仲野徹のレビュー一覧

  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生にとって必読の書であるのはもちろん、私たち大人も読んでおくべき1冊。
    以下、印象に残ったフレーズを。

    「この世に『最低の学校』というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそういうものになるでしょう)。でも、そういう学校からは『よきもの』は何も生まれません。これは断言できます。」(p10:内田樹)

    「疑うというのは『排除する』とか『無視する』ということとは違います。『頭から信じる』でもなく、『頭から信じない』でもなく、信憑性をとりあえず『かっこに入れて』、ひとつひとつ

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    2020年05月14日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    時節柄、新型コロナウイルスのPCR検査に関して、感染しているが陰性結果が出る人についての危険性が指摘されている.p321-323に検査の感度と特異性について的確な説明がされており、医学に携わる人にとっては常識なんだろう.闇雲に検査を、検査をの声が出ているが、このような説明が一般の人には理解できないのだろうか.3章、4章のがんの説明はテクニカルタームが頻出の割に理解しやすい記述だった.随所に脱線の記載があり、楽しみながら読めたのが良い.数々の医学者の実績を引用しているのも良かった.最後に出てくる分子標的薬、期待が持てそうです.

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    2020年05月06日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    印象に残った言葉。「知らないことを学ぶときに大事なことが二つあります。ひとつは、大きな流れ - ものごとの原理とか大枠といってもいいかもしれません - をきちんととらえること。・・・細かいことは、後から必要に応じて、原理の幹とでもいったものに枝や葉としてくっつけて覚えていけばよいのです。・・・もう一つは、言葉の意味をきちんと理解しておくことです。・・・幹となる事柄や大事な用語はそれほど多くありませんので、きちんと理解して覚えてくださいね」。この言葉そのものを、病理学にあてはめるとどうなるかを示してくれた本。細胞の6割が赤血球というのはちょっとびっくりだった。

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    2020年03月22日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    簡単な言葉で説明できない、だけど、わかると非常に面白い生命現象。難しい内容から逃げずに、正面きって解説してくれる。「研究内容を正しく一般の人に広く伝える」著者の姿勢に恐れ入る。
    恥ずかしながら、私が数十年前に習った遺伝子関連の知識では、その後の最先端の学術情報には次第についていけなくなっていた。大きな声で言えないけど、そうか、こういうことだったのかと理解したたところが少なくない。

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    2020年03月20日
  • からだと病気のしくみ講義

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    健康の本、医学の本はたくさんある。
    仲野先生は大阪の人、この本の文章はまさに大阪弁で、やんわりと書かれている。
    NHK出版の”学びのきほん”シリーズにあった手軽さで、体のことを知ることができ、
    自分が気になったなぁと思う部分を他の本で深めていこうと思えるきっかけ本になるはずだ。
    私は血が苦手なので(笑)、呼吸器や消化器が気になるかな。

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    2020年02月29日
  • からだと病気のしくみ講義

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    平易に血液系、消化器系、呼吸器系、循環器系のはたらきと、相互の関係を解き明かすもの。怪しげな情報に惑わされず、医学リテラシーを向上させようとするメッセージを受け取りました。

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    2020年01月04日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした病理学講義。雑談を交えながら、病気のしくみを笑いとともに解説する。

    面白いんだけど,眠くなってなかなか読み進みませんでしたが,読み終えてやっぱり面白かった(笑)。

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    2019年12月30日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    平易な言葉で患者さんに説明できるように使うために研修医の先生に読んでもらうのも良いかもしんない。そろそろ外来研修はじまるし。

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    2019年11月04日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    タイトルに反し病気にならない方法なんかはあまり教えてもらえずむしろこの方法は意味がないとかこの病気はこの程度しか防げないとか
    そんなところがとても良い

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    2019年09月21日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    生まれてからずっと同じからだで生きていても、自分のからだの出すシグナルがどのような仕組みなのか、知らずに過ごしてきていることのなんと多いことか。特に中毒や依存症についての考え方は勉強になった。

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    2019年08月16日
  • 街場の平成論

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    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆


