仲野徹のレビュー一覧

  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    2014/6/28 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2014/9/3〜9/6

    近い分野で仕事をしている割には不勉強であまり良く知らなかった「エピジェネティックス」という分野。代表的な研究者である仲野先生がわかりやすく解説してくれている。面白いけど、実際に研究するには大変な分野だろうなぁ。
    仲野先生の科学に対する考え方も随所に散りばめられていて、それを読むだけでも価値がある。

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    2014年09月06日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    ネタバレ

    最近取り上げられることの多いエピジェネティクスという学問分野について紹介した本です。
    新書はこうあるべき、と自分が思っているものに合致した内容だったので、読後の満足感がありました。
    (なんか自己啓発本が新書を侵食している感じがして個人的になんだかなあと・・)
    脚光を浴びているイマココ分野への冷静な目、
    けれどわくわくさせてくれる確かな情熱、
    そして(あとがきでも狙ったと書いていたが)少し背伸びをすれば読めるレベルの内容、
    とてもバランスの取れた良著だと思います。
    ☆関連本として『世界は分けてもわからない(福岡 伸一)』をおススメします。

    以下、内容紹介。

    私を構成する細胞は、爪先だろうと心臓だろうと同じ設計書から作られている。
    ならば何故、爪先と心臓はこれほど異なるのだろうか。
    答えは「設計書の異なる部分を読んで作られているから」だ。
    遺伝子という設計書のどこを読みどこを読まないかは、
    文章に付箋をつけたり(読む・読まないの制御/ヒストン修飾)、
    字を伏せ字にする(物理的に読めないようにする制御/DNAのアセチル化)作業に例えられる。
    本書の表題「エピジェネティクス」は、この遺伝子発現の制御を扱う学問分野である。

    植物の春化現象・ある種の疾患・働き蜂と女王蜂の食餌による分化など、
    エピジェネティクスが関係する現象・守備範囲は広い。
    加えて、この分野の肝は「変化し得る」ことではないかと思う。
    すなわち、調べて制御できるようになれば生命をコントロールできるようになるのではないか、ということだ。
    しかし本書はこの過度な期待についての警告も鳴らしている。
    エピジェネティクスは生命科学において大きな柱になるかもしれないし、
    逆にあまり重要ではないという結論に至るかもしれない。
    まだ分かっていない部分が大量にある、面白い分野なのである。

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    2014年11月07日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    エピジェネティックな特性とは、DNAの塩基配列の変化を伴わずに、染色体における変化によって生じる安定的に受け継がれうる表現型である、とのこと。
    遺伝情報ではないが、胎児時に栄養が貧しいと、将来冠動脈疾患で短命になりやすいとか(仮説の段階であるが)いろいろあるらしい。
    この原理らしきものを、DNA、ヒストン修飾、メチル化などの用語を駆使して説明しているが、内容はとても複雑だ。これでも精一杯やさしくという誠意で貫かれているということは感じる。

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    2018年10月14日
  • なかのとおるの生命科学者の伝記を読む

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    Honz被害者の会から加害者の仲間入りしたなかの先生の専門は「いろんな細胞はどうやってできてくるのだろうか」学
    18人の生命科学者の伝記レビューは絶版の本ほど読みたくさせる、迷惑なこった。同時代の人達なので話はいろんな所で交差している。

    日本一好かれている科学者と言える野口英世、梅毒菌の発見は「断固とした決意と粘りと鋭い視力」が武器で、スピロヘータの研究では光学顕微鏡では見えないはずの構造を見つけている。

    ヒトゲノム解読のクレイグ・ベンダー
    「わたしが金を求めるのは、ただ好きなように研究したいから」

    ビタミンC発見のセント=ジョルジ
    「発見というのは、誰もがみてきたことを観察することと、誰もが思いつかなかったことを考えることによって成立する。」

    昨年末亡くなったリタ・レーヴィ=モンタルチーニ
    科学の研究において成功するためには、知性の高さや、完璧かつ正確に仕事を遂行する能力だけが必須なものでなく、より大事なものがあると言う。一つには、研究に没頭する能力。そして、もう一つには、立ちはだかる障害を過小評価する能力を挙げている。

