仲野徹のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
序論 いろいろな病気~まずは病気のガイロンから
第1章 病気ってなんだろう
第2章 病気を種類で分けてみよう
第3章 いろいろな病気について学んでみよう
本論 感染症のずべてがわかる~ウイルス・細菌・免疫の仕組み
第1章 ウイルス~極小の病原体
第2章 免疫~外敵からからだを守る
第3章 細菌~生きる大敵
<内容>
河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズの1冊。わかりやすい説明で定評の、仲野先生の本。今はやりのコロナ19のみでなく、細菌やウイルス全般に、またそれに対抗する「免疫」の話もちゃんと載る。病気の世界を理解できます。 -
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中高生にとって必読の書であるのはもちろん、私たち大人も読んでおくべき1冊。
以下、印象に残ったフレーズを。
「この世に『最低の学校』というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそういうものになるでしょう)。でも、そういう学校からは『よきもの』は何も生まれません。これは断言できます。」(p10:内田樹)
「疑うというのは『排除する』とか『無視する』ということとは違います。『頭から信じる』でもなく、『頭から信じない』でもなく、信憑性をとりあえず『かっこに入れて』、ひとつひとつの言葉を吟味するということです。そうすればおそらくみなさんは『なんとなく、身にしみ入る言葉』と『なんとなく、違和感がする言葉』を識別できるはずです。それくらいの判断力は生物である限りは備わっています。」(p14:内田樹)
「『わかった』というのはあまりいいことじゃないんです。人間同士では、『わかると、コミュニケーションが終わる』ということになっている。」(p38:内田樹)
「物理を専門にしておられて、科学についてすばらしい本を何冊も書いておられる山本義隆さんは、何のために勉強するのですかと尋ねられて『自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです』と答えられました。これは、勉強だけでなく、科学という言葉にも、ぴったりとあてはまります。」(P184:仲野徹) -
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印象に残った言葉。「知らないことを学ぶときに大事なことが二つあります。ひとつは、大きな流れ - ものごとの原理とか大枠といってもいいかもしれません - をきちんととらえること。・・・細かいことは、後から必要に応じて、原理の幹とでもいったものに枝や葉としてくっつけて覚えていけばよいのです。・・・もう一つは、言葉の意味をきちんと理解しておくことです。・・・幹となる事柄や大事な用語はそれほど多くありませんので、きちんと理解して覚えてくださいね」。この言葉そのものを、病理学にあてはめるとどうなるかを示してくれた本。細胞の6割が赤血球というのはちょっとびっくりだった。
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分かりやすくて楽しい本。
お医者さんって細かいことが気になるタイプが多いのかな?言葉1つ1つに「これって?」と引っかかるので広辞苑を引くそうな。医学のロジックはとても単純。覚えると受診の時に役立つ。
物事を統計的に考える能力は生きていく上で非常に重要。
アデノシン三リン酸→細胞が生きていくためのエネルギー
テロメア、テロメア短縮→老化
テロメラーゼ
テトラヒメナという生物で実験
みんなが信じてる医学の「常識」と言うのは必ずしも正しいとは限りません。医学に限ったことではありませんが、先入観なしに物事を見つめると言うのはものすごく大事なことなのです。
日本の妊産婦死亡数は年間40人程度。分娩数は100万人。これ以上下げるのは不可能。
梗塞は主として虚血による酸素不足によって壊死になるという状態。虚血に耐えられる時間は神経細胞は3〜4分、心筋細胞は20〜30分。
アナフィラキシーが1913年に発見されていたとは…
p53はゲノムの守護神、傷ついた細胞をアポトーシス(自殺)に導く。
C型肝炎は95%治癒する病気。だが治療薬は一錠5万5千円。1日1錠12週間服用で治るが総計400万円強かかる。保険負担額は月1〜2万円。日本全体で2兆円かかる計算。
胃がんの原因はヘリコバクターピロリ菌。原因のあるがんばかりではない。
人生に運があるのと同じでどの様な病気にかかりどのような死に方をするか運に左右される。運を味方にするには正しい知識を持って自分の頭で判断する事が重要。がんは多様で時間をかけて進化するもの。どの細胞からでき、どんな変異を起こしたのか知る事が大切。
がんを撲滅する事は不可能。 -
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中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃん」という内容で、記憶に残った。
内田樹の編集方針も悪くない。学校の先生方も通勤電車で、一つずつお読みになればいいのではないでしょうか。ここで、さまざまに指摘されている社会の変化の中で、教育が、それはあかんやろ、という方向を支えていることに、ギョッとなさるかもしれない。