされるより、ひと月だけ重い鍋を引きずるほうがましだと思うにちがいない。」
    「この残忍な愚弄は、愛が情熱に成長するときの声変わりだった。」
    「妻を亡くし、これほど誇り高く絶望を克服する男を見て、いつか

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    2017年11月14日
  • マンガの教養 読んでおきたい常識・必修の名作100

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    読んだことはなくても、たいていの漫画家の名前くらいは知っているかと思ったが、まだまだ、知らない漫画家がいるもんだ。と勉強になった。

    気になった漫画家

    いましろたかし
    たかもちげん
    松田洋子
    一ノ関圭
    楠勝平

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    2016年10月21日
  • 狭き門

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    彼女「を」愛そうとしたジェロームと、彼「と」愛そうとしたアリサ。あーこりゃ叶わんわ。悲恋だわ。同じものを見ているようで方向が正反対だった愛のおはなし。解説が秀逸。


    にしても、こんな小説を書けちゃうジッドって何者……?

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    2015年10月31日
  • <ヴィジュアル版>ジョジョの奇妙な名言集 Part1~3

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    「無駄無駄・・・」
    「オラオラ・・・」

    全部知ってる。
    何回も読んだ名言集その1。

    カラー再現ページが雑。

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    2015年10月26日
  • 狭き門

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    キリスト教の教えは私には馴染みがなくてほんとのところは理解できないけど、純愛とは、魂の至高の実現とはなんだろうと考えさせられる。悲しいけれど、美しい。

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    2015年09月05日
  • 愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える

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    ネタバレ

    マンシェットをこれで2冊読んだ。
    ともにタイプは似ていて、ハードボイルトというよりピカレスクに近い。登場人物の多くが自分の欲に忠実、ともすればその欲求すらあいまいな中で、逃走劇を繰り広げる。
    当然、追うものも追われるものも己のことしか考えないので、通常の善悪の基準は当てはまらず、それゆえ感情移入がしにくい。本来は被害者であるはずのヒロインですら、逃走劇においては不要な被害者を生み出しているのだから。
    マンシェットはどこまでも人間のエゴをギリギリの行動の中で描きこみ、その寂寥感が好きな人は良いかもしれないが。
    どうしても読んでてスジっぽく感じてしまう。

    皮肉なことに、自分の命を差し出してすら請

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    2015年08月11日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

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    新訳で再読。フロイトは「欲動とは、生命のある有機体に内在する強迫である」と述べ、その強迫とは生命以前の姿へ―死へと回帰するタナトスの欲動を提唱していたが、ここにあるのは正にそうした死へと同一線上にあるエロスの放出だ。全身から漏れ出るエクスタシーと体液は禁忌を破壊する潤滑油となり、そのベクトルは生の彼岸を飛び越える。生田耕作訳より肉々しく描かれる目玉の話はより下劣さが強調されながら、翻って一筆書きで描かれたようなマダム・エドワルダの静的さや思弁性が対照的に浮かび上がるようになっている。形而上学的変態小説。

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    2015年06月20日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

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    わたしたちの安定的でリジットな生が、こんなにグロテスクに崩壊できるものだろうか。
    迷いなく破滅へと突き進む3人、「この人たちと私は違う!」と叫びたい自分。生の消尽を拒絶したい気持ち。

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    2014年12月10日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

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    ネタバレ

    変態? 天才? バタイユの力を知れ!

    「マダム・エドワルダ」はそんなに背徳な感じがしませんでしたが、「目玉の話」はちょっとびびった。これを出版してよいのだろうか、いや、よいけど。今でこそ、変態程度で収まるけれど、最初にこれを思いついたんだったら、バタイユは天才だよな、としみじみしたり。卵はエロいね。あと、ミルクと自転車な。

    「目玉の話」の方が衝撃的なのは、語りの文体だからかもしれない。まあ、この話を音声で聴く機会はめったにないだろうけど(笑)

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    2014年08月23日
  • <ヴィジュアル版>ジョジョの奇妙な名言集 Part1~3

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    まぁ、ネット上によく転がってる「ジョジョ語集」と内容はそう変わりませんが、書き下ろしイラストとか、僕の好きな「ねーちゃん!あしたっていまさッ!」 が入ってたからとりあえず満足です。

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    2014年06月29日
  • 愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える

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    即物的で無味乾燥な味の、いい具合な一品。ハードボイルド的に心理描写をやめているのに、何故かメランコリックなのが微笑ましい。

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    2014年06月07日
  • 肉体の悪魔

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    ★3.5。
    こんな若者が人間の内面、つまり行きつくところの自己中心主義をメロドラマに乗せて抉り出すとは。
    あくまで主人公の内面にのみ焦点を当てることで、読者にマルトはじめとした他の登場人物の内面を考えさせる構図もこの作品では成功しているのでは。
    マルトは当然ながら父親が凄く気になる、彼は息子を通して何を見ていたのだろう?
    共犯者なのか、無関心なのか、愉快犯なのか、考えれば考えるほど色んな妄想が膨らみますな。

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    2014年04月24日
  • マダム・エドワルダ/目玉の話

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    ネタバレ

    これは強烈な本だな、と感じました。
    とてもじゃないですが、普通の人だと
    思いっきりこの本はきつく感じると思います。

    何でもござれ!なひとには
    割と性に合うことでしょう。
    でも、扱われている性描写も
    かなりハードでフェティシズムあふれるものです。
    これも耐性がなければ大変なことに。

    でも、それだからってえげつない、
    という感じではないのです。
    何というか、非日常、
    人が壊れゆく、一種の美しさを
    見た感じがするのです。

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    2014年02月11日
  • <ヴィジュアル版>ジョジョの奇妙な名言集 Part1~3

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    JOJO貴様このレビューを見ているな?
    残念ながらこの名言は収録されていませんが沢山名言のっています。

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    2014年01月31日
  • <ヴィジュアル版>ジョジョの奇妙な名言集 Part1~3

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    原作知らないと意味不明と思われる名言の数々。
    ディオの科白のパンのくだりはリアルタイムで読んでて悪党のどす黒さを強烈に植え付けてくれました。

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    2013年12月14日
  • 消しゴム

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    ギリシャ時代の戯曲『オイディプス王』が悲劇を書いたものならば、その遠い反響である本作はさしずめ「書かれてしまった悲劇」とでも呼べば良いのだろうか。「この小説が語るのは、銃弾が三、四メートルの距離を通過するのに必要とした時間―すなわち〈余分の〉二四時間なのだ」という著者の言葉は、本作の主体とは〈物〉であり〈物化された主体〉であることを的確に示している。つまり、機械仕掛けの物語。それは人間の主体を主題とする実存主義の反動として書かれたのだと指摘する解説は60年代フランス作品が持つ小難しさを解きほぐしてくれる。

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    2013年12月09日