    ファージ・グループ総帥 マックス・デルブリュック
    「一番大切な科学活動は問いを発することだ」口癖は「僕はそんなことは一つも信じないね」この問いが多くの科学者を育てた。

    この本の陰のヒーローはあまりにも有名なため紹介されていない「二重らせん」のジェームズ・ワトソン。DNA二重らせんの模型はロザリンド・フランクリンの撮ったX線写真を盗み見て確信したというのはセレンディピティの範囲を超えている。あまりにもご立派な伝記よりスキャンダルの一つや二つ入ってる方がおもろいやんかと言うのはなかの先生と一致するところだ。

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    2013年02月26日
  • 生命科学者、定年後に畑にハマる 実践・知的菜産の技術

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    仲野徹のファンで、家庭菜園をやっているので読んでみた。家庭菜園やってたら、ふむふむとか、ここは自分と違うなあとか色々と面白く読めるが、そうでない人にはイマイチだろうと思う。
    わたし的には、生命科学者はこんなところに興味を持つのかと自分のやり方と比較しながら楽しく読ませてもらいました。

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    2026年08月30日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    医学に関する知識ゼロで読みました。ところどころ出てくる雑談が面白かったのですが、病気についてのメカニズムなどは難しく感じました。
    しかしこの本をきっかけに、病気や健康についての知識を増やしたくなりました。

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    2026年08月23日
  • 生命科学者、定年後に畑にハマる 実践・知的菜産の技術

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    生命科学者と畑という組み合わせから、科学的に分析しながら野菜を育てるのかな〜と思って読み始めたら予想を裏切られました>_<
    定年後に畑を初めて2年のおっちゃんが、試行錯誤しながら野菜づくりに取り組むエッセイのような雰囲気。科学者なので知的好奇心は旺盛で、野菜の由来や性質は調べるのですが、育てて上手くいかないと案外あっさり諦める…!!でも、新しいことに楽しく取り組んでいるのが伝わってきて、読んでいるこちらも楽しく読める本です。

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    2026年08月08日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    最近よく聴くポッドキャストで紹介されていた本。こんどお会いすることになっている学者センセイの頭の中の深いところを探るのに役立つかと思って読んだ。

    やはり興味深く読んだのは、このところどっぷり浸かっている鳥類関係のはなし。川上先生は軽妙な語り口で、キャッチーな論文を紹介してくれた。恐竜学者の小林先生の項では、鳥類の祖先が恐竜だったことが学会の主流になったのは
    1998年の論文発表からだった、と知った。1985年生まれの私は、子どもの頃から始祖鳥の存在は知っていたが、それが鳥と恐竜とを繋ぐ存在だという認識は薄く、あくまで鳥の祖先だ、という理解だったのだが、それが当時はふつうの解釈だったようだと再認識。

    恐竜、土、岩石、老化…。知っていたことよりも知らなかったことが多かったし、自分が生きている間に分かったことも多いな、いうのが率直な感想。世界はまだまだわからないことで溢れていて、それを知ろうとする面白い人がたくさんいる、ということが伝わる本。

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    2026年03月06日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    世の中で、博士と呼ばれてる人たちが心揺さぶられた論文を紹介してくれる。文章的には、その博士の個性が出てきますが、心引かれました。
    理系の博士ばかりなのが、ちょっと残念。論文の意味するところは、わかったような、わかっていないような(笑)
    それでも、博士たちの思いが人それぞで、面白かった。

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    2026年03月05日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    AIに聞いたところ、オタクとは、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルなど特定の趣味分野に強烈なこだわりを持ち、時間や金銭を極端に費やして深い知識や情熱を持つ人を指すらしい。趣味、ではないが特定の分野に強烈なこだわりを持つ面では研究者もオタク気質なのだろう。オタク達が自分の推しを語る際の勢いは凄まじい。5W1Hを駆使して推しの尊さを押し出してくる。多分、相手に伝えたいのではない、語りながら自分の中で推しの尊さを整理している。この本に登場する研究者達もそんなオタク達だ。自分の愛する分野での推し論文をピックし、尊さを語っている。研究分野も、文章から覗く著者の性格も、どれも多様だけど、愛する論文のために筆を走らせる事が苦ではない様子は共通している、というかみんな紙面が足りなさそうだった。

