仲野徹のレビュー一覧

  • みんなに話したくなる感染症のはなし 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門
    わかりやすく書かれていたが、やはり難しいところも多かった。
    一度読んだだけでは納得はできても、人に話せるようにはなるには熟読が必要。
    手元において繰り返し読みたい。

    章末の「復習」も理解度を測るために便利。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限...続きを読む
  • 闇の脳科学 「完全な人間」をつくる
    物凄い本だった。本書タイトルとあらすじは「タブー」と「マッド・サイエンティスト」的な所に思い切りフックのあるものになっていますが、本書を完読するとそういった単純さとはかけ離れた内容に驚嘆してしまいます。しかしタイトル・あらすじは本文の片面として確実に含まれており、その反対側の面(これはユヴァル・ノア...続きを読む
  • みんなに話したくなる感染症のはなし 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門
    14歳からの
    と銘打たれているが侮れない。

    成人男性で私のような文系にもわかりやすく
    かつ必要な情報がわかりやすく書かれている。

    大人にこそオススメと断言できる。

    また、感染症に関連し、ワクチンの考えかたも述べられており、ふに落ちた。この部分こそ実は山場かも。
  • こわいもの知らずの病理学講義

    生きているということ

    一部ご紹介します。
    ・酸素が無ければ生きていけない。が、化学反応性の高い「活性酸素」は、細胞を傷付けてしまう可能性があるため、細胞にとって好ましいものではない。
    それ故、細胞の中には、活性酸素を代謝して、無害にするための酵素が存在する。また、ビタミンEやビタミンC、カロテンといった抗酸化物質も、...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし

    地味な努力の積み重ね

    一部ご紹介します。
    ・ダイエットの極意は、食事制限と、運動によるカロリー消費。英語学習の極意は、単語と構文を覚えることと実地の訓練。どちらも、地味な努力であるため難しい。
    ・倫理というものは、時代とともに移ろっていくもの。新しい技術がもたらされたとき、その安全性が確認されて、望む人が多くて、メリ...続きを読む
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく
    エピジェネティクな特性とは、"DNAの塩基配列の変化をともなわずに、染色体における変化によって生じる、安定的に受け継がれる表現型である(p21)".この文章を最初に読んだ時、何だこれは! と感じたが、本書を丹念に読んでいくと、分かってきた.さらに "最終的な遺伝子発言機構は、ヒストン修飾やDNAメチ...続きを読む
  • こわいもの知らずの病理学講義
    凄くわかりやすく病気の成り立ち、がんの発症プロセス、治療法などが書いてあり大変為になった。病理や粒子の世界、医療の世界の面白さも感じた。私に頭脳があれば、、こういう世界に身を投じてみたかった( ̄∀ ̄)

    とにかく、少し頭が良くなった気がする本。ほんの少し、遺伝子からの病気の成り立ちがわかる本です
    ...続きを読む
  • 街場の平成論
    いろいろな観点から「平成」を振り返る論集。30年間の変化の大きさに愕然とする。もっとも改元が時代の変化を表さないことは言うまでもないが。
  • (あまり)病気をしない暮らし
    『(あまり)病気をしない暮らし』発刊記念 仲野徹先生による健康のためのトークライブに参加しました‼️

    トークが抜群に面白く、私の免疫機能が活性化しました(^^)

    また、同じ研究者(といっても雲の上の方ですが)として共感できる内容が沢山ありました。

    仲野先生からサインもいただきました‼️
  • (あまり)病気をしない暮らし
    おもしろい!前作の続編として、新たな病理の話が展開されるのかと思って読み始めたが、いい意味で期待を裏切られた。今回は健康エッセイ。相変わらずの著者のテンポの良さに引き込まれてしまった。自分の体の事がわかるのはこんなに楽しいものなんだと思った。
  • (あまり)病気をしない暮らし
    仲野病気本・第2弾。前作が面白かったから、こちらも当然入手。前作で扱われなかった病気たちについての病理学講義本と思ってたから、ちょっと違った方向性が少し意外だったけど、二番煎じを避けるって意味では当然か。で、本作もとても読み易くて、そしてすぐにでも生活に応用できそうな知識がてんこ盛り。かといって専門...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし
    『怖いもの知らずの病理学講義』を大変面白く読ませていただいた仲野徹先生の新著ということで早速に。内容はネットコラムの連載を再構成されたものとのことですが、「生きるということ」「ダイエット」「遺伝と環境」「アルコール」「がん」「病原体(含む「風邪」)」と身近なテーマが多く、前著に続いて大変楽しく読ませ...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし
    前作「病理学入門」がなかなか面白かったので、この本を手に取った。
    前作と比較すると、こちらを先に出版した方が良かったのでは?という難易度の差があった。
    ただ、やはり一部読んでいて難しいな、と思う箇所がいくつかあり、その都度、あぁ、自分はまだ医学の知識が足りないのかな、と反省しながら読んだ。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?
  • 転換期を生きるきみたちへ
    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。
  • こわいもの知らずの病理学講義
    わかりやすく説明されているとはいえ、後半は結構難しい。しかし、何度も読み返したくなる本だ。この本を読んだら、怪しい治療法などに惑わされることは無いと思う。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    まさに今、日本は転換期を迎えている。今こそ一度立ち止まって考えるべきときが来ている。中高生だけでなく大人にも、言葉そして考えることの大切さを問いている。超高齢化、少子化、貧困、格差社会、どれをとっても、その解決策は成長戦略では、ない。と。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    尊敬する内田先生が依頼した方々の中高生に伝えたい事の寄稿文。
    まさに言いたいことや、常日頃モヤモヤしてることが分かりやすく書いてあって、中高生に是非読んでもらいたいと思いました。
    平和を享受して大人(中年)になった私は子ども達や次の世代にも絶対残したい!
  • 転換期を生きるきみたちへ
    鷲田清一氏の章を読んでいたら、涙が止まらなくなりました。白井聡氏の文章は痛快で、内容にも共感しました。中高生には、この二つの章は難しいかな。でも、読んでほしいなと思う本でした。大人にもおすすめです。