仲野徹のレビュー一覧

  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上

    Posted by ブクログ

    人間が遺伝子を見つけ、遺伝子を解析して、遺伝子を創造するまでの物語。非常に面白く、職業柄プログラミングとの接点もあり楽しく読めた。

    0
    2023年05月13日
  • 撤退論

    Posted by ブクログ

    現在のシステムの潮流でのカタストロフィの生じる前の方向転換を撤退論としている。
    コモンの再生と撤退ということで、斎藤幸平が、『資本主義から撤退して里山に行くだけでは不十分。何故ならそのままでは、資本主義が里山を含めた環境を破壊するから。』と言っていたところに納得。彼はだからこそ資本主義は止めなければならないという。当方はまだ、サステナビリティは社会という形での対応が必要と思っている。戦争、技術進化などに対応する上で、経済を止め切ることはできないと思うため。

    撤退とは、単に行くか戻るかの二者択一を意味しない。そのような二者択一を自分に迫っている世界観とは、全く異なる世界観へのパラダイムシフトを

    0
    2023年05月03日
  • 撤退論

    Posted by ブクログ

    「まえがき」の内田樹の文章の衝撃たるや。
    21世紀末には、総務省の中位推定で、日本の人口は4700万人に。7000万人も減るという。
    そして、この事実を国は知ってはいるが、「このシナリオを国民に対して開示する気がない」にっちもさっちもいかなくなってから、我々に、さて、「日本は沈みつつありますが、生き延びる手立てはもうこれしかありませんと手の内を明かす」だろうと。
    その時には「強者にすべての資源を集中し、弱者は見捨てる」というシナリオは出来上がっている…。

    そうだろうと思う。そうなのだ。たぶんもう出来上がっているのだ。我々庶民はうかうかしてこれからだまされるのだ。

    この「まえがき」と白井聡と

    0
    2022年06月01日
  • 撤退論

    Posted by ブクログ

    涙あり、衝撃あり。15通りのメガネをかけさせてくれる、とても有意義な一冊。
    一人ひとりの論考をじっくり味わいたい、でも面白すぎるし文章の量も程良いのでもう1人読みたい、もしくはこの人の別の著書を早く読みたい、そんな気持ちになった。
    新しい時代がそこまで来ている、そんな予感がしてくる。

    0
    2022年05月30日
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 下

    Posted by ブクログ

    下巻は、少しだけ時代を遡って、遺伝子多型に関する話から。この分野において、crispr/cas9がいかに衝撃的だったか。改めてSFが直ぐそこに近づいていることを感じた。

    0
    2022年01月29日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

     内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
     本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
     新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た

    0
    2022年01月10日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    数年前に1度読んだが、内容を忘れてしまったので再読。
    様々な立場の方々が、先の見えない転換期にあたり、中高生に向けて「根元的に物事を考える」ために書かれた本。

    刺さるメッセージはたくさんあったが、特に刺さったのは「13歳のハードワーク」だった。
    たしかに「夢=職業」にしてる人が圧倒的だなー、と思った。

    0
    2021年12月11日
  • こわいもの知らずの病理学講義

    Posted by ブクログ

    教授なのにくだけた文体で分かりやすく解説。取り敢えず今まで読んだ医学書の中で一番わかり易い。病理学の視点から書いているからわかり易いのかなぁ?

    0
    2021年11月18日
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上

    Posted by ブクログ

    遺伝子はもともと得体のしれない科学であった。進化の研究が進むにつれて、遺伝子の存在が明らかになり、そこから遺伝子を利用した研究へと切り替わっていった。遺伝は父と母から半分ずつ受け取り、それが発現するかはわからない。時たまおきる突然変異が進化へと繋がっていく。遺伝子によってタンパク質が作られる。プラスミドに入れて、他の生物に注入できるようになって、遺伝子を改変することが可能になり、くすりなどかつくられるよになった。


    遺伝を明らかにしたのはメンデルなどの細かい実験の賜物であった。遺伝子を完全に操ることは他のどの科学よりも生物の根源に関わってくるのだと感じた。

    0
    2021年10月15日
  • 考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法

    Posted by ブクログ

    一度だけ近くでお話を伺う機会がありFacebookでもお友達になって頂いている高名な先生の作品。こういう間違って本人の目に入る可能性があるものについては感想書くのやめようかとも思ったのだが内容が素晴らしかったので…。先生が勤務されている大学で実際に行われた講義を元にまとめられたものでその講義の目的はタイトルにある通り。ある事柄を科学的に捉えて理解し、それを他者に伝える方法を指導するというもの。自分は文学部を出ていて科学的とは程遠いバックグラウンドなのだけど非常に興味深く読んだ。まず何よりも感じたのは大学に入って最初にこういうことを教えてもらえる生徒は幸せだな、ということ。論文の書き方とか思えば