    内田樹を編者として、稀代の論客が「平成」をテーマに持論を展開する。共感できるところもあれば、できないところもある。

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    2019年08月11日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    30:病理医ヤンデル先生のヨンデル選書フェアにて購入。「病気」の基本的なことから、総論として広く楽しく学べる本。生物の授業でやったけど、というようなことも改めて説明されて腑に落ちたり、特にがん、分子標的薬について解説があるのが良かった。
    進歩目覚ましい分野だから、定期的に改訂を……というのは難しいかな。基礎の一冊として手元に置いておきたい。

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    2019年08月08日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    ネタバレ

    まじめに、わかりやすく、気になるであろうと思ったことを書いてくれたのだな。読みにくいわけではないし、ただ、医者の側からは患者がどういう風に見えてるのかがわかってよかった。ダイエットの話とか、笑っちゃうくらいよくわかる。人が耐えられる程度の不快な思いをすることも幸福感を永続的に深く味わわせるのに有効、は卓見。

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    2019年08月06日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    結構難しい本。これを読む中高生はすごい。
    いじめはあるけど、いじめはない。
    本当に何でもそうなんだ。ちゃんと見ないと、
    何にも見えない。

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    2019年07月19日
  • 街場の平成論

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    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清一さんが引用されている橋本治さんの、失われたものを数えるのではなく、失われてれていないもの、残されているものの数を数える、というところだろうか。同じことを別の本で内田先生がおっしゃっていたのも思い出す。
    私と日本と世界と…

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    2019年06月29日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    分かりやすくて楽しい本。
    お医者さんって細かいことが気になるタイプが多いのかな?言葉1つ1つに「これって?」と引っかかるので広辞苑を引くそうな。医学のロジックはとても単純。覚えると受診の時に役立つ。
    物事を統計的に考える能力は生きていく上で非常に重要。

    アデノシン三リン酸→細胞が生きていくためのエネルギー
    テロメア、テロメア短縮→老化
    テロメラーゼ
    テトラヒメナという生物で実験

    みんなが信じてる医学の「常識」と言うのは必ずしも正しいとは限りません。医学に限ったことではありませんが、先入観なしに物事を見つめると言うのはものすごく大事なことなのです。

    日本の妊産婦死亡数は年間40人程度。分娩

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    2019年06月16日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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     中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
     内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃん」という内容で、記憶に残った。
     内田樹の編集方針も悪くない。学校の先生方も通勤電車で、一つずつお読みになればいいのではないでしょうか。ここで、さまざまに指摘されている社会の変化の中で、教育が、それはあかんやろ、という方向を支えていることに、ギョッとなさるかもしれない。

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    2019年04月22日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    読んでいる途中だけど、読みやすくて面白い。引き込まれて寝落ちするまで読んじゃう。自分のゲノム情報って今は10万円で調べられるんだって。全遺伝子情報

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    2019年04月19日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    前著「こわいもの知らずの病理学講義」もおもしろかったが、これはさらにわかりやすく、楽しんで読めた。「病気ってなに?」と題したまえがきに始まり、うんうん、なるほどねという話題が次々出てくる。第1章の、腸内フローラとハイパーベンチレーションの話だけで、すでに元を取った気になった。その後も、興味深い話ばかり。誰でもできるダイエット法、自分のゲノムを知るということ、アルコール中毒とは?、ガンは予防できるのか、風邪とはなにか、などなど。

    健康や医療についての情報はあふれかえっているけれど、どうも肝心なところがわからなかったり、不安感だけが募ったりすることが多い。その点本書は、まあ人間いずれ死ぬんだし、

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    2019年03月14日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    下の味覚地図は今は否定されている。
    色で味覚を分けている。色がわからなければかき氷の味はわからない。
    苦味は毒や腐ったものを避けるため。閾値は他の味覚に比べてはるかに低い。
    ビタミンK=血液凝固因子を作るために必要。
    DNAはA,C,G,Tの並び方による情報。次世代シークエンサーで安価に解析できるようになった。
    赤ちゃんは無菌。腸内フローラは生まれてからできる。産道にある菌が最初。帝王切開だとその菌はない。
    腸内フローラはかなり安定。すぐに調節はできない。

    息を止められないのは、炭酸ガスが増えるから。大きな深呼吸を素早く繰り返す(ハイパーベンチレーション)とそれが無くなるので長く息を止めてい

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    2019年03月02日