    自分の愛する分野を見つけ、その分野への愛を深める事によって生活できるとは、なんとも幸せな仕事なんだろうなぁと感じました。

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    2026年02月22日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まだコロナ騒動が始まって6年弱しか経ってないけど、もう今AIの普及も含めて新たな日常があり、かなり昔のことのように感じられた。

    AIとか物価高とか終身雇用の終わりが進んでいることとかけっこう変化を感じることがある一方で、既得権とか同調圧力とかあんまり当時と変わってないなと思った。

    社会のことについてもそうだけど、自分の人生においてもあっという間に6年弱が過ぎている実感。一日一日を大事に生きないとな、と思った。

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    2026年01月09日
  • 撤退論

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    衰退する日本をいかに撤退させるかについて、多様な論者たちが論じる一冊。
    サンクコスト、責任追及、同調圧力・・・撤退判断を妨げる要因はいくらでもあるが、どこで撤退の決断に踏み切るのか。
    最後の論者である平川氏の「撤退とは、行くか戻るかの二者択一ではなく、パラダイムシフトなのだ」というメッセージが一番ささった。

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    2025年02月10日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

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    2025年01月11日
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上

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     プロローグから、著者に関わるかなりショッキングな事情が語られる。著者の伯父2人と従兄が精神疾患の病にかかっていて、祖母はその一生を通して彼らを守り続け、父は身近に彼らの姿を見て苦しんできた。そのため、遺伝、病気、正常、家族、アイデンティティといったテーマが、著者の家族の会話の中に繰り返されていたという。そのような個人的事情をも抱えた著者が、「遺伝子」の誕生と、成長、そして未来について、物語ったのが本書である。

     上巻の第一部から第二部では、メンデルのエンドウ実験による遺伝法則の発見とダーウィン進化論との交差、ゴールトンによる優生学の提唱、アメリカにおける断種手術、そしてナチスによる民族浄化へ。これらの歴史的流れについては他の本でも読んだことがあり、比較的知っていることが多かった。
     ナチスのユダヤ人等の大量殺戮について現在その措置が肯定されることはないだろうが、劣等な人間に子孫を残させないようにすることは良いことだという優生学の考え方自体については、結構な数の当時の著名人が賛同していた訳で、下巻になるが、新優生学のことを考えると、今は違うと必ずしも言えないことが恐ろしい。

     また第二部では、これまた有名な話である、ワトソンとクリックによるDNA二重らせん構造の解明、遺伝子の調節、複製、組み換えの機能等の解明について語られる。

     第三部では、遺伝子クローニングによって、”人間”に大きな影響を与える可能性が出てきたことが説明される。

     ある発見がきっかけとなって、次から次へと新しい発見がなされ、未知の領域が解明されていくところはとてもスリリングだし、また病気の治療にも役立つようになってくると、莫大な金銭の問題が絡むことになるなど、綺麗事では済まない生々しいことも率直に語られている。

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    2024年09月06日
  • なかのとおるの生命科学者の伝記を読む

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    科学者の伝記はこれまで読んだ記憶が全然ないが、広く浅く見てみると、意外にも人や実験テーマとの出会いが運命的、偶然的なことが多いんだなと思った。もちろんやっていく中でそれが正しいかどうかは本人はその場では分からないので結果論だと思うが。
    科学の世界では、自分の功績や発見が他の科学者や世間からどのように評価されるかはまちまちなんだなと強く思った。死後に功績が認められることもあると思うと、人生の中で名声を求めるのは虚しいことだなと感じた。

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    2024年05月06日
  • 残された時間――脳外科医マーシュ、がんと生きる

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    前著『医師が死を語るとき』では、脳外科医としての日々の医療や、友人医師を助けるためのネパールでの奮闘やウクライナにおける活動といった、医師としての著者がどのようなことを感じ、考え、治療に当たってきたかが第一の読みどころであったが、気に入って購入したオックスフォード運河沿いのコテージのリフォーム作業に勤しむ愉しさを語るマーシュ先生の姿も微笑ましかった。