    0
    2021年07月16日
  • みんなに話したくなる感染症のはなし 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門

    Posted by ブクログ

    中学生というより大人が読むべき本。新型コロナが収まっても、新たな感染症が出てくることが予想される中、このくらいの知識は持っておかないといけない。ユーモアも交え、わかりやすく書かれており、真の良書と思う。

    0
    2021年06月27日
  • 闇の脳科学 「完全な人間」をつくる

    Posted by ブクログ

    科学(医学)の最先端を戦うと言うことはこう言うことなのかということを少しながら感じ取れた。今の時代なら素晴らしい業績とみなされて然るべきものが、時代の状況によっては酷い扱いを受けるものだと教えてくれる。ヒース博士が実際にはどのような人だったかは結論づけられないだろうが、とてもドラマティックに記述されていて一気に読み進められた。

    0
    2021年02月28日
  • からだと病気のしくみ講義

    Posted by ブクログ

    自分のからだが愛おしくなる一冊。
    子どもを塾に通わせるくらいなら、これを読んであげた方がいい。
    #仲野徹

    0
    2021年02月21日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。

    0
    2021年02月19日
  • みんなに話したくなる感染症のはなし 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門

    Posted by ブクログ

    わかりやすく書かれていたが、やはり難しいところも多かった。
    一度読んだだけでは納得はできても、人に話せるようにはなるには熟読が必要。
    手元において繰り返し読みたい。

    章末の「復習」も理解度を測るために便利。

    0
    2021年02月14日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限界があるものだと思うけど、その点本作は、根っこの部分でのブレをほとんど感じさせることなく、だけどそれぞれに違った見地からの論旨が展開されていて、感じ入ることしきりだった。

    0
    2020年12月14日
  • 闇の脳科学 「完全な人間」をつくる

    Posted by ブクログ

    物凄い本だった。本書タイトルとあらすじは「タブー」と「マッド・サイエンティスト」的な所に思い切りフックのあるものになっていますが、本書を完読するとそういった単純さとはかけ離れた内容に驚嘆してしまいます。しかしタイトル・あらすじは本文の片面として確実に含まれており、その反対側の面(これはユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」まっしぐらの、人類永遠の課題かもしれません。)を熟慮するためには一冊分の内容が必要であるため、本書はこの引っ張りでこそ正しいのだと思います。

    ある人物・ある分野を批判・否定する際に、その否定する理由が主に直感・感情・倫理である場合、完膚なきまでに完全に完璧に100%否定し

    0
    2020年11月17日
  • みんなに話したくなる感染症のはなし 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門

    Posted by ブクログ

    14歳からの
    と銘打たれているが侮れない。

    成人男性で私のような文系にもわかりやすく
    かつ必要な情報がわかりやすく書かれている。

    大人にこそオススメと断言できる。

    また、感染症に関連し、ワクチンの考えかたも述べられており、ふに落ちた。この部分こそ実は山場かも。

    0
    2020年09月20日
  • こわいもの知らずの病理学講義

    mac

    ネタバレ 購入済み

    生きているということ

    一部ご紹介します。
    ・酸素が無ければ生きていけない。が、化学反応性の高い「活性酸素」は、細胞を傷付けてしまう可能性があるため、細胞にとって好ましいものではない。
    それ故、細胞の中には、活性酸素を代謝して、無害にするための酵素が存在する。また、ビタミンEやビタミンC、カロテンといった抗酸化物質も、活性酸素を中和する働きを持っている。
    ・ごく健康に生きているように見えても、我々は、我々の臓器は、我々の細胞は、常に何らかの攻撃を受けている。「人みな骨になるけれど」何とか正常な状態を保とうと、色々なメカニズムを駆使して、やりくりしている、というのが生きているということなのだ。
    ・知らないことを

    0
    2022年09月30日
  • (あまり)病気をしない暮らし

    mac

    ネタバレ 購入済み

    地味な努力の積み重ね

    一部ご紹介します。
    ・ダイエットの極意は、食事制限と、運動によるカロリー消費。英語学習の極意は、単語と構文を覚えることと実地の訓練。どちらも、地味な努力であるため難しい。
    ・倫理というものは、時代とともに移ろっていくもの。新しい技術がもたらされたとき、その安全性が確認されて、望む人が多くて、メリットが十分にあって、周囲に迷惑をかけることが無ければ、倫理的なことなど吹き飛ぶこともある。体外受精がそうであったように。
    ・先端技術を受け入れるかどうかを他人事としてではなく、自分の頭で考える。いろいろな角度から考える。それにはまず、正確な知識が必要だ。
    ・がんになりにくい生活習慣
    ①感染症検

    0
    2022年09月30日