仲野徹のレビュー一覧

  • 考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   仲野ゼミのテーマ
    第1章  本番開始!
    第2章  最低限のノウハウ1
    第3章  最低限のノウハウ2
    第4章  実践編 初めての個人論文
    第5章  実践編 改善した個人論文  
    第6章  実践編 グループで作る論文
    第7章  授業終了

    <内容>
    おなじみ大阪大学仲野教授が大学で実践した、大学入門ゼミを文字化したもの。大阪大学の1回生が受けている「学問の扉」という入門ゼミを担当した仲野先生が、2020年度、コロナ禍でZoomを使っておこなったこのゼミの模様を、実況中継した様子が綴られる。先生は医学部の教授ですが、入門ゼミなので他学部の学生ばかり。2回の実践をおこなっているが、

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    2021年04月14日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    若い人からベテラン著者まで、さまざまな視点で、ポストコロナについて書かれていました。

    蔓延するウィルスがどのようなものか、また、そこから受ける我々の生活への影響とこれからの展望。

    いずれにせよ、近代的思想に基づいた人間の行動から生み出された歪みだということは一致しているように思える。

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    2021年03月18日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    軽い語り口だが、最近のノーベル賞研究の紹介など新しいトピックもわかりやすく解説していて、とても勉強になった。後半になるにつれ、真面目度が高くなる。病気にまつわるいろんなトピックで毎回基本に立ち返ってからの説明で、かつわかっていないことを断定しないので、頭に入ってきやすかった。
    きっちきち~ダイエット、エピジェネティクス、病原体との戦いの話が特に面白かった。

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    2021年02月16日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    大学は勉強するところではない。大学とは、知識を商品のように学生に売るところではありません。知とはデジタルデータではなく、身体と感情を持った人間一人一人が身につけ、実践し、対話し、試行錯誤する中でしか役立たない。

    あらかじめ用意された正解をたくさん覚えることが優秀だというのは、いわば知識ベースの勉強です。しかし、非常事態に対処するには、そんな勉強だけでは限界があります。そこで力を発揮するのが、物事をいろいろな角度から観察し、今までに知った事実と組み合わせて、全体の構造を考えるという知性ベースの学びです。

    まだ答えがない問題への対処については、先生と生徒の立場は対等です。

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    2021年02月04日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    人間の幸福感にも関係しているとされるエピジェネティクスについての概要。
    難解な記述も多いが、教科書のレベルまで落とし込まれていると思う。

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    2021年01月08日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    現代の医学で分かっている範囲で謙虚に、飄々と病気、がん、遺伝子、微生物などについて語られてありよかった。

    遺伝子とプライバシー、子供の権利に関する話、微生物学における生物の定義など、議論が分かれているものはしっかりと書かれており信頼できるなと感じた。

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    2020年02月02日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    微生物病の研究を経た大阪大病理学の教授が著者。
    前作同様、豆知識だったり有益な無駄話がふんだんに盛り込まれてて飽きない文章の構成になってる。
    こういう本を読んでると、幼き頃に夢描いてた医学の道を歩まなかったことの後悔がでなくもない。こういう先生に出逢いたかったものだ。

    著者も幾度となく言ってるが、本書のタイトルに対する明確な答えを提示していない。
    その理由としては、経歴にも書いた通り本書は微生物、病理、人の身体のつくりを研究してた方が書いているので、その対処法もそこの分野(原理的なこと)に関連した内容になってるから。

    個人的には3章と4章が面白かった。
    3章がゲノム、将来どのようなことが医

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    2019年09月23日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    平易な言葉で病理学について教えてくれる一冊。しかし、言葉は平易であるが専門用語が多いので、理解まで容易とは言い難い。特に、本書の後半半分は癌の説明に割かれており、ここが一番難解である。つまり、本書の半分以上は難解な医学用語と格闘することになる。しかし、前半部は後半の癌の項目ほど難しくはないので、難しそうという先入観を捨てて読んでみるのがよい。
    本書に書かれている理屈や専門用語をすべて理解し覚えようとせず、少しでもよいから病理学のエッセンスを自分の中に取り込めればよしとしよう、という程度の楽な向き合い方が本書ではおすすめだ。

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    2019年09月06日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    タイトルに似合わず病理学を紐解いた本。病理学って全然表に出てこないけど、直近かなり前進してるんだね。それと、発展の限界が見えてきたことがわかった。

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    2019年09月02日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    作品「あまり」病気をしない暮らし
    病気や医学についてちょっと面白そうな本を読んでみるのは、いざというときに非常に役に立ちます。