     そんなマーシュ先生が前立腺がんの診断を受けてしまう。医師として多くの患者に対してきたマーシュ先生であったが、今回は自らが治療を受ける老いた患者の立場になった。”死”を身近に感じるようになってからの死への恐怖が率直に語られるほか、死について著者が考えた様々な考察が示されるほか、患者の立場から見た検査や治療、医師の患者に対する対し方などについての感想が折々に示される。
     自分も人生の折り返しを過ぎ、”死”について考えることも多くなってきたので、いろいろと感じることもあった。

     もっとも本書では、こうした死と医療に関する話に止まらず、量子力学、神経伝達物質、睡眠と夢、進化人類学、宇宙論など、著者の知的関心の幅広さを示す学問分野の最新動向について語られるほか、合間には孫たちのために大工仕事に精を出す姿が描かれる。

     あとがきでは、治療の結果、数値が良い状況になってきていることが報告されるが、そんなとき、ウクライナ侵攻が始まった。ウクライナの医療支援に長らく従事してきた著者にとっては大変なショックだったと思われる。「私たちは楽観的であり続ける義務がある。それをせず諦めてしまったら、悪が確実に勝利を収めるから。私は必ず戻る。」この言葉は重い。

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    2024年04月23日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    病気の成り立ちを、細胞、血液、分子生物学、そしてがんと分かりやすく解説してくれたもの。
    著者は極力普通のオッチャン、オバハンが理解できるように書いてくれたらしいが、専門用語の理解はかなり難しく読み進めるのには骨が折れた。語り口は申し分なく平易ではあったが。

    もとより病気の種類は山のようにあるので、全部について触れるわけにはいかないので、今や二人に一人はなるがんについての解説におよそ2章を割いている。

    要は、老化と共にがん化する細胞が出てくるのは避けられないし、がんの形態も様々なので薬が効くやつ効かないやつ等、ある意味運次第ということらしい。

    がん治療も進歩しているが、がん細胞もその進化を止めないので、その戦いは中々先が見えない。

    個人的には持病も色々あるし、歳も歳なのでがんは怖いが、敵を知ることはその戦いの一歩になるので、本書に出会えたの良かった。ブックガイドの側面もあるのでお得です。

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    2023年12月24日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    専門用語が覚えられないので、難しかった。
    なんとなくはわかった。
    文章は面白い。
    長生きしたら癌になるのは仕方ないようだ。

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    2023年12月14日
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 下

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    遺伝子上では、人類が遺伝子と出会うまでの過程が面白かった。本著「下」では、遺伝子と病気を主なテーマとして書かれており、「上」に比べて個人的には読み劣りしてしまった。

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    2023年10月11日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。

    内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しました。内田さんのセレクトだけあってみんなけっこう尖っていて(偏っていて)どれも読み応えのある内容でした。中学生向きということで平易な文章で一編が短いのも読みやすくていいと思います。そしてみんな分野が違うので、コロナ期というものを違う角度から見ているのも面白い。また、分野が違っても結局、多くの著者が今世紀に入ってからの日本の教育が間違っていると言及しているところが内田さんセレクトらしくていいし、実際にその通りだと感じます。
    近代に入ってから特徴的なのは膨大な富を得た後に残る負債を残らず次世代に押し付けるところ。これを明確にあぶり出したのがコロナで、コロナがあってもなくても次世代の若者たちは老人たちのケツを拭きながら生きる羽目になります。そのことに若者たちと、おそらく現役世代に含まれる私たちがどう向き合って生きなければならないのか、時代のまさに転換点に生きているということを感じさせる本でした。
    特にキューバを例とした無料医療に言及した三砂ちづるさんの章が勉強になりました。ということでゲバラの若き日の旅路を描いた「モーターサイクルダイアリーズ」も併せてお楽しみください。この映画はすごくよかった。本も出てる。
    あ、あとバランスを取るために武田邦彦の「君が地球を守る必要はありません」もどうぞ。

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    2023年08月11日