仲野徹のレビュー一覧

  • こわいもの知らずの病理学講義
    30:病理医ヤンデル先生のヨンデル選書フェアにて購入。「病気」の基本的なことから、総論として広く楽しく学べる本。生物の授業でやったけど、というようなことも改めて説明されて腑に落ちたり、特にがん、分子標的薬について解説があるのが良かった。
    進歩目覚ましい分野だから、定期的に改訂を……というのは難しいか...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし
    まじめに、わかりやすく、気になるであろうと思ったことを書いてくれたのだな。読みにくいわけではないし、ただ、医者の側からは患者がどういう風に見えてるのかがわかってよかった。ダイエットの話とか、笑っちゃうくらいよくわかる。人が耐えられる程度の不快な思いをすることも幸福感を永続的に深く味わわせるのに有効、...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    結構難しい本。これを読む中高生はすごい。
    いじめはあるけど、いじめはない。
    本当に何でもそうなんだ。ちゃんと見ないと、
    何にも見えない。
  • 街場の平成論
    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清...続きを読む
  • こわいもの知らずの病理学講義
    分かりやすくて楽しい本。
    お医者さんって細かいことが気になるタイプが多いのかな?言葉1つ1つに「これって?」と引っかかるので広辞苑を引くそうな。医学のロジックはとても単純。覚えると受診の時に役立つ。
    物事を統計的に考える能力は生きていく上で非常に重要。

    アデノシン三リン酸→細胞が生きていくためのエ...続きを読む
  • こわいもの知らずの病理学講義
    街場の病理学って感じでわかりやすい。医学部病理学講義始まる直前に流し読みでも十分学習効果あり。免疫、遺伝子はイラスト入れたらもっとわかりやすいかな。
  • 転換期を生きるきみたちへ
     中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
     内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃ...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし
    読んでいる途中だけど、読みやすくて面白い。引き込まれて寝落ちするまで読んじゃう。自分のゲノム情報って今は10万円で調べられるんだって。全遺伝子情報
  • (あまり)病気をしない暮らし
    前著「こわいもの知らずの病理学講義」もおもしろかったが、これはさらにわかりやすく、楽しんで読めた。「病気ってなに?」と題したまえがきに始まり、うんうん、なるほどねという話題が次々出てくる。第1章の、腸内フローラとハイパーベンチレーションの話だけで、すでに元を取った気になった。その後も、興味深い話ばか...続きを読む
  • こわいもの知らずの病理学講義
    決してわかりやすくはない(特に前半)。基礎知識のない自分にとっては、かなりの言葉が初めてで、苦行に近い。
    後半は、がんについての解説なので、具体的な話が多く、分かった気になった。
    もう少し、周辺の知識を蓄えて再トライしたら、面白いかもしれない。
  • こわいもの知らずの病理学講義
    前半を基礎とした後半のがんについての解説からは著者の熱意が伝わってくる。

    がんの発生要素とそれぞれに着目した治療方法は分子生物学が存在する現在ならではのものだが、体内で進化し続けるというがん細胞の性質を考えれば、万能の治療法がないというのも残念ながら事実だろう。
  • (あまり)病気をしない暮らし
    下の味覚地図は今は否定されている。
    色で味覚を分けている。色がわからなければかき氷の味はわからない。
    苦味は毒や腐ったものを避けるため。閾値は他の味覚に比べてはるかに低い。
    ビタミンK=血液凝固因子を作るために必要。
    DNAはA,C,G,Tの並び方による情報。次世代シークエンサーで安価に解析できるよ...続きを読む
  • (あまり)病気をしない暮らし
    <目次>
    長いまえがき  病気って何?
    第1章     生きるということ
    第2章     ダイエット「入門」の達人
    第3章     遺伝+環境=わたし
    第4章     酒は呑んでも呑まれるな
    第5章    (できるだけ)がんにならない暮らし
    第6章     病原体との闘い
    第7章     番外編

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  • (あまり)病気をしない暮らし
    読書メモ

    病気をしない暮らし 仲野徹

    ずっと読んでみたかった内田樹の界隈(?)の病理学者の本。
    生きるとは、ダイエットやがん、お酒との付き合い方などキャッチ―な話題を専門的に解きほぐしていく内容で、ド文系の自分も読んでいて面白かった。

    味覚には酸味や甘味と同一カテゴリーにうま味というものがあり...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    このレベルの本が一番わかりやすい。厭世的な世の中で、誰も意思決定をしない状態が続いている。日本を正常な形に戻すべきだね。その方法論は今国会で審議されている改憲論ではないことだけはわかってる。頑張れるかな、戦争も安保も知らない世代が。問われてるね。この世代の役割が。
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく
    遺伝子の配列が生物個体の一生を単純に決定する訳ではなく、環境因子の変動を受けDNAのメチル化やヒストンのアセチル化等により遺伝子発現制御に影響する事を簡潔な事例を交え丁寧に説かれており大変勉強になった。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    中高生ではないが読んだ。
    白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
    この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    今後の参考に。

    「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」

    という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    副題「中高生に伝えておきたいたいせつなこと」とあるように、中高生へのメッセージとして書かれた本。
    難しい内容でも平易な文章で書かれていて、著者が読者に伝えようという真摯な姿勢を感じた。
    高校生ごろに出会うととてもいい本のように思う。
    未来の日本を憂いて、どうにかしたいと真面目に思っている大人もいるん...続きを読む