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    2019年08月31日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    一言で言うと難しい。笑
    生物学に精通している方であるという自負があっても「がん」についての話は固有名詞もたくさん出てくることもあってとても難しかった。
    前半はついていけたのになあ。

    ただ、最後はすっきりした印象はあるので頑張って読み進めて損はない。
    途中難しいところで挫折しないでよかった…。

    「がん」と一言でいってもいろんな奴がいるんだと改めて再認識できた。
    避ける努力は思いっきりしてやろう。うん。

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    2019年08月09日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    健康を考えるときは病んでいる証拠なのか?病理学講義に続いて手に取る。日頃から健康について考えておくべきだろうが、なかなかそうはいかない。とりあえず、酒は控えめにしよう。

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    2019年07月18日
  • 街場の平成論

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    内田先生の編纂である『待場』シリーズでの平成論
    平田さんの日韓の関係の話。
    白井さんのポストヒストリー(歴史の終わり)について
    の2編が面白いと思いました。
    釈さんの宗教論。宗教の多様化、多元化についても面白い
    と思いましたが、論としてはちょっと疑義があるというか
    そんなことできるのかなあとの思いに駆られます。
    鷲田先生の小さな肯定の積み重ねについては、いつものように難解でちょっとわかりづらいところがあります。

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    2019年07月01日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    この言葉も意味分かんないまま使ってたなぁと思わされるところしばしば。説明が分かりやすいし、私のように一回説明されてもすぐ頭に入らない人用に書いてくれているのだろうと思うところも多く、挫折せずに読めた。雑談もちょこちょこ笑えるし総じて楽しかった。
    しかしもう少し脳が若いうちに読んでおかないとダメだ。

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    2019年05月25日
  • 街場の平成論

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    限られたページ
    限られた枠組み
    の中で語られる「平成論」で
    あるがゆえに

    もうちょっと 読み進めてみたいな感
    もうちょっと 論考を進めて欲しいな感
    が 出てきてしまう

    それでも
    鷲田清一さんの
    「小さな肯定」論は
    かなり面白く読ませてもらいました

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    2019年05月24日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    核を持った細胞は真核細胞。原核生物は核がない、単細胞。

    細胞が死ぬ=低酸素。脳や心筋は弱い。
    壊死=梗塞の後は固くなる。柔らかくなるのは融解壊死=脳軟化の意味。

    一酸化炭素はヘモグロビンと結びつきやすい。薄いピンク色になる。酸素が結合できなくなるため酸素が無くなって窒息する。
    酸素は活性酸素を生む=体内の3%が活性酸素になる。

    指は細胞のアポトーシスでできる。

    過形成=乳腺が増えておっぱいが大きくなる。
    いぼも過形成。筋肉は細胞の数が変わらないので筋肥大。

    入れ墨はマクロファージに食べられた異物の色がそのまま残る性質。

    幹細胞=テロメアがないので無限に増殖可能。IPS細胞やes細胞

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    2019年05月07日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    難しい医学の話をわかりやすく楽しく書いてくださった。
    それでも文系の私は第7章番外編が一番面白かった。

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    2019年05月06日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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     病理学として特に重要なところがガン関係であり読者もそこを欲していることだろう。がんに関してページを多く割いているがもしガンにかかった患者が読んだとしても総メリットのある内容ではない。むしろいまは健康でありガンに対しては興味がない人が読むべきところだろう。

     もっと細かくマニアックなところがもっとあればよかった普段のぞけない病理関連の裏側が覗きたかった。

     

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    2019年05月02日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    関西人のおっさんテンポで楽しく読めました。ただやはり病気のメカニズムは簡単に書かれてはあるもののすっとは頭に入ってきにくかった。

    指の親指見るのとガンになりにくい暮らしはしよう。

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    2019年04月21日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    いわゆる科学を一般向けに書いたような本。

    生理学を学んでいたので、内容に驚きは少なかった。
    けれど、生理学の基礎知識があまりない人には是非読んでほしい一冊。
    なぜなら、分かりやすく面白い上に、考えさせられる部分があったからだ。
    ゲノムのこと、癌のこと、風邪のことなど身近だけど知らない故にあまり考えないテーマが多いのではないだろうか?
    どんどんと進歩が進む医療分野のことは知っておいて損はないと思う。
    例えば、自分の遺伝子解析をしたいか?
    結果を知っても対処はできないかもしれないけどそれでも良いか?
    出生前診断すべきか?
    などと言った問いだ。

    日本の研究分野はどうなるのかなとも思った1冊。

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    2019年04月16日